赤い指 の商品レビュー
登場人物全てにイライラしてしまって早く読み進めた。ラストは刑事さんにある意味裏切られたかな。 哀しき老後、子育ての失敗。 勉強になった。
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加賀恭一郎シリーズ。 高齢化社会において身内の介護は誰しも大きな問題となっていつか直面する。 犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。 「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない」
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家族の面倒なことからは逃げてばかりな昭男だったが、息子が殺人を犯しそれを隠ぺいせざるを得なくなる。煩わしいと思っていた痴呆症の母親だが、それが演技でどんなに昭男のことを思っていてくれたかがわかり、その母親に罪を被せようとしていた気持ちを覆す。深く悲しい親の愛。 またその事件を...
家族の面倒なことからは逃げてばかりな昭男だったが、息子が殺人を犯しそれを隠ぺいせざるを得なくなる。煩わしいと思っていた痴呆症の母親だが、それが演技でどんなに昭男のことを思っていてくれたかがわかり、その母親に罪を被せようとしていた気持ちを覆す。深く悲しい親の愛。 またその事件を担当する加賀とその父親もまた一見疎遠で冷たい息子に思えたが最後でそれが父親の意思であり、密かにお互いを思い合っていたことがわかる。病室に入る事なく遠くから父の最後の時を見守り、父の手に握られていた最後の将棋の一手を盤に納めるラストシーンは感動的。
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東野作品ではマイベストワン。 何回読み直しても変わらない。最後の展開もすごいけど、中盤の娘さんを殺されたお母さんの泣いている描写が心打たれた。
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現実から目を背け続ける人達にとても腹がたった。 娘を殺された両親の気持ちを思うと 情けなくて。 最後まで 人間関係の冷え冷えしさにどうしようもなくなってしまいそうだったけれど 加賀さん父子の振る舞いで救われたかな。
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今まで読んだ加賀シリーズでは一番面白かったです。事件の方は、ここまで加害者の事考えてくれる刑事なんているの?って感じでしたけど、加賀と加賀の父の話は、軽く感動しました。
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この作品は、「小説現代」1999年12月号に掲載された「赤い指」をもとに書き下ろされたものだとか。 で、この本は2006年に発行されている。 著者40代の作品ということで良いだろう。 東野圭吾の作品に、「手紙」がある。 犯罪者とその家族の心理状態が、非常に良く書かれている作品で...
この作品は、「小説現代」1999年12月号に掲載された「赤い指」をもとに書き下ろされたものだとか。 で、この本は2006年に発行されている。 著者40代の作品ということで良いだろう。 東野圭吾の作品に、「手紙」がある。 犯罪者とその家族の心理状態が、非常に良く書かれている作品である。 今回の「赤い指」も同様で、う~んと唸らされた。 あまりに現実離れしていてはフィクションで納得していまうが、この作品は、ひょっとしたら現実に似たようなことがありそうなところが、考えさせられる。
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白夜行は過去を題材にして すんげぇ、怖かった。 これは今ありそな これからみんなが抱え込みそな 事柄を描いて 怖かった。 他人事といいきれない題材だから。 ボクもこれからこんな可能性が。 だから怖い。 それと導入部。 人の会話がいきなり 耳に入ってきた...
白夜行は過去を題材にして すんげぇ、怖かった。 これは今ありそな これからみんなが抱え込みそな 事柄を描いて 怖かった。 他人事といいきれない題材だから。 ボクもこれからこんな可能性が。 だから怖い。 それと導入部。 人の会話がいきなり 耳に入ってきたみたいで 「え!? なに?何?」状態で 引き込まれてしまった感じでした。 やられた。
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ドラマ→原作の順で鑑賞。 なかなかに衝撃のある社会派なので まっさらな状態で原作よんだほうが 面白いと思います。
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昭夫、八重子、直己には苛立ちましたが、反面家族は大切にしなくてはと改めて思った作品でした。自分のことに精一杯になっている自分を見つめ直さなければ…。過ちをしたらやはり隠さず正直に謝る事が大切としみじみ思いました。加賀の家族の思い方もなかなか複雑でした。普通の人に見えても家庭のなか...
昭夫、八重子、直己には苛立ちましたが、反面家族は大切にしなくてはと改めて思った作品でした。自分のことに精一杯になっている自分を見つめ直さなければ…。過ちをしたらやはり隠さず正直に謝る事が大切としみじみ思いました。加賀の家族の思い方もなかなか複雑でした。普通の人に見えても家庭のなかではそれぞれの悩みがある。それを抱えて生きている。みたいな意味のことを言っていた加賀の言葉も印象的でした。
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