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東京湾景 の商品レビュー

3.4

118件のお客様レビュー

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品川埠頭の倉庫街で働…

品川埠頭の倉庫街で働く青年が、携帯サイトで出会ったお台場のOLに恋する話です。会話のノリやテンポはリアルで楽しめましたが、それだけでした。

文庫OFF

2022/10/01

図書館で借りて読んだ。 面白いには違いないのだが、バブル時の連ドラを思わせるストーリーに白けてしまう。三ツ星をつけたが、実際は2.5。

Posted byブクログ

2022/04/06

東京湾に面した品川の倉庫ではたらく主人公。 出会い系サイトで出会った女性と会いお茶をするがそれきりとなる。 新しく彼女もできたが、ふと例の女性を思い出しメールをすると会うことになり、彼女と別れることになる。 新しく関係を築き始めた2人だが、それぞれの気持ちがすれ違っていく。 た...

東京湾に面した品川の倉庫ではたらく主人公。 出会い系サイトで出会った女性と会いお茶をするがそれきりとなる。 新しく彼女もできたが、ふと例の女性を思い出しメールをすると会うことになり、彼女と別れることになる。 新しく関係を築き始めた2人だが、それぞれの気持ちがすれ違っていく。 たいして面白いと思わないのになぜか一気読みした。 読んだ後に思ったのは、この作家さんの代表作である「悪人」に似てるということ。 どちらの話も出会い系サイトで知り合い、お互いにのめり込み、破滅的な面を持ち合わせ、ハッピーエンドではないが希望もなくはない終わり方。

Posted byブクログ

2020/10/04

マッチングアプリが今ほど婚活感の様相を呈していない時代にネットで出会った男女の恋物語。他人を好きになるには、まずは自身を受け入れ、見返りを求めない姿勢が肝要であることを覚えた。

Posted byブクログ

2020/06/21

感情移入はできなかったけど、出てくる言葉には共感したって感じで、読後感はあっさりだけどモヤモヤって感じ。 失恋直後だったら最後に出てくる信じる信じないとかそれによって愛し愛されるとかグッとくるかも。

Posted byブクログ

2020/06/20

誰にも過去があり今がある。今作の2人もそれを抱えながら、互いに言えない思いを抱えながら生きていて、ラスト数行に2人の未来が見えた気がする。

Posted byブクログ

2020/04/05

倉庫の作業員の亮介とお台場にある大手石油会社の広報で働くOL美緒とのラブストーリー.まるで昭和のトレンディドラマのようなお話.

Posted byブクログ

2022/12/31

2022.12.31 寒さも本格化する12月、急にこの本を読み返したくなって、再読。 当時は無理やり用事を作って出掛けていた、この小説舞台でもある品川ー台場に、今や週3ペースで通っているなんて。 ワタシ、この本相当好き。 同じ本を読み返すことなんてふだん全くと言えるほどないの...

2022.12.31 寒さも本格化する12月、急にこの本を読み返したくなって、再読。 当時は無理やり用事を作って出掛けていた、この小説舞台でもある品川ー台場に、今や週3ペースで通っているなんて。 ワタシ、この本相当好き。 同じ本を読み返すことなんてふだん全くと言えるほどないのに、これは読み返したすぎて、本屋で買い直した。 アーバンでロマンチックで、でも人間らしさも垣間見えて。ワタシの求めている恋愛物語です。 吉田修一さんと恋愛小説の相性って、本当によい。 2020.2 吉田修一さんの腕を見せつけられた気がします。 男女の恋愛を描いた小説で、ここまで考えさせるのはすごいです。 起承転結ハッピーエンドチャンチャン! みたいな恋愛小説じゃなくて、それ以上に深みを感じました。 亮介と涼子の男女をお台場と品川埠頭で比喩しうまく格差を描いているところ。 それの例えが上手だし、何より粋だなと思いました。 また、何だかんだロマンチックな亮介が、小説らしいですよね。先生への純愛が彼をロマンチックな男性へ成長させたのでしょうか。ステータスから勝手に野生的なんじゃないかとおもいきや、女心をわかってるし色気と最低限の清潔感のある健康的な男性なんだなと思いました。結局そういう人はモテますよね。女の心を動かすのはやはりそういう心理に働くところなんでしょうね。 あと恋愛は例え関係に終わりがあってもくだらないものじゃないなと思いました。亮介の先生にしろ、涼子の同級生にしろ、終わった恋も彼ら彼女らを成長させた、決して欠かせないものでした。だから恋愛は面白いし、人生に彩りを与える一番効率的かつ手軽で身近なものだと思います。そして、亮介と涼子をみると、そういう出会いは行動すれば誰にでも訪れるって物語ってるように感じました。出会い系サイトで出会うという近代的な方法で出会った彼らですが、これは始めるのは抵抗はあるもののできるかできないかでいえばだれでもできるものです。身近で誰にでもできる出会い方であったことから読み手にも人生を彩る、平凡な日々に何かを与える出会いや出来事はすぐ近くにあって、希望を感じさせるなと思いました。 でも心理的なところにつっこむとしたら、涼子が亮介を本能的に好きだと思った理由は、亮介の過去の火傷からそれほど愛した人の姿を見てそんな人間的なところに惹かれたというか、守ってあげたくなったとかそういうのもあるんじゃないのかなと思った。女は男の弱い部分に、弱い。 まあ、吉田修一さんはそういう心理をかくというより表現が巧みでそういうところに私は魅せられています。

Posted byブクログ

2019/10/21

品川埠頭で働く和田亮介が若者らしく女性遍歴をする話だが、最初は高校の先生.これはやや意外な展開だったが、次には涼子.SNSで出会うのも今の若者だが、涼子も偽名で対応しながら亮介に惹かれる.現代の若者の心理をうまく記述していると感じた.おじさんには理解できないロジックも多々あるが、...

品川埠頭で働く和田亮介が若者らしく女性遍歴をする話だが、最初は高校の先生.これはやや意外な展開だったが、次には涼子.SNSで出会うのも今の若者だが、涼子も偽名で対応しながら亮介に惹かれる.現代の若者の心理をうまく記述していると感じた.おじさんには理解できないロジックも多々あるが、どの時代でも若者は突出しているものだ と理解している.

Posted byブクログ

2020/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の息子で吉田修一おもしろいと強く惹かれ、 ぞくぞくと読んできたけど、やっぱりべつにすきじゃないな。 なんか出会い系サイトで知り合った人、なんとなくすきになるはなし。最後は東京湾を泳いで来れたら付き合えるらしい。 東京にすんで東京の街の描写が、ちゃんと眼に浮かぶたびにわたしもう東京人だなて思う。 それと同時に 東京てそんないい町じゃないしつまんないのに、 頭に浮かぶ東京はいつもきれいに加工されてるからわたしてやっぱり地方出身なんだなとも思う。 

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