格差社会 の商品レビュー
格差社会の方が国民に分断を生みやすく分割統治がやりやすい。よって独裁政治が行いやすい。よって安倍政権は格差社会を目指しているのでしょう。 ちなみに、安倍政権が基準とする「格差」とは、能力や実力による格差ではなく、「アベ様の覚えがいいか悪いか」による格差なのです。 無名の四流...
格差社会の方が国民に分断を生みやすく分割統治がやりやすい。よって独裁政治が行いやすい。よって安倍政権は格差社会を目指しているのでしょう。 ちなみに、安倍政権が基準とする「格差」とは、能力や実力による格差ではなく、「アベ様の覚えがいいか悪いか」による格差なのです。 無名の四流大学でもアベ様につながれば特権により便宜を謀られたりたり、国際的に通用しないボブスレービジネスがアベ様につながって膨大な交付金をもらっていたとか、次から次へと出てきます。 擦り寄れ、擦り寄れ、アベ様に擦り寄れ。そうでなくては出世できないぞ。 ああアベの世やアベの世や。地獄の沙汰もアベ次第。 学校の校庭には二宮尊徳ならぬ“二宮忖度”像が建てられたりして。 さて、格差社会になって貧しい人が多くなれば、経済的徴兵制に都合が良くなります。 アメリカでも経済的徴兵制が行われていますが、日本でもそうしたいのでしょう。 良識ある我々は格差社会に反対していかなければなりません。 http://sanshirou.seesaa.net/article/456893421.html
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3.5 格差の何が悪いのかをある程度の数字を用いて、述べられている。筆者は、2006年時点の小泉内閣あたりで、小さな政府になっており、十分な救済になっていないという意見。経済効率を高めるためには、貧富の格差が拡大するのはやむを得ないという考え方は、「収穫逓減の法則」で説明でき、有能な人に高い所得を与えたとしても、それから得られる経済効率への効果はある程度の限界がある。貧富の格差が広がってもセーフティネットを確立させて、敗者・貧困者を救えばよいというが、実際にはそうなっていないとのこと。どこでバランスをとるか考えていく必要がある。なかなか面白い。
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タイトル通りの内容。経済学の立場から論じられているので、説得力があります。ただ、ところどころ論拠の弱いところがあります。この辺りは、読者として考察できると、おもしろいのだろう思いました。著者の意見と比較的近い考えのため、受け入れやすかったです。
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本書は非常に分かりやすい構成を取っている。具体的には「格差の現状の提示(データで示す)→その要因→格差社会の日本社会への影響→格差社会の進行によって起こる問題点→では、どうすべきか?(処方箋)」というように、順序立てて分かりやすく論が進められているため非常に理解しやすい。 この...
本書は非常に分かりやすい構成を取っている。具体的には「格差の現状の提示(データで示す)→その要因→格差社会の日本社会への影響→格差社会の進行によって起こる問題点→では、どうすべきか?(処方箋)」というように、順序立てて分かりやすく論が進められているため非常に理解しやすい。 この本から分かることは、この本が出版された2006年当時においては格差社会は確かに進行しているということだ。ただ著者は格差社会の問題点を指摘しているものの、根拠としては特に目新しいものはないように思え(もっとも、この本を読んでいるのが2016年とかなり時間が経って格差が当たり前になってしまっているからかもしれないが)、その点についてはやや残念。もっともこういった問題は誠実な語り口が求められるがゆえのことなのかもしれないが、もう少し新たな視点が書かれていればもっと面白かったかなと思う。また、たとえば「p161 北欧のような高福祉・高負担社会の実現も工夫によっては可能」と書かれているが、その根拠も曖昧だろう。北欧国家の体制の問題点にも言及されていない(ページ数の都合もあるだろうが)。 様々な意見を言うのは簡単だが、ただ意見を言っているだけという人も多いと思われる。たとえば本書は次のように指摘している。「p203 日本社会では、一般的に、次のような認識が広く存在しています。日本は税金が高く、社会保険料も高い。にもかかわらず、国民への社会保障の還元は非常に少ないという認識です。いま見たように、社会保障の還元が最低レベルであることは、統計と合致しています。しかし先述したように、税と社会保障の負担率は、実際には、国際的に見ても低いのです」。では果たして、どれほどの人がこのようなデータによる前提を踏まえて議論をしようとしているだろうか?そうした日本社会の現状(とは言え2006年当時のものだが)を知るという意味では本書は役に立つものと考えられる。
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格差が拡大しつつあるという現状認識については、データを引用しながら説明しており、説得力があった。 ただ、そのあとの政策提言については「?」という箇所が多く、あーはいはいという感じ。どうやら筆者は高福祉高負担の北欧諸国やベルギーを理想と捉えているようだけど、負担増にあたっての対応策...
格差が拡大しつつあるという現状認識については、データを引用しながら説明しており、説得力があった。 ただ、そのあとの政策提言については「?」という箇所が多く、あーはいはいという感じ。どうやら筆者は高福祉高負担の北欧諸国やベルギーを理想と捉えているようだけど、負担増にあたっての対応策が「努力して国民のコンセンサスを得る」ってだけじゃあねぇ。 現状認識を学ぶという点においてはいいけど、そこからは微妙だったかな。
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現在の「格差」議論のきっかけとなったと言われる「日本の経済格差」著者の新作ということできたいしたが、内容は可も無く不可も無くというところか。 いくつかの提言もなされているのだが、斬新なものは少ない。
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少し固い、いかにも岩波、学者的。統計データが満載の割には素人目にも?な部分が多いので、突っ込みどころも結構多そうではある。しかしそこぐらいしかとりえはない。過剰な煽りがない分、信頼できそうな語り口は個人的に駄目。慎重かつ大胆な煽りこそがこの手の新書の必要条件ではないだろうか?姿勢は支持できても読み物として退屈。新書で書くならもっと読んで面白いものを!
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読みやすい。事例も分かりやすいが分かりやすさを押しすぎて、やや極端かも。 反対論者が読んだらイライラするんだろうな。
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日本の格差についてよく考察されているが、比較的北欧礼賛チックなのかな。 確かに目指すべきところとして高福祉国家である北欧を模範とすることはよいが、北欧にも問題はあり手放しな絶賛は出来ない。
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格差社会とは何か、データを用いて実証的に説明しながら、その是正策を説いている。 小さな社会にすることは必ずしもいいとは限らない。 競争などの機会の平等を保っていくことが必要。 簡潔な説明で、理解しやすい。このテーマの入門書として使えそう。
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