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社会学入門 の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

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社会学の入門書だが、…

社会学の入門書だが、社会学の入門書に留まらない。交響体、集列体、連合体、共同体の分類は必見。エッセーを読むように読めてしまう学術書です。

文庫OFF

 取り敢えず、文章が…

 取り敢えず、文章が読みやすいようで読みづらかった。文章それ自体は分かりやすいのだけれども、です・ます調と、だ・である調が混在しているため、文章を読むリズムが狂ってしまう。 内容についていえば、私は社会学についてド素人なのだけれども、「社会学ってこういうのを探究する学問なの?」と...

 取り敢えず、文章が読みやすいようで読みづらかった。文章それ自体は分かりやすいのだけれども、です・ます調と、だ・である調が混在しているため、文章を読むリズムが狂ってしまう。 内容についていえば、私は社会学についてド素人なのだけれども、「社会学ってこういうのを探究する学問なの?」といささかがっかりしてしまった。 本当に社会学がこういう学問なのか、それとももっと奥深い問題意識が隠されているのかは必ずしも(今の私の段階では)分からないけれども、知的好奇心を呼び起こされる類の書物ではなかっ

文庫OFF

2024/08/13

出版と共に読み、更に何年か後に再読した。 合わせて「現代社会の存立構造」「人間解放の理論のために」も再読。 本書は、薄い新書だが、その奥深さに驚かされる。 社会学について語りながら、彼のマルクス理論を換骨奪胎した若き著作「現代社会の存立構造」という骨太の仕事にまったく触れていな...

出版と共に読み、更に何年か後に再読した。 合わせて「現代社会の存立構造」「人間解放の理論のために」も再読。 本書は、薄い新書だが、その奥深さに驚かされる。 社会学について語りながら、彼のマルクス理論を換骨奪胎した若き著作「現代社会の存立構造」という骨太の仕事にまったく触れていないことに、見田の転回(「気流のなる音」)を思う。 彼にとって、「存立構造」という仕事は、上に登るための梯子に過ぎなかったのだ。 登り終わったら、梯子は投げ捨てる。 そんな、彼の生き方を思わせる。 見田は、社会学という学問で、二つの課題に取り組んだ。 ひとつは、ニヒリズムの問題であり、もうひとつはエゴイズムの問題だ。 何と青春か、と言う勿れ。 人生の永遠の課題を、社会科学で解決しようとした者など、誰もいなかった。 「死とニヒリズムの問題系」を解決したのが、「時間の比較社会学」だ。 そして、 「愛とエゴイズムの問題系」に決着をつけたのが、「自我の起源」だ。 本書を読むと、この二つの主著に対する絶対の自信が感じられる。 「自我の起源」で明らかにされた、生命の驚くべきあり方(共生)が、新たな時代の根幹的人間観となる。 軸の時代(紀元前5世紀頃の哲学の興隆期)の思想•宗教が、唯一残した課題、それが関係の絶対性だ。 未来構想の中でその積み残し課題を解決しようという決意が漲っている。

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2023/12/02

社会学とは何かを序章で簡潔に説いて、実証と思弁を行き来しながら、現代社会、自由とそのためのルールへと進めていく。

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2023/11/08

こちらも鈴木涼美先生おすすめの一冊。恥ずかしながらあまり理解出来ず内容もよく覚えていない。またいつか読み直したときにフムフムとなればいいな。

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2023/09/27

近代以降の社会学についてリサーチするために読みました。歴史•文化的な考察も含まれていて納得度が高いものでした。

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2023/08/17

社会学に対する興味があって読んだのだが、結論、どんな壁もない(センスは必要ではあるが)ので、この著者のように、哲学志向の人でも、やっていける。ただ、やはり人間という関係を重視するのが社会学の重要な役割と見た。 個人的には時計に針が一本しかないものがあったというのは驚きだった。後...

社会学に対する興味があって読んだのだが、結論、どんな壁もない(センスは必要ではあるが)ので、この著者のように、哲学志向の人でも、やっていける。ただ、やはり人間という関係を重視するのが社会学の重要な役割と見た。 個人的には時計に針が一本しかないものがあったというのは驚きだった。後はアメリカ人学生が日本に留学したときに「いつ帰るの」と言われたのがショックだったらしい。というのも日本に定住したい程、日本を愛していたから。帰国の後の不幸に衝撃を受けた。 内容は古くミレニアムのころである。同時多発テロと報復テロだが、今のロシアとウクライナのあり方と変わりないし、今、タリバンがアフガニスタンを圧政しているとも聞く。理想とは程遠いが、我々には祈りしかない。兵器を送るのは少し話が違うと思う。ローマ教皇やダライ・ラマや誰でもいいから、つまらないから、やめとけというだけの人格者が入れないだろうか。よい意味での古典となってくれたらいいと思う。

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2023/07/13

なぜこの本がな抜けていたのか。大澤真幸・斎藤幸平の対談を読んでいて、ちょっと振り返ろうと思ったのだが。リアル本棚にはあった。読んだ記憶もある。もう1つ前の「現代社会の理論」は読んでないなあ。

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2022/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名の通り、社会学の入門書という感じだった わかる話もあったけど、わからない話もあった 深掘りはされていなくて、広く浅くっていう感じ 家族の時間をつくろう!として、時間を作るのは本末転倒というところに共感した

Posted byブクログ

2021/06/01

「なにか深いことを言っているようで言ってないようで、実際は言っているな」というのが率直な感想。 社会学という横断的な学問の特性を考えるとかなり具体化して書かれているように感じた。 著者の前著を読んでいると、より理解が深まる。 世界で起こっていることで、自分に関係ない事なんてないの...

「なにか深いことを言っているようで言ってないようで、実際は言っているな」というのが率直な感想。 社会学という横断的な学問の特性を考えるとかなり具体化して書かれているように感じた。 著者の前著を読んでいると、より理解が深まる。 世界で起こっていることで、自分に関係ない事なんてないのだと気付かされた。

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