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感動をつくれますか? の商品レビュー

3.6

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    23

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2011/07/05

ものづくりに必要なのは感性や想像力やセンス?いや、いいものを作りたいというこだわりと、思い込みや常識に陥らないバランス感覚と、タフな精神力だと言う。それらを先に持つべきで、それらを持てば感性・センス・想像力・知識・技術は全部ついてくると言う。

Posted byブクログ

2011/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽勝で音楽作りしているんだろうと思ってたけど…そんなことがあるはずなかった。積み重ねがあって、考え続けて、悩み続けて、極限のところにいるんだと思った。 創作家として、すごくかっこいいと思いました。 【やってみる】「いかにも」な表現を疑ってみる。最高の物を作るにはどうしたら良いか、考え続ける(と書くのは簡単だけど…) 【変わりそうな事】一人の偉大な人の意見に惑わされなくなりそう 自分にとってのツボ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 苦労を偉い事だと持ち上げる人は、大抵、苦労自慢をする。楽な人生などない。みんな何かしら人知れず苦労をしているものだ。苦労自慢をする人には、自分を冷静に見つめる第三の脳、客観視能力がない。ひいては、知性が感じられない。幅を広げたかったら、苦労ではなく知性を磨くこと、本当の修羅場をくぐり抜けること。 冒頭5分で、映画全体の音楽の量が決まると思っている。宮崎駿も「出だしの5分がすべてを決めるね」と。同じことを考えていたのかと思った。 成功をイメージし、最後に「おまえの音楽は世界一だ。それを演奏するおまえは世界一だ。行ってこい!」と気合いを入れて、控え室を出る。

Posted byブクログ

2011/10/20

音楽家、久石譲さんの本です。 体験談や作曲に対する姿勢などが書かれています。 サンドイッチ理論に関してはたしかに、と思いました。 自分はどうなんだろう。 こうやって各分野の一流の方の著書などを読んでいると、行き着く先の思考が似ているな、と思います。 それが一流たる所以なのかも...

音楽家、久石譲さんの本です。 体験談や作曲に対する姿勢などが書かれています。 サンドイッチ理論に関してはたしかに、と思いました。 自分はどうなんだろう。 こうやって各分野の一流の方の著書などを読んでいると、行き着く先の思考が似ているな、と思います。 それが一流たる所以なのかも知れません。

Posted byブクログ

2011/02/02

久石譲の音楽は好きだ。本書は筆者の音楽経験から役立つ事や考察、仕事の進め方について一直線に語られている。しかし、この手の本を読んだ事のある人であればどこかで聞いたような言葉に終始し、脳裏に焼きつくような言葉を得ることはできないのだと思う。 久石譲と宮崎駿の関係とか、音楽家独特の仕...

久石譲の音楽は好きだ。本書は筆者の音楽経験から役立つ事や考察、仕事の進め方について一直線に語られている。しかし、この手の本を読んだ事のある人であればどこかで聞いたような言葉に終始し、脳裏に焼きつくような言葉を得ることはできないのだと思う。 久石譲と宮崎駿の関係とか、音楽家独特の仕事の進め方等について深い興味がある人にはお勧めできるが、一般のサラリーマンでいくつかこの手のビジネス書を読んでる人であれば、わざわざ本書を手に取る必要はないだろう。

Posted byブクログ

2011/02/02

本のタイトルは もっと中身に適したものが あるような気がするけど 久石さんの音楽への思いが分かって すごく興味深かった。 感性や直感力とゆう部分でも そうだよなあ、なんて 妙に納得したり。 ただ、社会や日本人に対する考え方には 自分とは若干差があって 腑に落ちない部分も少し...

本のタイトルは もっと中身に適したものが あるような気がするけど 久石さんの音楽への思いが分かって すごく興味深かった。 感性や直感力とゆう部分でも そうだよなあ、なんて 妙に納得したり。 ただ、社会や日本人に対する考え方には 自分とは若干差があって 腑に落ちない部分も少しあった。

Posted byブクログ

2010/11/24

・「作曲家として最もプライオリティを置いていることは何ですか?」と問われたら、僕は迷わず「とにかく曲を書き続けること」と答える。 ・今日は気分が乗らないから書けない、などと悠長なことをいって自分を甘やかすことはできない。多少体調が悪くても気分が優れなくてもペースは崩さないように...

