ひらめき脳 の商品レビュー
ひらめき、思いつきを…
ひらめき、思いつきを通して、人生のより良い生き方を提案してくれます。著者は茂木健一郎なので、最新の脳科学の知見が反映されており、説得力があります。
文庫OFF
ひらめきは無から生まれることはなく、必ずなにか理由がある。安全地帯≒十分な記憶のアーカイブを持っておくことが大切。
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ひらめき(「アハ!体験」)と脳の関係について、さまざまな角度からわかりやすく解説している。 あとがきからもわかるように、一般の人向けに、茂木氏の考えをわかりやすくまとめた一冊。テレビ番組(「世界一受けたい授業」など)での茂木氏の話をそのまま本にしたような内容。脳科学の難しい話は...
ひらめき(「アハ!体験」)と脳の関係について、さまざまな角度からわかりやすく解説している。 あとがきからもわかるように、一般の人向けに、茂木氏の考えをわかりやすくまとめた一冊。テレビ番組(「世界一受けたい授業」など)での茂木氏の話をそのまま本にしたような内容。脳科学の難しい話は置いておいて、「ひらめき」とはどういうものか、脳の中では何が起こっているのか、日常生活との関連などを説明している。 ちなみに、私は3枚目の「アハ!ピクチャー」だけは答えを見てからも暫くわからなかった。やっとわかったときでさえ、スッキリ感はなく、「えーっ、これかよー」という感じ…
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脳がひらめくとはどのようなものかを分かりやすく解説している。科学というより茂木思想に近い印象を受ける。日常、脳に対してどのように接するべきかということに対して割と体系的にかかれており、実践向き。ちなみに創造性豊かな脳を作るためには、やはりある程度の詰め込み(この作業は脳のデータベ...
脳がひらめくとはどのようなものかを分かりやすく解説している。科学というより茂木思想に近い印象を受ける。日常、脳に対してどのように接するべきかということに対して割と体系的にかかれており、実践向き。ちなみに創造性豊かな脳を作るためには、やはりある程度の詰め込み(この作業は脳のデータベース作成に重要)は必要らしい。ゆとり教育大反対!!!。
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ひらめきのメカニズムについて、これだけ科学的に、なおかつ分かりやすく書かれている本はないと思います。 ひらめきが生きる喜びをもたらすという著者の主張にも賛同できます。
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あれ?あんまり面白くなかった。 なんだか物足りない。 実生活で役に立ちそうにない(再現性がない)ような気がする。 僕には読まなくても良かった本かな…。
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商品開発のコンサルティングをしている際に読んだ一冊。 創造性は体験(側頭葉)✖︎意欲(前頭葉)で決まるとのこと、無からひらめきは生まれません。地道な学習が創造のための肥やしになるとのことです。 創造性は、直面する不確実性にうまく対処するためにも大事な力です。科学的に学びたい方にお...
商品開発のコンサルティングをしている際に読んだ一冊。 創造性は体験(側頭葉)✖︎意欲(前頭葉)で決まるとのこと、無からひらめきは生まれません。地道な学習が創造のための肥やしになるとのことです。 創造性は、直面する不確実性にうまく対処するためにも大事な力です。科学的に学びたい方にお勧め! (中田)
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著者自身があとがきで書かれていますが、茂木先生の本は難しい。いつも難しいことばかり考えているから、本の内容も難しくなってしまう。そこで今回はなるべく一般読者にも分かりやすくするため、編集者の方を前に語ったことを編集者が文章に直し、それに著者が手を加えるという方法をとったのだそうで...
