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心にナイフをしのばせて の商品レビュー

3.5

101件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/07/07

ジャーナリストの事件ルポというより、被害者の妹さんの話の書き起こしが8割ちゅー印象 その妹さんが立派すぎてすごいとしか言えない 人間は、自分が体験したことならなんでも記憶していられるほど強くない 母は、生きていくためには記憶を消すしかなかった 記憶がないのは幸せ 「お母さん、...

ジャーナリストの事件ルポというより、被害者の妹さんの話の書き起こしが8割ちゅー印象 その妹さんが立派すぎてすごいとしか言えない 人間は、自分が体験したことならなんでも記憶していられるほど強くない 母は、生きていくためには記憶を消すしかなかった 記憶がないのは幸せ 「お母さん、泣けるほうが楽だよね」 辛くて泣くのはわかるけど、泣かないでがんばっている父はもっと辛いんだよ、と わたしはそう思って、泣くことをやめた 少年法いかれすぎ

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2024/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

酒鬼薔薇の事件の28年前に起きた少年事件の被害者家族の話。 大切な家族が殺されたら、だれでも一生引きづると思う。 それに加害者は数年で少年院を出て社会的にも成功するなんて被害者からしたら絶対許せないと思う。

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2023/02/04

神戸連続児童殺傷事件が起こる28年前にも横浜の高校で似たような事件が起こっていた。被害者家族の傷は永遠に癒される事がなく苦しみ続けている。それに比べ加害者は人権擁護という名目で守られる。横浜の事件の加害者も、国家の無償の教育を受け、自分が犯した罪を反省することなく、大きな事務所を...

神戸連続児童殺傷事件が起こる28年前にも横浜の高校で似たような事件が起こっていた。被害者家族の傷は永遠に癒される事がなく苦しみ続けている。それに比べ加害者は人権擁護という名目で守られる。横浜の事件の加害者も、国家の無償の教育を受け、自分が犯した罪を反省することなく、大きな事務所を経営する弁護士になっていた。もっと被害者遺族の人権に配慮し、ケアしていく体制が整うことを望みます。

Posted byブクログ

2022/11/23

文が読みにくくて最初の50ページくらいでやめてしまった。少年Aがどんな人物だったのか自筆の本には書いてなかったのでそこが知れたのはまぁ良かったと思う。

Posted byブクログ

2022/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かつての殺人を犯した少年が成人して弁護士となっていた 、そんなことあるのか、と思い読んだ。 ここ数年、少年犯罪を扱う小説を読むことが増え、少年法とは、誰のための法律なのか、この考え方に破綻はないのか、わからなくなる。 加害者の親に寄り添っている文章は、とても親近感を覚える。私も同じことを考える。そして何も知らされないまま、物事は動き、被害者の親なのに蚊帳の外に置かれる。 弁護士になった元少年Aが電話で話す内容は、とても信じられない。大切なところのように感じたが、あまりきっちり書かれていないと思った。そこが一番の不満点。 この本の読了直後に東野圭吾、さまよう刃を読んだ。 この被害者の父親の気持ちがとてもよく伝わる。もちろん、東野圭吾はノンフィクションであり、こちらはジャーナリストが書いた作品という違いはある。 でも、この作品、心にナイフをしのばせて、は最後に自分の中でどう処理していいのかわからない、未消化があったが、東野圭吾の方は完璧とは言えないが(それは筆力ではなく、少年法のことがあり、落としどころが難しいのかと思う)もう少し納得がいく。 親の気持ちになったら、このような事件のあと、生きていくことはできない。

Posted byブクログ

2020/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯罪被害者の遺族・関係者へのインタビューからなる本書は、殺人が引き起こす甚大なる影響がまざまざと描かれている。 被害者側が地獄のような日々を過ごし、今も苦しいんでいる一方、加害者は少年であった事から、少年法で守られ、弁護士となり裕福な生活を送っているという不条理さ。それのみならず加害者が吐いた被害者遺族への暴言は絶対に許せない。 また被害者遺族はマスコミの無茶苦茶な取材によってトラウマを植え付けられてしまっており、そのような取材は自粛して然るべき。強引な取材をする人は想像してみてほしい、自分の大切な人が命を奪われ、そのことについて世間が知りたがっているので話を聞かせてください、自分がそう言われたらどう思うか。

Posted byブクログ

2019/03/03

心にナイフをしのばせて 奥野修司さん。 有名なバラバラ事件「酒鬼薔薇」より、 28年前にも同じような事件があった。 加害者のその後。 被害者家族のその後。 読み続けるのが辛い話。

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2019/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本の著者は、当初神戸で起きた「酒鬼薔薇事件」を取材していました。 たまたまある精神科医がこう言います。 「精神科の世界では14歳がいちばん危ないといわれています。だからある一定の確率で酒鬼薔薇のような少年があらわれる可能性は否定できないんですよ」 過去の事件から「酒鬼薔薇事件」を語ることができるかもしれない。 そうして、昭和44年に起きた、高校生が同級生をめった刺しにし、頭部を切り落とすという事件に辿り着き、取材を始めます。 加害者の元少年は、少年法に守られ、前科もつかず、社会に戻ってからは普通に大学に通い、普通に社会人になっている。 被害者家族への謝罪の言葉は? ありません。 この本では加害者の元少年への取材は実現していません。 自らが犯した罪の余りの大きさに、謝罪したくても被害者に会うことができずにいるのか? それとも事件そのものをなかったことにしてしまっているのか? 事件のとき、加害者は何を思っていたのか? 少年院でどのように更正したのか? 大人になって、自らが犯した事件をどう捉えているのか? 被害者家族はもちろんのこと、私たちにもなぜ?どうして?が心の中に澱のように残ります。 いつか、このなぜ?に応えてもらえる日はくるのでしょうか。

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2018/11/27

1969年にあった事件の話ですが、昔にも神戸の酒鬼薔薇事件と似た事件があったのですね。 この犯人のその後は驚かされますが。

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2018/11/23

心が強い時にしか読めないと思う。 被害者からの視点。何とも言えず苦しい。更生とは償いとは考えさせられる。

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