・「作曲家として最もプライオリティを置いていることは何ですか?」と問われたら、僕は迷わず「とにかく曲を書き続けること」と答える。 ・今日は気分が乗らないから書けない、などと悠長なことをいって自分を甘やかすことはできない。多少体調が悪くても気分が優れなくてもペースは崩さないようにする。無理をすると翌日の効率が確実に落ちる。マラソンランナーと一緒で長距離を走りぬくにはペースを崩さないことが一番である。 ・最近では結局はひたすら考えるしかないという心境になっている。考えて考えて考えて自分を極限まで追い詰めていくしかないのではないか、という感じだ。 ・何事もそうだが、中途半端な決断で道を選ぶと途中で大変な試練があった時、気持ちがくじけやすい。この道を選ぶんじゃなかったと後悔したりする。腑に落ちた道を進んでいかないと、苦労や失敗を背負い込む覚悟もできないのである。 ・様々なところにアンテナを張り、たくさん観て、聴いて、読む。行って、やって、感じる。自分にため込む知識や経験値の量を極力増やしていく。 ・ミスをなかったことにするのではない。逆だ。自分がおかしたミスをまず認める。そして即座に気持ちを立て直す。 ・「なんだこれ?」と思うようなものでもヒットするものに耳を傾けることは大事だ。自分の好き嫌いの主観でとらえずに、それがなぜ世の中に受け入れられているのかとういう状況に目を向ける。すると今という時代の空気が見えてくる。

Posted byブクログ

2010/11/14

宮崎監督のアニメ等で使用される音楽の作曲家で知られる、久石譲さんの著作。音楽は子供のころから、様々なところで触れてきましたが、彼の『書籍』というのは、本書が初めてです。 彼が思ったこと、感じたこと、自分の性格や性質、大切に思っていること、誇り、そういったものが淡々と書かれていま...

宮崎監督のアニメ等で使用される音楽の作曲家で知られる、久石譲さんの著作。音楽は子供のころから、様々なところで触れてきましたが、彼の『書籍』というのは、本書が初めてです。 彼が思ったこと、感じたこと、自分の性格や性質、大切に思っていること、誇り、そういったものが淡々と書かれています。本当に淡々と。押しつけがましさは微塵も感じられません。確かに『作曲家』『音楽家』としての特殊な箇所があり、その分野を勉強しているとスラッと理解できるところがありますが、それはほんの僅かな部分に過ぎず、終始一貫して、『プロである、プロであり続けることの心得』が前面に出ている書籍であると思います。 淡々として、押しつけがましさが微塵もないにも関わらず、言葉にパワーがある、彼なりの熱さがあります。 『作曲家』として生きてきたことの自負、プロとしての誇り、そうありたいという願いと、そうあり続けなければならないことの苦悩。それは何も『作曲家』ひいては『芸術家』だけにあてはまるものではなく、全ての職業に当てはまること。プロとして生きる、生き続けることの覚悟と畏れを持って生きる、大凡、いい加減な意気込みや、そこそこで満足するような生き方をする人間ではない。取りかかるもの(仕事である、ないに関わらず)が、自分にとって誇りであり、大切なものである以上、とことん追求したい、いいものを作っていきたいという意気込み。 これまで振り返ってきて、果たして僕は、そういう意気込みで仕事に取り掛かってきたのか、そうである場合、今後もその仕事に魅力を感じ、『よいもの』を追求するだけのモチベーションを維持し続けられるか、そうでない場合、これから先その仕事に誇りを持って生きられるかどうか、など、色々と自分の過去を振り返る、いい機会となりました。『忙しい』という、毒性の高い甘美な言葉でオブラートに包んで。本当は、忙しいことが恰好いいとか正しいということでは決して無い、ということが分かっていても。 自分の本質、モチベーションの根源や、その先の方向性を見ようとしなかった。『忙しい』ことで誤魔化していたこと。そのモチベーションを生み出す『根源』を、しっかりと認識し、プロとしての道をただ単に踏襲するだけの毎日だった、ということに、愕然としたのです。 単に「これはいい」とか「こうするといい」とか、所謂『儲け話』だけの情報を見続けるだけだったら、きっと気付かなかったかもしれない。彼のように、『プロ』として生き、生き続ける覚悟と畏れ、時代が求めているものと自分が生み出したいものとのギャップや苦悩があるからこそ、淡々とした文体の中にも、読者の心に分け入るだけのパワーがある。本当は僕自身も、そういったパワーを持つ人に何度も会い、話をし、影響を受けているのに、それを表面上のことでしか捉えていなかったことに、深く反省と恥ずかしさを覚えました。むしろ強烈な自己嫌悪に陥っていたりもします。 『プロ』として生きている武器が手に入った以上、その武器を活かすも殺すも自分次第。磨き上げるのも腐らせるのも自分次第。僕はそれを、身をもって知っているし、教えてもらった人もいる。 もう一度見つめ直したい。そして、見つめ直すのは別に一回だけではない。これから先も、もう一回、さらにもう一回ということが巡ってくると思います。 そんな時に振り返りたい、そう思う一冊に巡り合えたと思った次第です。

Posted byブクログ

2010/10/31

クリエイティビティとは何か。 映画、CM、式典演出など多彩な音楽シーンを創りあげてきた久石さんの考え方が垣間見える本。 芸術家といわれて浮かぶイメージ(ひらめき、感性、想像力 etc)とは少し異なり、割とちゃんとした人(このいい方もどうかと思うが)な久石さん。 だが、作品を作る...

