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赤の調査ファイル の商品レビュー

3.9

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/04/25

同僚に借りたSTシリーズです。どの話も読みやすくて面白いですが、特にこの赤の調査ファイルは好きです。 医療ミスって本当に証明するのが難しいんだなと思いました。誤診もカルテの改竄も不可抗力とみなされる。明らかに悪意があったという証明にSTも苦労します。 皆キャラが濃いし欠点も多...

同僚に借りたSTシリーズです。どの話も読みやすくて面白いですが、特にこの赤の調査ファイルは好きです。 医療ミスって本当に証明するのが難しいんだなと思いました。誤診もカルテの改竄も不可抗力とみなされる。明らかに悪意があったという証明にSTも苦労します。 皆キャラが濃いし欠点も多いのですが、それぞれが魅力的でSTシリーズはやめられないです。あと今野敏作品はキャラクター設定がしっかりしていて読んでいて誰だっけ?というのが全くないです。

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2024/03/11

赤城さんの過去が明らかになった。全体的には面白かったんだけど、のちに被害者となる男性が自分はインフルエンザと思っているのに会社行ったり大学病院に行ったり‥・、インフルエンザなら会社に来るなー、感染症なんだぞ、周りも道連れか?!なんでも大学病院に行けばいいというものではないの、イン...

赤城さんの過去が明らかになった。全体的には面白かったんだけど、のちに被害者となる男性が自分はインフルエンザと思っているのに会社行ったり大学病院に行ったり‥・、インフルエンザなら会社に来るなー、感染症なんだぞ、周りも道連れか?!なんでも大学病院に行けばいいというものではないの、インフルエンザなら普通のクリニック行った方がいいよ、役割が違うんだよー、本筋と違うところが気になった。赤城さんと看護師さん達の交流が復活するといいな。

Posted byブクログ

2022/06/01

#読了 青に引き続き、今度は元対人恐怖症で現女性恐怖症の人望厚い一匹狼赤城さんがメイン。赤城の過去が判明するんだけど、赤城の人間性のまともさが見てとれてとても良かった。 ただ、ストーリーの主軸となるはずの事件の顛末がどうも納得いかない。動機が弱いというか、理想は立派だけど、医者な...

#読了 青に引き続き、今度は元対人恐怖症で現女性恐怖症の人望厚い一匹狼赤城さんがメイン。赤城の過去が判明するんだけど、赤城の人間性のまともさが見てとれてとても良かった。 ただ、ストーリーの主軸となるはずの事件の顛末がどうも納得いかない。動機が弱いというか、理想は立派だけど、医者ならせめて患者が命を失う前になんとかしようとする姿勢を見せてくれー!ってものすっごいモヤモヤしてしまった。

Posted byブクログ

2021/12/10

シリーズ第五弾。色シリーズの第ニ弾。今回の主役は赤城左門で、扱われるのは医療事故。自白が無いと有罪に持ち込むのは不可能だろう。

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2020/12/26

このシリーズはどれもそうだが、この作品は特に読みやすかった。 STシリーズは読み進めていくうちに終わりが大体予想できてしまうけど、他のに比べてこれは少し驚きがあった。 インフルエンザという身近なことなので、感情移入してしまう…。

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2020/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ST色シリーズを読み終わりこのレビューを書いていますが、本作は色シリーズ中で最高の出来栄えではないかと思います。いや、ほんとうにおもしろったです。 赤城の過去と彼がこれまで抱えていた苦しさが丁寧に描かれており、日頃の一匹狼だと言い張っていることや女性恐怖症に陥った経緯がよくわかり、赤城というキャラクターを深く理解することができました。 また本作の題材となった事件はいわゆる医療過誤(とは最終的にはちょっと違ったのですが)ものということで、巷で言われる「専門性の壁・密室の壁・封建制の壁」という3つの壁が立ちはだかります。専門性の壁については赤城をもってすれば突破できるものの、残り2つがSTの捜査を難航させることに。 捜査の結果、病院として正常な判断ができるかどうか試すため、とある医師・小山が仕組んだ故意の医療過誤であったことが判明します。3つの壁のうちの一つである「封建制の壁」に対するものであったといえるわけですが、なんともやるせない気持ちになります。小山の狙いは理解するできるものではありますが、それにより一人の尊い命を失う結果となりまし…。被害者の妻の心情はいかばかりか、と考えさせられてしまう内容でした。 小山には葛藤といったものなかったのかな? 読み手の自分としては多少なりとも「自分だったらどうするかな? 命も大事だし、病院の闇を告発もしたいし…」と相当揺れるはず、と思いましたが、小山は被害者の病状を診た時点できっぱりと犯行を決意したように見えます。病院の閉鎖性に嫌気がさして葛藤すら抱かない状態になっていたのかもしれません…。 こういった点を踏まえると本作は非常に社会性の高い内容といえると思います。赤城をはじめとした登場人物の心情やそれぞれが抱える事情などを描き切っており、読み手の心に(少なくとも自分には)ズッシリとした何かが迫ってくる作品でした。

Posted byブクログ

2020/10/18

STのリーダー・赤城が主役。当然、医療サスペンスとなる。民事裁判では大学病院側の過失を認められなかった患者死亡事例に、刑事事件として臨むST。証拠の積み上げは厳しさを極める。赤城の過去との対峙と併せて、象牙の塔で展開される教授を中心としたヒエラルキーや、病気を見るが患者を看ない体...

STのリーダー・赤城が主役。当然、医療サスペンスとなる。民事裁判では大学病院側の過失を認められなかった患者死亡事例に、刑事事件として臨むST。証拠の積み上げは厳しさを極める。赤城の過去との対峙と併せて、象牙の塔で展開される教授を中心としたヒエラルキーや、病気を見るが患者を看ない体質に、敢然と立ち向かう。TVドラマ「99.9」で、松本潤扮する弁護士・深山の台詞「事実は一つだけですよ」を思いながら本書を読んでいた。

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2020/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このシリーズが好き。 一人一人の登場人物にしっかりと個性があって、ストーリーも読み進めやすい。 この話は、登場人物の中で"赤"の色で表される赤城に視点が置かれて物語が進んでいく。 知らなかった赤城の過去を知れるのと同時に、STが言葉に出さずとも仲間であることを感じ取れる内容だった。 事件の内容も、最後までどうなるのか予想がつかないものだった。 遺族の方にとっては、怒りのやりどころがない物語であったかもしれないなと、少しばかり重い気分にはなったが、最後まで一気に読み進めてしまう面白さがあった。

Posted byブクログ

2020/03/14

面白かった。世の中、悪い事をしてもトコトン、シラを切り通す奴らばかりだと思うけど…この小説の内容こそが"理想“じゃないかな。小説だからいいんだけど。

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2020/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回は赤城さん。赤だから当然か。研修医時代が当然ながらあったわけで、そこでの確執のようなものがとてももどかしく、これもまた医療現場のある意味事実かと思うと心が重くなりました。人一人を殺すには余りに身勝手な動機だった。医療ミスの裁判は本当に泣き寝入りなるんだな・・・。でも、被害者の奥さんが強い人なのが好感持てました。次に行きます。

Posted byブクログ