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社会学入門 の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

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2009/10/04

ここにはあまり専門書は入れないのですが、これは普通の人にもお勧めなので入れてみました。 社会学の入門書なのですが、こういうことを考えながら生きて生きたいな、という私の指標です。

Posted byブクログ

2009/10/04

社会学入門というタイトルですが、扱っている内容は入門とは言いがたい気がします。最初の社会学についての考えかたの部分や、アプローチの仕方の部分は社会学を知らない人にとって非常に分かりやすいですが、中盤以降は少し難しめです。

Posted byブクログ

2011/11/02

文体を統一してほしかった。敬体と常体が入れ混じっていたのは講義の臨場感を出したかったからなんだとは思うけど、読みにくい。911が起きるのはわかっていた的なことを書いていたのも嫌い。結構宗教的な側面もあって、ふーんってかんじ。科学と超常の混在。「関係の絶対性を、関係の絶対性によって...

文体を統一してほしかった。敬体と常体が入れ混じっていたのは講義の臨場感を出したかったからなんだとは思うけど、読みにくい。911が起きるのはわかっていた的なことを書いていたのも嫌い。結構宗教的な側面もあって、ふーんってかんじ。科学と超常の混在。「関係の絶対性を、関係の絶対性によって否定することはできない。関係の絶対性は幾千年を生き延びて、また死に延びてでも復讐する。」

Posted byブクログ

2009/10/04

 この人の著作を読むのは初めてなのだけど、文章からは読む前からの印象通り、ものすごくロマンチックな印象を受けた。決して嫌いではない。私も、論文にしても何にしても、行間から滲み出る「私」を表現できるものを書きたいと思うから。  そういうロマンチックな文体に発して、いつの間にか話は社...

 この人の著作を読むのは初めてなのだけど、文章からは読む前からの印象通り、ものすごくロマンチックな印象を受けた。決して嫌いではない。私も、論文にしても何にしても、行間から滲み出る「私」を表現できるものを書きたいと思うから。  そういうロマンチックな文体に発して、いつの間にか話は社会学的な分析に突入している。読みやすい。でも、論証は十分だろうか。これだけの根拠で、これだけのことを断定的に述べていいのだろうか。読み手に有無を言わさない説得力があるだろうか。多少、疑問に思わざるを得ない。まして、『社会学入門』を謳うのであれば。  実のところ、社会学者の著作にはこの程度の論証が多い。「科学」が目指す厳密さに欠ける節が、私には感じられる。だから、社会学は社会的認知度も上がらないし、他の学問からは一段下がったところに見られる。  社会を論じる以上、その社会成員である著者の感情、情緒的な部分が見え隠れすること自体は否定しない。でも、「科学」を本気で目指そうとするならば、この本が『社会学入門』を謳って、世に提出されることに、社会学者は危惧を覚えなければならないのではないだろうか。  ただ、この本を、見田宗介のエッセイ集、あるいは評論集として見るならば、興味深く、面白かった。それだけは言っておかなければなるまい。

Posted byブクログ

2009/10/04

言わずと知れた社会学の大家による社会学の入門書。 著者の問題関心に基づいた諸論考が収められている。 社会学の概要を知ろうとするのには向いていない。 しかし、これから社会学を始めようという人には、「序 越境する知」はオススメ。 「少なくとも社会学という学問の問題意識において...

言わずと知れた社会学の大家による社会学の入門書。 著者の問題関心に基づいた諸論考が収められている。 社会学の概要を知ろうとするのには向いていない。 しかし、これから社会学を始めようという人には、「序 越境する知」はオススメ。 「少なくとも社会学という学問の問題意識においてだけは、僕たちは禁欲してはいけないのです。」 ニートから少子化問題から果ては暴走族まで、様々なことに関心があるという人には社会学は適しているし、この序章をまず読んでみることをオススメします。 なんだか今まで迷っていた「これだ、というやりたいことが定まらない」という人には、なんだかそういう自分のあり方が肯定されるようなすがすがしさがあります。

Posted byブクログ