クリエイティビティとは何か。 映画、CM、式典演出など多彩な音楽シーンを創りあげてきた久石さんの考え方が垣間見える本。 芸術家といわれて浮かぶイメージ(ひらめき、感性、想像力 etc)とは少し異なり、割とちゃんとした人(このいい方もどうかと思うが)な久石さん。 だが、作品を作るときには最初の直感を大事にし、かつその直感は今までの経験から培われている。 伝統楽器も好きなようだが、必ずしも伝統が守られる必要はないと考える。 というのも、その時代時代に合った音楽が演奏され、その伝統は次の時代には生き残れるかは分からないからだ。 常に伝統の革新を続けなければ、伝統は残らない。 その点が日本は弱い、と考える。 最初から目標を設定するのではなく、どこまで可能性が突き進んで行くのかを試したい。久石さんの姿勢はそういう風に感じる。 常に困難だが未知な方向を選び、思わぬ展開に、やってやろうと意気込む。 その考え方にとても共感できる。

Posted byブクログ

2010/09/30

(2010.09.27読了)(2010.02.25購入) 久石さんの音楽は、宮崎駿監督作品のアニメ映画とセットで親しんできました。宮崎さん以外の映画作品の音楽も作っているし、映画と関係のない音楽活動もしています。 この本は、久石さんの活字作品です。 「僕が一人の音楽家として日々悪...

(2010.09.27読了)(2010.02.25購入) 久石さんの音楽は、宮崎駿監督作品のアニメ映画とセットで親しんできました。宮崎さん以外の映画作品の音楽も作っているし、映画と関係のない音楽活動もしています。 この本は、久石さんの活字作品です。 「僕が一人の音楽家として日々悪戦苦闘する中で考え、やっていることを伝えることで、「想像力とは何だろう」「感性とは何だろう」といった問題に、少しでも僕なりの言葉を投じることができたら幸せである。」(5頁) ●曲を書き続ける(19頁) 「作曲家として最もプライオリティを置いていることは何ですか?」と問われたら、僕は迷わず、「とにかく曲を書き続けること」と答える。 ●映画音楽を作る時(26頁) この映像に合う音楽を作ろう、この作品が必要とする音楽を書こう、と作品を通してそこだけで考えるようにする。 ●ものを作る人間に必要なもの(101頁) ものをつくる人間に必要なのは、自分の作品に対してのこだわり、独善に陥らないバランス感覚、そしてタフな精神力、この三つだと思っている。どれが欠けてもうまくいかない。 ●仕事と人格(106頁) 僕の本名は藤澤守だが、この男の人格と作曲家・久石譲の作って来た作品とは基本的には別物であると考える。もちろん同じ人間だから、全く別物であるはずはないが。要は、作曲家として作品世界の人格に着目してもらえればいいわけで、「久石さんの音楽はこうだから、きっとこういう性格でしょう」などと僕を個人的に判断してもらいたいとは思わない。 ●映画監督(111頁) 映画監督をしてわかったこと 第一に、映画監督とはいかに決断力を要求される立場か 第二に、実にハードで体力を要する 第三に、映画にはやはり監督する人間の内的世界が出るものだ ●交響曲の第一楽章はソナタ形式(120頁) ソナタ形式とは、簡単に言うと、 まず提示部がある。第一主題が提示される。その五度上の調で、第二主題が提示される。第一主題が男らしいと、第二主題はちょっと女性っぽいもの、といったかたちで二つ提示される。次に展開部。ここでは提示部の二つの主題にさまざまなバリエーションを加えて、盛り上げていく。そして再現部。もう一回、提示部の第一主題をやる。第二主題が五度以上の調だったのが、ここで元の調に戻って提示されて終わる。 ●中国に伝統音楽は残っていない(144頁) 中国には今、千年前の音楽など跡形もないらしい。伝統音楽が残っていないという。なぜなら、中国人は伝承の過程で、どんどん自分で工夫して変えていったからだ。そのため、もう原型というものがないのだそうだ。民俗音楽の小泉文夫さんの本にも書かれていたが、全くその通りだ。 ☆久石譲の本(既読) 「I am 遥かなる音楽の道へ」久石譲著、メディアファクトリー、1992.09.10 (2010年9月29日・記)

Posted byブクログ

2010/09/28

ブログ http://ameblo.jp/12357891235789/entry-10661409014.html

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