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感動をつくれますか? の商品レビュー

3.6

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2014/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作曲家という芸術を扱う仕事なので、普通の人とは大きく異る考え方で働いているのかと思っていた。 読み終わった感想としては、人に受ける曲を安定して作り続けるビジネスマンと割り切っているということ。芸術家に対する捉え方が少し変わった。 とはいえ、やはり純粋に芸術を突き詰めたい気持ちもあるようだが、そちらの話はまぁそうでしょうね、という印象。

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2013/12/26

 ジブリものの音楽担当でおなじみの久石先生の仕事論および芸術論。そしてやはり行き着くところは人生論。かといって抽象的な論調ではなく、ご経験された仕事を例示しながらご自身の考え方を分かりやすく語っている。芸術家として生きつつも生計を立てるにはどうすればいいか、といった実生活に結びつ...

 ジブリものの音楽担当でおなじみの久石先生の仕事論および芸術論。そしてやはり行き着くところは人生論。かといって抽象的な論調ではなく、ご経験された仕事を例示しながらご自身の考え方を分かりやすく語っている。芸術家として生きつつも生計を立てるにはどうすればいいか、といった実生活に結びついた方法論は「好きなことを続けながら生きていきたい」という願望を持った若者に限らない老若男女すべての人にとても参考になる。

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2013/11/12

サラッと読める内容。 音楽と映画の相互関係、作曲家としての考え方、久石譲氏独自の日本やアジア・海外の音楽や文化、社会の在り方について。 ジブリ音楽やCMなどで数多く耳にする機会があるので読んでいくと、あぁなるほどな。と。 共感できる部分もあれば、えっ?という部分もあるので 読み手...

サラッと読める内容。 音楽と映画の相互関係、作曲家としての考え方、久石譲氏独自の日本やアジア・海外の音楽や文化、社会の在り方について。 ジブリ音楽やCMなどで数多く耳にする機会があるので読んでいくと、あぁなるほどな。と。 共感できる部分もあれば、えっ?という部分もあるので 読み手によって評価がバラけるだろうと思う内容です。 私は個人的に中国・韓国が嫌いなので、そこだけは共感出来なかった。 で、話は変わるけど はぁ〜!と思ったとこを 一節抜粋する。 「普通の苦労は人間の幅を広げることにはならない。幅を広げたかったら、知性を磨くことと、本当の修羅場をくぐり抜けるとこである。」 んー深い。 オンリーワンよりナンバーワンを目指せ。と。 常に向上しろ。と。 久石譲氏は申しております。

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2013/10/13

大学入学時に購入し、感銘を受けた1冊。 久石譲氏のモノづくりに対する姿勢を知る事ができ、大変勉強になりました。

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2013/10/04

所謂プロ論。 ヒット映画の音楽を担当してきたキャリアもあり、 求められる音楽と自分がやりたい音楽の 考え方の整理がされていると感じた。

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2013/09/21

久石さんの音楽がいいなと思って、その思考や技を知りたくて読んでみた。芸術家ではない、職業音楽家のプロとはこういうものなのだなと面白かった。宮崎駿監督のエピソードなども面白く、さっくりと読めた。仕事において、求められる要望を限りなく組みつつも、その範囲を破った新鮮な驚きを与えるもの...

久石さんの音楽がいいなと思って、その思考や技を知りたくて読んでみた。芸術家ではない、職業音楽家のプロとはこういうものなのだなと面白かった。宮崎駿監督のエピソードなども面白く、さっくりと読めた。仕事において、求められる要望を限りなく組みつつも、その範囲を破った新鮮な驚きを与えるものを作るというスタンスは、全ての仕事において重要だなと思う。仕事を依頼する側も、要望は述べつつも実は、自分の思考の枠を超えたものを求めている。それに気がつき、実践できるかどうかが一流になる人間とそうでない人の違いの一つなのだろう。

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2013/09/19

おもしろくて一気に読みきれた。久石譲がいい音楽を作れる理由が分かる一冊。彼のプロ意識と考え方は作曲家としてだけでなく、どんな職業でも通用するはず。感動はついてくるものじゃなくて、作るものなんだね。

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2013/04/12

音楽から受ける印象同様、すごくまっとうで丁寧に生きている人なんだと感じた。クリエイターとしての矜持や気分に左右されない生活基盤づくりの話には感銘を受けた。ただ後半の人生論みたいな部分がちょっと・・・。

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2013/02/05

久石さんの音楽に対する意識の高さ。 プロとしての意識の高さ。 凄く厳格なイメージがあったが、人間味溢れる素晴らしい人物と改めて思う。 一ヶ月足らずで、映画音楽を作りあげてしまうとは、想像以上の世界だった。 最高のものを作るとはどういう事か? 最高の仕事をすれば、感動はあとから必...

久石さんの音楽に対する意識の高さ。 プロとしての意識の高さ。 凄く厳格なイメージがあったが、人間味溢れる素晴らしい人物と改めて思う。 一ヶ月足らずで、映画音楽を作りあげてしまうとは、想像以上の世界だった。 最高のものを作るとはどういう事か? 最高の仕事をすれば、感動はあとから必ず着いて来るって事かね。

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2012/12/19

以前、人はふつう物事を考えるときに言葉を使うが、作曲家のようないわゆる芸術家と呼ばれる人たちは何を使って考えるのだろうかと疑問を持ったことがある。この本を読み自分が感じたところによれば、その疑問への回答は、やはり言葉を使って考えているということだった。 曲というものを部分に分解...

以前、人はふつう物事を考えるときに言葉を使うが、作曲家のようないわゆる芸術家と呼ばれる人たちは何を使って考えるのだろうかと疑問を持ったことがある。この本を読み自分が感じたところによれば、その疑問への回答は、やはり言葉を使って考えているということだった。 曲というものを部分に分解し、それぞれの構成要素に何を使って、全体をどう組み立てるか。こういったものを作る基本的な考えが、作曲であっても使われると知ることができた。いいものを作る人は、やはり何かしらの論理構造や根拠にしたがって構成を考えアウトプットを出している。すべてが直感で作られてなぜそのアウトプットを出せたのか言葉で表現できない、なんてことはないのである。 あと印象に残るのは、一流と呼ばれる人たちは、一定の期間内で価値あるアウトプットを常に出し続けられる人たちだということだ。むしろ一生の時間をかけて、一つの価値あるものを作ることはたいていの人にはできるのだ。その認識にプロの意識を感じた。

Posted byブクログ