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月の扉 の商品レビュー

3.4

186件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    75

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    4

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2022/02/23

うわーこれ好き。 場面によって作品の印象が変化する。 ハイジャック犯目線のサスペンス。 機内で発生した死体の謎を解くミステリー。 登場人物たちの心の傷に触れる人間ドラマ。 神秘的な師匠が開く月の扉に纏わるファンタジー。 複数の要素を詰め込んで、ここまで綺麗に仕上げる作者に敬服した...

うわーこれ好き。 場面によって作品の印象が変化する。 ハイジャック犯目線のサスペンス。 機内で発生した死体の謎を解くミステリー。 登場人物たちの心の傷に触れる人間ドラマ。 神秘的な師匠が開く月の扉に纏わるファンタジー。 複数の要素を詰め込んで、ここまで綺麗に仕上げる作者に敬服した。 探偵役の座間味くんも良いキャラクターなので、このシリーズは制覇したい。

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2021/10/16

・読み終わって感じたこと 個人的にスッキリしない ・面白かったシーン 犯人探しのやり取り ・オススメしたい人 宗教的描写が受け入れられて、非現実的思考が好きな方

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2021/08/01

’21年8月1日、読了。久しぶりの、石持浅海さんの作品。 とても面白く、読みました。座間味くんの登場する小説は、今までは短編をいくつか読んだだけで…長編は初でしたが、緊迫感のあるストーリーで、一気に読み切ってしまいました。 殺人の謎解きの後、なんだか幻想的な終わり方で…物悲し...

’21年8月1日、読了。久しぶりの、石持浅海さんの作品。 とても面白く、読みました。座間味くんの登場する小説は、今までは短編をいくつか読んだだけで…長編は初でしたが、緊迫感のあるストーリーで、一気に読み切ってしまいました。 殺人の謎解きの後、なんだか幻想的な終わり方で…物悲しい最後でも、なぜか希望が持てたなぁ。 石持浅海さん、次は何を読もうか…大好きな作家さんです!

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2021/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

沖縄という縁がある場所が舞台で少し親近感。後半は気になって一気読み。師匠に関してはちょっと浮世離れしている感じがするけど、ユタの存在を拡張したのかな。麻里は最初から怪しかったけどそのまま。座間味くんあっぱれ。真壁さんと友達になってほしかった。

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2021/06/04

那覇空港で起きたハイジャック、犯人の要求は師匠を空港まで連れてくること。その最中に機内で起こった殺人事件。解決させられるのは偶然乗り合わせた乗客だった。 著者の作品は【殺し屋、やってます。】に続き2作品目。兎角、ハイジャックと機内での密室殺人というあらすじが斬新で面白かった。 ...

那覇空港で起きたハイジャック、犯人の要求は師匠を空港まで連れてくること。その最中に機内で起こった殺人事件。解決させられるのは偶然乗り合わせた乗客だった。 著者の作品は【殺し屋、やってます。】に続き2作品目。兎角、ハイジャックと機内での密室殺人というあらすじが斬新で面白かった。 しかしながら謎解きの紆余曲折が長い割に、クライマックスがあっけなく、私にとっては少々不完全燃焼な読了感だった。 作中に泡盛を飲むクダリがあるのだが、【殺し屋、やってます。】のレビューにて綴った禁酒生活は、今日今現在も継続中。11ヶ月16日目。 ノンアルコール生活365日目は、是非とも炭酸水とビーフジャーキーで月でも見ながら祝杯をあげたいと思ふ。

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2021/05/06

『葉桜の季節に君を想うということ』が日本推理作家協会賞を受賞した年の候補作のひとつだったそうで、楽しめた。謎解きの難しさとか爽快感には物足りなさもあったけど最後の展開(エピローグじゃない)は二時間ドラマみたいな感じで、そういうのが好きなら良い作品。『葉桜の〜』と時期が被ったのは不...

『葉桜の季節に君を想うということ』が日本推理作家協会賞を受賞した年の候補作のひとつだったそうで、楽しめた。謎解きの難しさとか爽快感には物足りなさもあったけど最後の展開(エピローグじゃない)は二時間ドラマみたいな感じで、そういうのが好きなら良い作品。『葉桜の〜』と時期が被ったのは不運だったかも。

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2021/04/19

予備知識ゼロで読み始めて、おお、続き気になる系のミステリー!と思ったら、これがなかなか一筋縄ではいかない。 色々絡んでくる。もはや色んな要素詰め込みすぎてどこにスポット当てていいかわからん。いや、結論人間の業みたいなものを描くために色んな要素と視点なんでしょう。 世界観に入り込め...

予備知識ゼロで読み始めて、おお、続き気になる系のミステリー!と思ったら、これがなかなか一筋縄ではいかない。 色々絡んでくる。もはや色んな要素詰め込みすぎてどこにスポット当てていいかわからん。いや、結論人間の業みたいなものを描くために色んな要素と視点なんでしょう。 世界観に入り込めるかによって読後の満足感が人によって全然違うのでは。 でも彼のキャラクターはよかった! 個人的に最後は蛇足。 とはいえ続き気になりすぎて夢中で徹夜で読んでしまった。

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2021/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

沖縄那覇空港で突如として発生した起きるハイジャック事件。犯行は計画通りに進んでいっていたが、 犯人達も予期せぬ死体の出現によって事態は一転。機内は謎が謎を生む奇妙な現場と化す。 類を見ない犯人たちの動向と要求。彼らの目的とは一体どこにあるのか。そして予定にない死体が生まれた理由とは。 様々な謎と思惑が蠢き絡み合う本作品。 犯人達が機内に乗り込むまでからハイジャック開始、そして死体発見から推理パート、そしてその推理も場面を進めるごとにどんどん展開され、息をつく暇もないほど目まぐるしく場面が変わっていく様子に思わず緊迫感を覚える。 にも関わらず、肝心の機内の雰囲気は束の間の平穏さえ感じさせる。この平穏は登場人物たちの小気味良いトークによってもたらされているのだろう。緊張感とは裏腹にテンポよく軽快に進んでいくため一気に読み進める事が出来る。 犯人たちが基本的には善良な性格をしており犯罪行為に対して後ろめたさを感じている部分が描写されているためかより入り込んで読み入ってしまう。 少々残念だったのが、本作品のキーマンである師匠のカリスマ性が作中では強く伝わってこなかったことと、終わり方が非常にあっさりしていたように感じてしまったところだ。ただこれは途中の怒涛の展開によってハードルが上がりすぎていたのかもしれない。後に思い返してみるとこれ以上視聴者の予想をキチンと裏切る終わり方もないようにも思う。 ミステリーによる血腥さと綺麗で奇妙な世界観が両立されており、引き込まれる作品であった。

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2020/08/15

久しぶりのコージーでは無いミステリー。 特殊な設定・環境を受け入れきれない面はありましたが、十分楽しめる内容でした。

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2020/06/07

メインストリームと思った流れに伏線が乗って広がり、最後は再びメインに戻り、ファンタジーで終わる。控え目な描写が妙に美しい。

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