ビッグバン宇宙論(上) の商品レビュー
科学とは理論と観測の両輪によって発展していく。 とはいえ人が行うもので、政治・思惑・宗教によって大きく左右される。 銀河の発見、天の川銀河以外の発見、距離の測定、など ひとつひとつを紐解いていく科学者達の努力と情熱がほんとうにすごい (メモ) ギリシャ時代の哲学者達 地球、...
科学とは理論と観測の両輪によって発展していく。 とはいえ人が行うもので、政治・思惑・宗教によって大きく左右される。 銀河の発見、天の川銀河以外の発見、距離の測定、など ひとつひとつを紐解いていく科学者達の努力と情熱がほんとうにすごい (メモ) ギリシャ時代の哲学者達 地球、月、太陽の大きさ 地球中心モデル コペルニクス 太陽中心モデル ガリレオ 望遠鏡による観測で太陽中心モデルを擁護 宇宙は過去から存在していたのか?ある時点で創造されたのか? レーマー 光の速度を計測 アインシュタイン 光の速度は観測者に対して一定 特殊相対性理論 空間と時間は伸び縮みする 一般相対性理論 宇宙が収縮しない理由として宇宙定数を唱える フリードマン、ルメートル 膨張する動的な宇宙を主張 ビックバン理論の走り ハーシェル 天の川銀河の発見 大論争 星雲は天の川銀河内部の天体か? それとも別個の銀河か? ヘンリエッタ・リーヴィット ケフェウス型変光星の変更周期を元に、距離を測定できることを示した ハッブル 星雲内に変光星を見つけ、別個の銀河であることを証明 分光学 吸収戦により天体の構成要素がわかる 波長のズレはドップラー効果によるもの →大半の銀河が遠ざかっている ハッブル ハッブルの法則:銀河の距離と速度に相関性があることを証明 →過去には全てが同じ場所に? →ビックバンの証拠なのか??
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天文学に興味を持ち、読み始めた作品。宇宙の成り立ちを証明しようとする科学者の使命感に感動。下巻が楽しみ。
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直球ど真ん中、だけど前2作に比べるとドキドキ感に劣るかなぁ。 「フェルマーの最終定理」 「暗号解読」 前2作は文句なし、最高に面白い科学ドキュメンタリー(?)だったけれど、今作は自分が良く知っているテーマだったからか、先を読みたくて仕方がなくなるような気持ちにはならなかっ...
直球ど真ん中、だけど前2作に比べるとドキドキ感に劣るかなぁ。 「フェルマーの最終定理」 「暗号解読」 前2作は文句なし、最高に面白い科学ドキュメンタリー(?)だったけれど、今作は自分が良く知っているテーマだったからか、先を読みたくて仕方がなくなるような気持ちにはならなかった。 描写は丁寧で、人間ドラマも豊富にあり、すごく上質な本であることは間違いないんだけれど、平易に伝えることによりシフトしている傾向があり、長さの割には解説された内容が薄いかなと。 予備知識の有無によるもかもしれないけれど、個人的には、自分の知らない世界をいきいきと刺激的に教えてくれた前2作のほうが読了後の満足度は高い。
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上下2冊、一気に読む。文庫化されるまで待ちきれなかった。 とても気に入っている科学ライターの3作目。内容がないようなだけに、期待半分不安半分で読み始めたが、読み終わってみるとやっぱりちょっと不満が残る。 これならアイザック・アシモフのほうがおもしろい。 多くの個性的な...
上下2冊、一気に読む。文庫化されるまで待ちきれなかった。 とても気に入っている科学ライターの3作目。内容がないようなだけに、期待半分不安半分で読み始めたが、読み終わってみるとやっぱりちょっと不満が残る。 これならアイザック・アシモフのほうがおもしろい。 多くの個性的な人たちの努力と、その努力の上にさらに続く人たちがいて、徐々に進歩していく感じは、前2作と同じ印象である。ただ、フェルマーの法則や暗号解読に比べて、ビッグバンはメジャーなネタである。書いてある内容がなんとなく聞いたことがある話がほとんどであったので、前作のようなサプライズがなかったのが最大の原因であろう。 そんなことを思いながら読み進んでいくうちに、突然チャレンジャー事故の話が出てきてびっくり。あのニュース・映像は鮮明に覚えている。案外身近なことなのだなといきなり気がついた。 2007/11/18
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フェルマーの最終定理、暗号解読が面白かっただけに、今作はちょっと物足りない感じ・・・。いや、つまらないわけじゃないですが。
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サイモン・シンにしては、物足りない感じがする。 二派の対立は上手く描かれているし、そこにドラマがあり十分に楽しめるのだが、そこからさらに止揚やパラダイムシフトについても描かれていれば、満足していただろう。
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『フェルマーの最終定理』と『暗号解読』という2冊のとても魅力的な本を書いたサイモン・シンの最新作。今度はビッグバン宇宙論という意外にも非常に王道のテーマに来ました。 上巻では、アテネ文明時代の宇宙像から始まって、コペルニクス/ケプラー/ガリレオ・ガリレイらによる天動説から地動...
『フェルマーの最終定理』と『暗号解読』という2冊のとても魅力的な本を書いたサイモン・シンの最新作。今度はビッグバン宇宙論という意外にも非常に王道のテーマに来ました。 上巻では、アテネ文明時代の宇宙像から始まって、コペルニクス/ケプラー/ガリレオ・ガリレイらによる天動説から地動説のドラマ、そしていよいよアインシュタインの一般相対性理論の完成を通して、いよいよビッグバン理論が芽生えたところまでが描かれています。 「科学」の仮説と検証による進化と、世代交代によるパラダイムシフトという歴史が非常に明快に分かります (各章のまとめもとても親切)。 サイモン・シンのいいところは何よりも読者を惹き付ける語り口でしょう。訳者もいいのかな。非常に分かりやすく、また登場する人物が生き生きしています。科学と事実に対する誠実さもとても好感度大。『不思議の国のトムキンス』やらホーキングやら何やらで、大体の大筋は知っていることなんだけれども、そんなことは関係なく面白いですね。 ということで、一気に下巻に進みました。
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さすがサイモン・シン様!「フェルマーの最終定理」で彼のファンになったものの、数学モノ以外は微妙だなぁ、なんて半信半疑で読んでみた。ものの見事に感動させられた。とにかく分かりやすい。かなり難しい内容なはずなんだが、これがまた分かりやすい。丁寧な解説というよりも分かりやすい解説といっ...
さすがサイモン・シン様!「フェルマーの最終定理」で彼のファンになったものの、数学モノ以外は微妙だなぁ、なんて半信半疑で読んでみた。ものの見事に感動させられた。とにかく分かりやすい。かなり難しい内容なはずなんだが、これがまた分かりやすい。丁寧な解説というよりも分かりやすい解説といった感じ。また流れがスムーズなため、難しい内容が次から次へと出てきても何かすんなり読めてしまう。
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「宇宙創世」というタイトルで文庫版が出ている。 単行本の、持った感触が好き。 図書館で借りて読んだんだけど、 下巻と合わせて、教科書的に手元に置いておきたい。 いつか、買おうと思ってます。 追記:やっと購入しました。テレビのエコポイントで。2010.03.14.u
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宇宙を知るぬ者ほど、宇宙をたやすく語れる。 これを読んでる最中震えがとまらなかった。 絶対に一言では表せない、天文学者達の何世紀にも及ぶ苦悩と勇気と好奇心の連続。空想科学読本の100万倍感動できる。
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