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生きることの意味 の商品レビュー

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35件のお客様レビュー

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在日朝鮮人である著者…

在日朝鮮人である著者の子どもの頃の体験。壮絶な毎日の中から生きる意味や力を伝えられる。心打たれ、考えさせられる。

文庫OFF

日中戦争下の当時の生…

日中戦争下の当時の生活が歴史上起こってはいけない悲惨な出来事であったことが鮮明に在日朝鮮人である著者によってつづられています。韓国併合は朝鮮人だけでなく日本人にとっても哀しいの一言では言い表せない、暗い出来事であったことが胸に鋭く伝わってくる本です。みんな生きている中で様々な困難...

日中戦争下の当時の生活が歴史上起こってはいけない悲惨な出来事であったことが鮮明に在日朝鮮人である著者によってつづられています。韓国併合は朝鮮人だけでなく日本人にとっても哀しいの一言では言い表せない、暗い出来事であったことが胸に鋭く伝わってくる本です。みんな生きている中で様々な困難にぶち当たり何度もくじけそうになるけどその中から人間のやさしさを見つけ人種関係なく助けあうことが平和なんだと実感する本です。人が誰しも持っている思いやりや愛情を大切にしていかなければいけないと諭してくれる本です。今生きていることや

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第二次大戦前後におけ…

第二次大戦前後における在日朝鮮人の苦悩な生活の話。あまりにも理不尽な小学校時代。学校の先生からの仕打ちや生活苦の中から本当に生きることの意味を悟り、読み手も生きることの意味を考えさせられてしまう。

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2023/12/24

動乱の時代にあって繰り広げられた成長の記憶が淡々と語られる。小学校 5 年で出会った阪井教諭の人柄にとても惹かれる。

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2023/10/20

夫に勧められ、自然と一気に読んだ。 幼少期の貧困生活は凄まじく過酷で、よく生き抜いてこられたなぁと思った。当時の朝鮮人差別はこんなにもひどかったんだと日本人として恥ずかしくなった。 また小学校の先生の資質にも色々あって、 素晴らしい先生に出会ったことは救いだった。

Posted byブクログ

2023/01/31

人の悪口も、傷付けたり陥れたりしようとすることも、拒絶することも大好きだった。 そんな風になる前は、嘘が嫌いで、ズルが嫌いで、人に恥じない姿でいるのが信条だったのに。 そうなってしまった理由は、自分のせいで大好きな人が傷付く姿を見てしまったからで、人はそれまで頑として支えにしてた...

人の悪口も、傷付けたり陥れたりしようとすることも、拒絶することも大好きだった。 そんな風になる前は、嘘が嫌いで、ズルが嫌いで、人に恥じない姿でいるのが信条だったのに。 そうなってしまった理由は、自分のせいで大好きな人が傷付く姿を見てしまったからで、人はそれまで頑として支えにしてたものを失うと一瞬で駄目になるのだと思った。 そんな訳で、とにかく人への優しさと無縁になってしまった私をまた元の自分に戻してくれたのも、やっぱり愛する人との出会いで、労わることも思いやることも、誰かを大切にすることの幸福、その全てを思い出させてくれたのでした。 私は一生、この人を大切に大切に、ずっと喜ばせ続けたいと思ったのです。 私にとってはそれが生きることの意味だと、読んでて思いました。

Posted byブクログ

2022/11/22

朝鮮で生まれ、日本で育った著者の話。日清戦争、日露戦争、日韓併合(1910年)と様々な歴史があり、朝鮮人に対する差別が強かった時代。幼少期を、ハーモニカ長屋で暮らす著者のことを想像すると、貧しくてとても大変な時代だったと思う。 最近、戦争に絡めた話を読むのが好き。今がより豊かな時...

朝鮮で生まれ、日本で育った著者の話。日清戦争、日露戦争、日韓併合(1910年)と様々な歴史があり、朝鮮人に対する差別が強かった時代。幼少期を、ハーモニカ長屋で暮らす著者のことを想像すると、貧しくてとても大変な時代だったと思う。 最近、戦争に絡めた話を読むのが好き。今がより豊かな時代なんだな、当たり前は当たり前じゃないんだなと思わせてくれるから。人間、不満になると常にないものばかり意識するようになるから。

Posted byブクログ

2021/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人を動かすやさしさを知った。 人との出会いを一つ一つ感謝して、それが自分の糧になるようせいいっぱい生きていきたい。

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2020/07/18

朝鮮人としてブレない生き方をしてきたお父さん。 日本の歴史を学びなおす必要があると感じた。 教育とは。

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2020/04/19

 1932年生まれということで、その少年時代の厳しさは、今の我々には想像もつかないとは思って読み始めましたが、その想像をはるかに超えていました。私のようなものがとても気軽に感想のようなものを書き込める内容ではありません。  この筆者のような体験をすれば、生きることの意味を考えず...

 1932年生まれということで、その少年時代の厳しさは、今の我々には想像もつかないとは思って読み始めましたが、その想像をはるかに超えていました。私のようなものがとても気軽に感想のようなものを書き込める内容ではありません。  この筆者のような体験をすれば、生きることの意味を考えずにはいられないと思う一方で、そんな体験をしない我々が、どのようにしてこの筆者の心境に達することができるのか。せめて、こうした本を読んで疑似体験するしかないのか。  感動的なのは、5年生で出会う阪井先生とのエピソード。教師の在り方を考えさせられます。こんな教師に出会えたことが筆者の幸せですね。私も、尊敬する恩師の姿を重ねて読みました。

Posted byブクログ