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社会学入門 の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

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2009/11/08

データばかりの本より、よほど興味深く読むことが出来た。 社会学の最適な入門、いや、むしろ必要不可欠な基本という印象。

Posted byブクログ

2011/05/06

登録:2009/03/19 図書館 読了:2009/04/01 入門とあるけど概説書ではない感じ。<他者の両義性>。

Posted byブクログ

2009/10/04

学生時分に親しんだ見田宗介(真木悠介)を、また読もうという気になりました。 「自分にとってほんとうに大切な問題に、どこまでも誠実である」 「問題意識を禁欲しないこと。」 「ほんとうに自分にとって大切な問題を、まっすぐに追及しつづけるということは、それ自体が、どこまでもわ...

学生時分に親しんだ見田宗介(真木悠介)を、また読もうという気になりました。 「自分にとってほんとうに大切な問題に、どこまでも誠実である」 「問題意識を禁欲しないこと。」 「ほんとうに自分にとって大切な問題を、まっすぐに追及しつづけるということは、それ自体が、どこまでもわくわくする、充実した年月なのです。」 この意味において、経営も、アートも、学問も、全人格的な「その人」の表現にかわりはないとパエッセは考えます。 「人間がこれまでに形成してきたさまざまな社会の形、「生き方」の形を自在に見はるかしながら、ほんとうによい社会の形、「生き方」の形をいうものを構想し、実現することのできるところに立っている。」 パエッセ?本当に人間らしい豊かな生き方のために?はそれを自覚し、共感してくれる人たちと共に、為せることを為し続けるのです。

Posted byブクログ

2009/10/04

大澤真幸の恩師、見田宗介の一番新しい新書。 序文の「越境する知」は、僕に社会学という学問の魅力を充分に教えてくれた。 この文があってこそ、今の僕があるといっても過言ではない。 人間と社会の未来を、どう考えていくか。その「考え方」を示してくれる貴重な一冊。 でも一筋縄には行かないよ...

大澤真幸の恩師、見田宗介の一番新しい新書。 序文の「越境する知」は、僕に社会学という学問の魅力を充分に教えてくれた。 この文があってこそ、今の僕があるといっても過言ではない。 人間と社会の未来を、どう考えていくか。その「考え方」を示してくれる貴重な一冊。 でも一筋縄には行かないような考え方も出てきて、特に彼の言う「交響圏」は、自分でも理解し難かったけれど、 大澤真幸『逆接の民主主義』で少し分かった気がした。 この新書は読み易いから、本当の社会学の入門にうってつけの一冊だと思う。 『不可能性の時代』と併せて読む事をお薦めしたい。

Posted byブクログ

2009/10/04

この世界で「主張する」ということ この間、日本に来ていた聖なる火は どくしょ | 23:21 | 編集 あっという間に、朝鮮半島を駆け抜けて 中国へと向かいました。 チベット問題に絡んだ抗議活動が かなりおおっぴらに行われたことで注目を集めました。 本来的に言え...

