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フェルマーの最終定理 の商品レビュー

4.4

781件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/12/10

単行本で読んで以来の再読。その後いろんな数学の本を読んだおかげか、前回ほど数学関連のことばがわけわからないことはなかった。そのためか、作者がいかにわかりやすく手際よくまとめているかよくわかった。ただ、不完全性定理関係のくだりはちょっと「?」感があったが、、まぁ”数学上の興味深いト...

単行本で読んで以来の再読。その後いろんな数学の本を読んだおかげか、前回ほど数学関連のことばがわけわからないことはなかった。そのためか、作者がいかにわかりやすく手際よくまとめているかよくわかった。ただ、不完全性定理関係のくだりはちょっと「?」感があったが、、まぁ”数学上の興味深いトピックの紹介”と”証明は存在しないかもしれないという不安の表現”としてはこれもありなのかな、という気もした。しかしこの抽象的でわかりにくいトピックをこれだけ面白く読ませるのはすごい。

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2020/12/08

数学が苦手な私でも読める1冊。フェルマーの最終定理がいかにして生まれどう解かれたのかおよそ300年の歴史について書かれているまた数学という学問が明瞭で曖昧な学問だということを感じた。 読み終わる時に少し寂しさを感じた。

Posted byブクログ

2020/10/28

単純な表現だが、実に面白かった。 数学はというのは必ず真実があるという思い込みがあった。 しかし、読み進めていく中で、数学ほど曖昧さを帯びた、極めて情動的な思考の末に生まれるある時代のある瞬間の物語であり、真実には大きく二つの意味があることを知り、ため息が出るような満足感であった...

単純な表現だが、実に面白かった。 数学はというのは必ず真実があるという思い込みがあった。 しかし、読み進めていく中で、数学ほど曖昧さを帯びた、極めて情動的な思考の末に生まれるある時代のある瞬間の物語であり、真実には大きく二つの意味があることを知り、ため息が出るような満足感であった。 とはいえ、件の数学界(数論会と言うべきか)においては、この曖昧さの中にこそ存在する「未知の何か」を、証明という真実を確証するプロセスに最大限の重要度を見出している点が、ある意味で相反するものである点、そしてそれが並存しているからこそ数論なのだという点において、この小説に大いなるドラマを感じることができた。 映画、奇跡がくれた数式のラマヌジャンを思い出す。 友愛数。 岡清の受け売りではないが、数学とはほんとうに詩的でドラマチックな人間の営みである。

Posted byブクログ

2020/10/27

めちゃくちゃ面白い本です。 数学が苦手な私ですが、読んでるとグイグイ物語に引き込まれて、夢中になりました。 400年も解けなかった問題を人生すべてをかけて解くって、すごすぎます! ぜひぜひ、読んでみてください。

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2020/09/21

数学に精通していなくても、この数学理論の壮大さ難解さ、ロマンが理解できました。数百年という時を超えて難題に挑んできた数々の数学者たちのストーリーが積み重なり、ラストは感動と爽快感でいっぱいでした。数学が分からなくても読めますが、やはり数学的な思考の説明は入るので、序盤はちょっとだ...

数学に精通していなくても、この数学理論の壮大さ難解さ、ロマンが理解できました。数百年という時を超えて難題に挑んできた数々の数学者たちのストーリーが積み重なり、ラストは感動と爽快感でいっぱいでした。数学が分からなくても読めますが、やはり数学的な思考の説明は入るので、序盤はちょっとだるい部分もありましたが総じて面白かったです。

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2020/09/16

元々数学がとても苦手な自分だけど、 ニュースになったり歴史的難解定理と言うのは知っていた。 数学が出来るとか苦手とかいうレベルの話ではなく、 歴史的な人物が掲げた1つの定理が、 何百年も解かれていないそこにはとんでもなく頭のいい人達が立ち向かい、 その間の苦悩や葛藤があり、 人生...

元々数学がとても苦手な自分だけど、 ニュースになったり歴史的難解定理と言うのは知っていた。 数学が出来るとか苦手とかいうレベルの話ではなく、 歴史的な人物が掲げた1つの定理が、 何百年も解かれていないそこにはとんでもなく頭のいい人達が立ち向かい、 その間の苦悩や葛藤があり、 人生があり、 1つのロマンを解明させるための追求が書かれている。 もはや挙げられている定理や関連する数式とかほんとに気が狂うぐらいにわけわからんけど、 理解できないながらもものすごく面白く表現されていて、 止まらなかった。 数学とは単に計算するだけではない ということを思い知った。

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2020/09/10

フェルマーの最終定理というものは知っていたものの、まさか小説があるとは思いもせず、評価も高いので読破。 内容は数学者の物語が散りばめられ、非常におもしろかった。

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2020/08/20

未解決問題にはロマンが詰まっています。そのロマンの過程で得たもの、失ったものについて知ることができます

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2020/08/15

数学の知識が無くても楽しめると書いていたけど、数学の知識が無いとわからないことがいっぱいあった。 しかし、難問を解きたいという人本来の情熱や試行錯誤など読み物としてはとても面白かった。

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2020/08/10

多くの人がそうだと思いますが私もYouTube大学から流れてきて読んでしまったうちの一人です。が、やはり期待以上に面白かったです。この本を面白くしているのは何といっても著者サイモン・シンの章立ての構成力だと思います。史実であってもそこにストーリー運びがある。ストーリーテラーとして...

多くの人がそうだと思いますが私もYouTube大学から流れてきて読んでしまったうちの一人です。が、やはり期待以上に面白かったです。この本を面白くしているのは何といっても著者サイモン・シンの章立ての構成力だと思います。史実であってもそこにストーリー運びがある。ストーリーテラーとしてのアンドリュー・ワイルズがいる。もちろんこの問題そのものの魅力もさることながら、「誰が語るかによってその話が面白いかどうか決まる」ということをまさに体現している本です。

Posted byブクログ