著者自身があとがきで書かれていますが、茂木先生の本は難しい。いつも難しいことばかり考えているから、本の内容も難しくなってしまう。そこで今回はなるべく一般読者にも分かりやすくするため、編集者の方を前に語ったことを編集者が文章に直し、それに著者が手を加えるという方法をとったのだそうです。「バカの壁」方式です。確かに分かりやすく仕上がったと思います。本書で一番なるほどと思ったところを紹介します。それは、ど忘れしたものを思い出すということと、ひらめくということではどうも脳の中で同じような働きが起こっているらしいということが最近の脳科学の研究でわかってきたということです。私はしょっちゅう人の名前を忘れます。それを何とか周りの状況(同じ学年に誰がいたか、どこの学校に進学したかなどなど)を思い出しながら、側頭葉(頭の横のほう)から前頭葉(頭の前のほう)に引っ張り出してきます。そのときの感じと、数学の図形問題などを考えているときの感じ方が確かに良く似ているのです。ここまで出ているのに・・・というやつです。そして、この思い出すという行為は、記憶が感情と結びついていると容易になるそうなのです。教科書から無理やり覚えこんだ知識より、実体験として身につけた知識のほうが長持ちするのはそういうことだろうと思います。さて、茂木先生はテレビでは「アハ!体験」で有名になりましたが、本書にもアハ!ピクチャなるものが掲載されています。答えを言ってしまうと面白くないですが、ウシが見えたときは本当に感動しました。何しろ答えを読んでも、最初は全然見えてこなかったのですから。それより、イエスの顔がまったく見えてきません。誰か分かった人がいたら教えてください。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「こうすれば必ずひらめく」というような方法でもない限り「再現性」と「普遍性」を大切にする科学研究の対象には、なかなかなりにくいのです 適切な文脈における不確実性は、それ自体が脳にとって報酬になりうる
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この本は、脳の仕組みが説明されていて・・わかりやすかった。 的が絞ってあるのがよかったのかもしれない・・・ 『ひらめく』のは、なぜか? 記憶を呼び戻すという行為とひらめきがにている・・ 前頭葉と側頭葉のリレーによって、記憶が呼び戻される。 『大脳皮質の前頭葉というのは、「私...
この本は、脳の仕組みが説明されていて・・わかりやすかった。 的が絞ってあるのがよかったのかもしれない・・・ 『ひらめく』のは、なぜか? 記憶を呼び戻すという行為とひらめきがにている・・ 前頭葉と側頭葉のリレーによって、記憶が呼び戻される。 『大脳皮質の前頭葉というのは、「私」という自我の中枢です。 その「私」の中心が、側頭葉に対して、 「これに関する記憶をよみがえらせてくれ」 とリクエストしている。』70p 『ひらめきや創造性は、記憶の働きから生まれる可能性が高い。 記憶というのは、覚えたことをただ再現するのではなく、 編集されていく。 この編集する力こそが、ひらめきを生む原動力につながる』 この記憶が編集されるというのが、 人間の脳の一番重要な働きかもしれない。 記憶の編集技術が、どういうシステムでできるのか・・ 興味が深いですね。 『編集力がないということは、つまり体験から学ぶことができない。』130p ということは、・・・ 編集力をなくした脳を、『サヴァン能力』という この脳の編集能力を十分効果的に使う方法と・・ 編集能力の差が、個人差として生まれてくるということかな。 ペンローズはいう 『想像することと記憶することは似ている。』 『ひらめいた瞬間に驚いているのは、 自我の中枢である前頭葉だけです。 前頭葉にとっては驚きでも何でもなく、すでに知っていること』 私の脳の中で、私という部分と私と違う部分が存在している。 私の違う部分が、知っていても、私は知らない・・ 私は、脳の中では、分裂しているようだ。 脳の90%は、使われていない・・・という俗説を信じていたが、 どうも違うらしい・・アハ! ●追記 『脳の中の人生』より・・・ 記憶は、編集される・・ 『人間の脳のなかでは、記憶は一度定着されても・・・ 長い時間をかけて、編集され続けるようなのだ。 その編集過程で、人間は世界について、 新しい意味、新しい見方を獲得していくらしい。』 『記憶の編集プロセスを通して、 私たちは、自分自身の生き方について、世界のあり方について さまざまな新しい見方を獲得していく。』 『中途半端』という言葉が、激しく揺れ動き・・ そのなかで、さまざまな思いが編集される・・。 そして、ひとつのまとまりになっていくというのは・・ 脳の編集能力なんですね。
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