フェルマーの最終定理 の商品レビュー
300年以上解かれなかったフェルマーの最終定理について、生まれた経緯やいろいろな数学者の挑戦の歴史、アンドリュー・ワイルズが証明するまでの苦難、その他の数学会の謎や論争をまとめた一冊。数学の知識がなくてもドキュメンタリーとして楽しめる。
Posted by
ああ面白かった。 積み重ねとしかいえない歴史が、過不足なく回収されていてとてもよかった。 中世にいたっては赤裸々すぎて多少血の気を引く描写もあったけれど。 とても学びのある時間でした。
Posted by
数学や定理のロマンをわかりやすく解説していく、長編ロマン小説。読むのにかなりの体力を要するが、読み終わったときの達成感がある。
Posted by
いろんな人の熱意と苦しみの物語が描かれており、何かに一生懸命打ち込むことの楽しさと苦しさを感じた。 ワイルズの発表から完結まではとてもハラハラした。 証明は誰が見てもわかるように証明することで、みんなの爽快感にも繋がるので、コンピューターでの計算ゴリ押しをよく思えない数学者の...
いろんな人の熱意と苦しみの物語が描かれており、何かに一生懸命打ち込むことの楽しさと苦しさを感じた。 ワイルズの発表から完結まではとてもハラハラした。 証明は誰が見てもわかるように証明することで、みんなの爽快感にも繋がるので、コンピューターでの計算ゴリ押しをよく思えない数学者の心もわかる気がした
Posted by
感想なんて書けない! 大学生の頃に読み、いま再び読了。 古代ギリシアから現代まで。 人類ってすごい。 ワイルズ、10年近くもこの問題に取り組み、 しかもそれを「最高の日々だった」と言えるなんて、これまたすごい。 スマホいじって時間浪費してる自分の生き方を改めようと思いまし...
感想なんて書けない! 大学生の頃に読み、いま再び読了。 古代ギリシアから現代まで。 人類ってすごい。 ワイルズ、10年近くもこの問題に取り組み、 しかもそれを「最高の日々だった」と言えるなんて、これまたすごい。 スマホいじって時間浪費してる自分の生き方を改めようと思いました。
Posted by
プロジェクトX・・・? 面白かったけど蛇足が長えずら。 関係ないけど私が1番好きな数学の未解決問題はリーマン予想です。
Posted by
長い間、手に取れていなかった一冊。本書は、数学の専門家でなくとも、理解できるように専門的な用語や数式を可能な限り使わずに、フェルマーの最終定理の証明に向けた、道筋や歴史を解説しており、数学の専門家ではない私にとっても、読みやすく感じた(公理•定理や無限、集合などの数学用語に馴染み...
長い間、手に取れていなかった一冊。本書は、数学の専門家でなくとも、理解できるように専門的な用語や数式を可能な限り使わずに、フェルマーの最終定理の証明に向けた、道筋や歴史を解説しており、数学の専門家ではない私にとっても、読みやすく感じた(公理•定理や無限、集合などの数学用語に馴染みがあったため読みやすかった点はある)。 加えて、フェルマーの最終定理にとどまらず、ラッセルのパラドックスやゲーデルの不完全性定理をはじめとした数理論理学の発展など、当時の数学界の流れにも触れる形で個人的にはより満足した。
Posted by
数学本というより数学史本という感じ。色々なアプローチからフェルマーの予想へ向かって進んでいくさまがドラマチック。ただフライが指摘した (p.307) という楕円方程式の異常さとか、所どころ飛躍が大きすぎるのが残念。
Posted by
数学のという世界の一面を垣間見ることができる一冊。個人的に、科学的な証明と数学的な証明の違いに関する説明を読むことができてよかった。
Posted by
誰もなし得ない偉大なことを成し遂げるには、子供の時の好奇心を持ち続けること、積み重ねた歴史や今起きていることを柔軟に吸収できる能力が必要なのだと感じた。そんなことが出来る人でも、誰もが感じるような苦悩や葛藤を持っていて、家族への愛情も大切にしてたことが知れたのは勇気づけられまし...
誰もなし得ない偉大なことを成し遂げるには、子供の時の好奇心を持ち続けること、積み重ねた歴史や今起きていることを柔軟に吸収できる能力が必要なのだと感じた。そんなことが出来る人でも、誰もが感じるような苦悩や葛藤を持っていて、家族への愛情も大切にしてたことが知れたのは勇気づけられました。また、日本人の関わりも大きな要素だったことも誇らしく感じました! 生きている上で必要ないだろうと思っていた数学がどれだけ自分たちの生活を豊かにしてくれているのか、当たり前に使っている数字が実は大発明の上に成り立っているものだと分かり、知り合いに言いふらしたい!!
Posted by