この世界で「主張する」ということ この間、日本に来ていた聖なる火は どくしょ | 23:21 | 編集 あっという間に、朝鮮半島を駆け抜けて 中国へと向かいました。 チベット問題に絡んだ抗議活動が かなりおおっぴらに行われたことで注目を集めました。 本来的に言えば、聖火の話というのは副次的なものにすぎないのだから、チベットと中国の関係そのものについて語っていくべきなのでしょう。 しかし、それよりも、聖火ランナーが水かけられてるところを流したほうが、面白いからでしょうか。 ワイドショーでは、連日これが報じられました。 「平和の祭典」なのだから暴力的な抗議活動はすべきではない。 というような意見はよく見られました。 反対に、中国許すまじ、の一念からか、 そんなのどうでもいいから抗議活動しろ! というような方々もネット上ではよく見かけました。 私自身は、 「政治的な主張は、暴力的な権力*1関係を生じせしめない限りにおいて、つねに許容されるべきだ」と考えているので そういう抗議活動はやればいいと思うんです。 その中身が正しいか、やり方の戦略が正しいか そういった問題とは別に、そうした主張の機会自体を 権力的な手段によって奪い取るということには 危険を感じます。 もちろん、ただ、面白おかしく報じられていたことは否めないし、それに便乗した愉快犯、あるいは最悪な自己主張(右翼の方々とか)をしていた方もいらったのこと。そういうのは、なんか「下品」な感じがしますね。 もはや、論理でもなんでもないのですが。 Free Tibetを声高に叫ぶつもりはありませんが、 そう叫ぶことが許されないのは我慢がならないのです。 さて、いつもだったら、ここから書評にある程度つなげていけるのですが・・・ 今回はちょっと難しかったw 社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書) 作者: 見田宗介 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2006/04 メディア: 新書 このひとの「現代社会の理論」を高校生のときに読んで 少しかぶれましたからね。 むかしこれも読んだはずです。 ゼミの文献として取り上げられたわけですが 先生が言うように「社会学入門」としてはやはり不適切な一冊でしょう。 だから、本として評価されないかというと そんなことはありません。 見田宗介の初学者(あるいは後進)への思いが詰まった一冊であることは確かであると思います。 (とりあえず、冬学期に来てくれるようなので楽しみです) 社会学はなんでもできる学問だ。 よく言われます。 でも彼はここに一点の注意書きを与えます。 何でもすること・領域を横断すること、それを目的にしてはならない。 自ら、目的とするものを追っていってその先で、領域を越えなければいけなくなったとき そのときに禁欲をしないのが社会学なのだ、と。 大学に入ったころ 基礎演習、とかいう発表の練習をするような授業で 研究計画を発表するとき、 ほとんどのひとが「多角的に」研究をしたい、といいました。 (私はひねくれ者なので言いませんでしたw) 多角的にやろうとすることが重要なのではなく ひとつのことを突き詰めたとき 「多角的」にならざるをえない。そういうものなのだと思います。 事実、彼がやりたいことを突き詰めていく中での記述は 非常に多彩な知識と記述からなっています。 願わくば、私もそうした研究をしていきたい。 そう思います。 *1:ウェーバーの定義を借りれば、「抵抗を排してまで自己の意思を貫徹するすべての可能性」ですね。つまり、この場合はどうやったって聖火を消せるわけがないんだから許容されるんじゃないかな、と思ってしまうのです。

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2009/10/04

http://d.hatena.ne.jp/gantyan821/20080118/1200671058

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2013/02/17

これを読んで、「社会学」というものに興味を持った。人間が“よりよく生きる”ための社会のあり方を著者が提供する一冊。

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2009/10/04

まずは論理学の野矢先生の言葉から。 「私は、『入門書』というものには少なくとも二種類あると思っています。ひとつは、これからもっと進んで勉強していくひとのために、その第一段階の基礎を教える入門書。(中略)私が考えるもうひとつのタイプは、少し唐突な言い方ですが、『哲学』です。つまり、...

まずは論理学の野矢先生の言葉から。 「私は、『入門書』というものには少なくとも二種類あると思っています。ひとつは、これからもっと進んで勉強していくひとのために、その第一段階の基礎を教える入門書。(中略)私が考えるもうひとつのタイプは、少し唐突な言い方ですが、『哲学』です。つまり、その学問の根本的なところ、その本質を、つかみとり、提示する。(中略)表面的なあれこれを拭い去って、根本を取り出そうとするその態度は、まさしく哲学です。」(野矢茂樹『入門!論理学』中公新書) 本書はまさしく、「哲学」型入門書です。社会学の根本問題、社会とは何で、どのように形成され、どのようにあるべきか、という問題が、人間の根源的な性質──愛とか自我とか他者との関係とか──を抜きにしては考えられないものであることを示し、その上でそれらの問題とどう対応して行くべきかをなるべく平易に語っています。 それは著者の根本に、 「第一に、人間は必ず死ぬ。人類の全体もまた、いつか死滅する。その人類がかつて存在したということを記憶する存在さえ残らない。すべては結局は『虚しい』のではないかという感覚でした。第二に、その生きている間、すべての個体はそれぞれの『自分』をもって、世界の中心のように感じて、他の『自分』と争ったりまた愛したりする。この『自分』と他の『自分』たちとの関係が、友情や恋愛や家族の問題から、経済や政治や国際関係の問題に至る、実にさまざまな現実的な問題の根底にあり確信にあると把握される」ということが、著者にとって「ほんとうに切実な問題」として意識されているからでしょう。 行き着くところは人間学であり、その根本へのアプローチという意識で本書は記されています。 前半は比較的読み易いのですが、後半は図表やグラフなども登場し、やや専門性の高いものとなります。その点、語句や概念の説明をもう少し丁寧にしてくれれば、「新書」としてより受け入れられやすいものとなったのではないか、と思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

4つの産業革命によって切り拓かれたその先にいる現代の人間は、それまでのステージの層も生き続けている(歴史を内包している)重層的なものなのだ。情報化、消費化によってころっと変わるのではない。これまでの土台の上にこの革命はあるのだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

社会学を志す人に是非一度読んでいただきたい本です。 時間、空間、存在の社会学。 「社会学の魂」という言葉そのままだと思います。

Posted byブクログ