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1985年の奇跡 の商品レビュー

3.7

76件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2011/05/18

なるほどね! 今まで数作読んだけど、ウーンだった気持ちが一気に解決。 五十嵐さんのベストを読ませていただきましたわ。 現実的な話をしちゃうと、まともなグランドもない、今までまじめに練習したこともない高校チームが甲子園常連校に勝つのは・・・ そこらへんは、小説だからね!深く突き詰め...

なるほどね! 今まで数作読んだけど、ウーンだった気持ちが一気に解決。 五十嵐さんのベストを読ませていただきましたわ。 現実的な話をしちゃうと、まともなグランドもない、今までまじめに練習したこともない高校チームが甲子園常連校に勝つのは・・・ そこらへんは、小説だからね!深く突き詰めないでさっ♪ そうそう、思えば本全体から↑みたいな雰囲気が漂ってたってのも、すばらし作品要素の一つ。 まず、テンポがいい。 話がサクサク進むし、かといって説明不足じゃない。 キャラも主要キャラとサブキャラ、きちんと分かれてて、無駄な説明や表現足らずがない。 というか、みんな可愛すぎ。高校男児、しかもなんだかんだで部活に精出しちゃうあたり、最高です☆ ちょっぴーりツイストが織り込んである辺りも、単なる青春小説にプラスアルファ加わってるし、かといってホモのピッチャーにみんなが嫌悪感を示すあたり、現実的だし。 最後の最後、試合結果と、その後のチームメートの進展が書かれてるあたり賛否両論だと思うけど、自分は「想像にお任せ」的な、ある意味投げやりなのは好きじゃないんで、この構成で満満足です。 めっちゃすっきりする一冊。誰にでも(野球やってた人以外なら)お勧めできる一冊。

Posted byブクログ

2011/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1985年=阪神優勝にKKブーム、そしておニャン子クラブが世に出た年。 弱小野球部にスーパー転校生が現れ、あれよあれよという間に甲子園!? というふうに簡単にはいかない(笑) 導入部がちょっともっさりしてるかなーという感じでしたが、 転校生の沢渡くんが来たあたりからはテンポよく読めました。 ジェットコースターみたいな急展開でおもしろかったし、 最後はすがすがしい気持ちになれました☆ ところどころに当時のネタが実名で入っていて、 ほぼ同世代(ちょっと下)なのでクスッと笑ってしまったり。 いいスパイスになっていたと思います。

Posted byブクログ

2010/09/02

青春だけど熱血じゃない。 木更津キャッツよりはまともに練習してるかな?(笑) でも野球シーンの描写はあまりない・・・ 全体的にあっさり感。気軽に読めるがそのまま通りすぎちゃう感じかな。 でもこういう作品はハシヤスメ的に読むのは良いと思う。

Posted byブクログ

2010/09/02

爽やかな青春ものです。 やっぱり高校生ものはたまに読みたくなりますね。 妙にリアルな部分があるのが素敵なところ。「〜年シリーズ」は結構お気に入りです。

Posted byブクログ

2010/08/29

ふわっとした野球小説で、ごくありふれたストーリー展開。同じ作者の「ロケットボーイ」が感動作だっただけに期待したけど、正直拍子抜けだった。  チームが挫折して明らかになる部分が、ちょっと納得しづらいというか、「それって、いいわけ?」と思ってしまう。そこから復活する過程も。  当...

ふわっとした野球小説で、ごくありふれたストーリー展開。同じ作者の「ロケットボーイ」が感動作だっただけに期待したけど、正直拍子抜けだった。  チームが挫折して明らかになる部分が、ちょっと納得しづらいというか、「それって、いいわけ?」と思ってしまう。そこから復活する過程も。  当時の風俗をうまく取り入れた語り口は魅力的だし、多彩な登場人物もとても楽しいだけに、ストーリー展開が納得できなかったのが残念。 2007/1/2

Posted byブクログ

2010/04/21

クスッと笑えてホロッとさせられる青春痛快小説。 85年当時の流行ものが度々出てきて、懐かしさを感じると共に 「性同一性障害」という言葉もなかった当時の、偏見と苦労の大きさに思いを馳せた。

Posted byブクログ

2009/12/21

おニャン子に夢中だったあの頃。僕らの弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた!『夕やけニャンニャン』を見ること以外何のヤル気もない僕らが、アイツのおかげでひょっとしたら甲子園に行けるかも!ってマジ!?―山あり谷あり、笑いあり涙ありでページをめくる手が止まらなくなる青春小説の傑作だ。 ...

おニャン子に夢中だったあの頃。僕らの弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた!『夕やけニャンニャン』を見ること以外何のヤル気もない僕らが、アイツのおかげでひょっとしたら甲子園に行けるかも!ってマジ!?―山あり谷あり、笑いあり涙ありでページをめくる手が止まらなくなる青春小説の傑作だ。 なんでしょう。 最終的にウォーターボーイズみたいな感覚♪ 青春!!! こんな時期と出来事はこのときしか出来ないなぁ・・・ なんてあったかい気持ちになりますね☆

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2009/10/29

青春野球小説。 僕も小・中では野球をやっていたので、とても親近感が湧いた。 舞台が吉祥寺、小金井公園と近いせいもあるかも。

Posted byブクログ

2018/10/14

チープな筋立てなのだが、語りがとても面白くて引き込まれる。高校生であったときがたまらなく懐かしく思えてしまう秀作。この作家は注目。

Posted byブクログ

2009/10/07

この間この方の交渉人を読んで面白かったので。古本屋で発見して買ってみました。いやあ、面白かったです。 一言で言うと落ちこぼれ野球部が頑張って甲子園を目指す、みたいな話なのですがその一文で思い描くようなステレオタイプにはまらないお話でした。とにかく落ちこぼれ具合とダラケっぷりが...

この間この方の交渉人を読んで面白かったので。古本屋で発見して買ってみました。いやあ、面白かったです。 一言で言うと落ちこぼれ野球部が頑張って甲子園を目指す、みたいな話なのですがその一文で思い描くようなステレオタイプにはまらないお話でした。とにかく落ちこぼれ具合とダラケっぷりが半端ではございません。そんな野球部員ががんばるのはやっぱり女の子のためが一番で…(笑) 作中に夕焼けにゃんにゃんとかおニャンコとか当時のはやり歌が描かれていて懐かしいな〜と思いながら読みました。私は夕にゃんが始まった頃は…小学生だったかなあ… あの頃のおにゃんこクラブの飛ぶ鳥を落とす勢いはすごかったよなあ…とか懐かしく思いました。

Posted byブクログ