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少女七竃と七人の可愛そうな大人 の商品レビュー

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337件のお客様レビュー

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2023/10/17

大学生の頃に読んだ本で「辻斬りのように男遊びをしたいなと思った。」という、冒頭のフレーズが印象的だった。 少し大人になって久しぶりに読み返してみたら、また違った感覚がわきあがってきた気がする。 桜庭和樹の本は数冊読んだけれど、この本は他の作品よりも古風な言い回しが特徴的で、狭い町...

大学生の頃に読んだ本で「辻斬りのように男遊びをしたいなと思った。」という、冒頭のフレーズが印象的だった。 少し大人になって久しぶりに読み返してみたら、また違った感覚がわきあがってきた気がする。 桜庭和樹の本は数冊読んだけれど、この本は他の作品よりも古風な言い回しが特徴的で、狭い町中での歪んだ人間関係が面白かった。 そんなにお堅い感じはなく、思ったよりもさらっと読めるので読書迷子さんにもおすすめ。

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2023/08/26

「女の人生ってのはね、ははをゆるす、ゆるさないの長い旅なのさ。」と言う言葉がとても腑に落ちました。 自分の悩みを言語化してもらえた気がします。

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2023/04/06

知人にオススメされたので、前情報無く読む。なんとなく短編のミステリーのようなものを想像したが違っていた。 主人公の口調が独特で物語の空気感を作っているが、個人的に心情の描写が多い作品は苦手なので、あまり楽しめなかった。 何か意味のありそうな表現や描写が散りばめられているが、そこを...

知人にオススメされたので、前情報無く読む。なんとなく短編のミステリーのようなものを想像したが違っていた。 主人公の口調が独特で物語の空気感を作っているが、個人的に心情の描写が多い作品は苦手なので、あまり楽しめなかった。 何か意味のありそうな表現や描写が散りばめられているが、そこを理解出来なかった。

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2022/08/05

不思議なことに、あんなにちくちくと胸が痛むように切なかったのに、いざ読み終えてみると切なさと共に不思議と前向きに生きていこうとする力が湧いてきたんです。不思議で素敵な作品でした。

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2022/06/23

子どもは親を選べない。住む町も、通う学校も、生き方も。選べるようになる歳まで、人生はサバイバルだ。 私は平凡な人間だから、人目を引いてしまう美貌の七竈の気持ちに共感するのは難しいけど、でも選べない人生の息苦しさは分かる。一方で、母である優奈の気持ちも分かる。白っぽい丸な自分にがん...

子どもは親を選べない。住む町も、通う学校も、生き方も。選べるようになる歳まで、人生はサバイバルだ。 私は平凡な人間だから、人目を引いてしまう美貌の七竈の気持ちに共感するのは難しいけど、でも選べない人生の息苦しさは分かる。一方で、母である優奈の気持ちも分かる。白っぽい丸な自分にがんじがらめにされ、辻斬りしたい衝動に襲われて、殻を破ってしまう。白い花、白い雪、その白に映えて美しい赤い実── 女にとって、母との関係・娘との関係は難しい。七竈には、穏やかな幸せを掴んでほしい。

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2021/10/24

今までに読んだ事のないタイプの本だった! なんとも言えない不思議な小説 恋愛小説の分類なのかな? 色々な人物の視点から書かれていた 七竈だったり雪風だったり犬だったり 七竈と雪風が鉄道オタな会話をしつつ、お互いを意識している感じが切ないなぁと感じた 他の作品も気になるので読ん...

今までに読んだ事のないタイプの本だった! なんとも言えない不思議な小説 恋愛小説の分類なのかな? 色々な人物の視点から書かれていた 七竈だったり雪風だったり犬だったり 七竈と雪風が鉄道オタな会話をしつつ、お互いを意識している感じが切ないなぁと感じた 他の作品も気になるので読んでみようと思う

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2021/01/16

GOSICKシリーズ以来久しぶりに桜庭一樹先生の本を読んだ。独特な言葉選びでするする読めた。 読んだ後には、もやもや悲しい気持ちになったが、胸にささって、いい本だと思った。

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2020/08/18

もう随分昔に、確か高校2年の時に読んだので内容はすっかり忘れてしまったが、この本で才色兼備という言葉を覚えた。

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2019/07/12

2019.6.30 めっちゃ面白かった。 なんだろ、ひさびさに桜庭一樹作品をよんで ダイレクトに桜庭一樹を感じた。

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2019/05/08

文体が独特のリズムを持っていて、読んでいて楽しい。 言葉選びも、主人公の名前「七竈」からして独特。

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