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ワイルド・ソウル(下) の商品レビュー

4.5

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/03/08

傑作。 これまで読んだ本(まだ十五冊目)の中でも間違いなく最高峰。 よく練られてんなあ。 よく調べ上げたなあ。 と感心させられっぱなしやった。 それと同時におれはまだ、まだまだやな、と思い知らされもした。 後半、全てが繋がっていく感覚が妙に心地良かった。 じつは、たまにそ...

傑作。 これまで読んだ本(まだ十五冊目)の中でも間違いなく最高峰。 よく練られてんなあ。 よく調べ上げたなあ。 と感心させられっぱなしやった。 それと同時におれはまだ、まだまだやな、と思い知らされもした。 後半、全てが繋がっていく感覚が妙に心地良かった。 じつは、たまにそのここちよさを思もいだしてなんども、イキかけた。 成程。 今日発売の新作ポケモンが買えなかったのも、 仕事中、同僚達にケーキを振舞っておいて自分はひたすら読書に興じていたのも、 こうして書き残す事ができたのも、全ておれにこの感覚を味わわせる為に仕組まれた運命の歯車だったのだ。 どうやら、流れには身を任せた方がいいようだ。 ……とか言ってみる。 すいません働きます。

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2010/08/23

下巻は日本政府への復讐劇とその顛末。犯人、警察、マスコミ、それぞれの人物のキャラが立っている。外務省内の慌てぶりも描かれると面白かったかもしれない。痛快かつ良質の娯楽小説。

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2010/05/27

呪われた過去と訣別するため、ケイたち三人は日本国政府に宣戦布告する。外務省襲撃、元官僚の誘拐劇、そして警察との息詰まる頭脳戦。ケイに翻弄され、葛藤する貴子だったが、やがては事件に毅然と対峙していく。未曾有の犯罪計画の末に、彼らがそれぞれ手にしたものとは―?史上初の三賞受賞を果たし...

呪われた過去と訣別するため、ケイたち三人は日本国政府に宣戦布告する。外務省襲撃、元官僚の誘拐劇、そして警察との息詰まる頭脳戦。ケイに翻弄され、葛藤する貴子だったが、やがては事件に毅然と対峙していく。未曾有の犯罪計画の末に、彼らがそれぞれ手にしたものとは―?史上初の三賞受賞を果たし、各紙誌の絶賛を浴びた不朽の名作。

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2010/05/04

 呪われた過去と訣別するため、ケイたち三人は日本国政府に宣戦布告する。外務省襲撃、元官僚の誘拐劇、そして警察との息詰まる頭脳戦。 ケイに翻弄され、葛藤する貴子だったが、やがては事件に毅然と対峙していく。 未曾有の犯罪計画の末に、彼らがそれぞれ手にしたものとは―? 史上初の三賞受賞...

 呪われた過去と訣別するため、ケイたち三人は日本国政府に宣戦布告する。外務省襲撃、元官僚の誘拐劇、そして警察との息詰まる頭脳戦。 ケイに翻弄され、葛藤する貴子だったが、やがては事件に毅然と対峙していく。 未曾有の犯罪計画の末に、彼らがそれぞれ手にしたものとは―? 史上初の三賞受賞を果たし、各紙誌の絶賛を浴びた不朽の名作。 紹介文より

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2010/04/10

いや~~。久々のヒットです!はじめから終わりまで一気に読み切りました。ブラジルの移民の話は知らなかった訳ではないのに、当時の苦労がひしひしと伝わってきます。最初の移民からもう100年もたっていて、ネットで色々調べてしまいました。とてもおすすめの作品!

Posted byブクログ

2010/04/08

最後のプロポーズが最高だった。壮絶な題材にも関わらず、そこっ!?って感じだけど、笑って暮らそうみたいなとこ。納得の上下巻組みは、もう一度読み返したい。

Posted byブクログ

2010/01/11

2010.1 上下巻900ページ超をほぼ一気読み。重たい題材を、垣根涼介風に仕上げまくり。ページを繰る手が止まらない名作。

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2025/02/04

久しぶりに「あれ、もう2時だ」「うわ、3時過ぎちゃった、早く寝なきゃ」「…5時か…。まあいいや、最後まで読むか」という具合の読み方をした小説。 掴まえられて、引き摺り込まれた。 完璧な作品ではないと思う。 主要登場人物のキャラクターが物語全編を通して見ると若干だけどブレていると...

久しぶりに「あれ、もう2時だ」「うわ、3時過ぎちゃった、早く寝なきゃ」「…5時か…。まあいいや、最後まで読むか」という具合の読み方をした小説。 掴まえられて、引き摺り込まれた。 完璧な作品ではないと思う。 主要登場人物のキャラクターが物語全編を通して見ると若干だけどブレているところとか、肝心の頭脳戦の結末が、勝利を簡単に手にしてしまう人物の描写や位置づけも含めてちょっとアレなところとか、ギョーカイ事情の細かいところとか。 しかしそれら瑣末な不満点などまったく問題にならない魅力的なストーリー、そして世界。 公式サイトで作者自身も書いておられるが、まさに全力を尽くし、注ぎ込んだ作品であると、読む側の私も強く感じた。 文字通り地球の裏側まで股に掛けてリアリティーたっぷりに繰り広げられる、疾走する物語。 舞台が大きく、そして描かれている年代も比較的幅広いにも関わらず、激しく疾走している。 すでに様々な賞を受賞しているので私などが言うまでもないが、間違いなく史上に残る1冊であると思う。 そうでなければ困る! あまりに面白すぎて、これ以上はもう書けないや。 今すぐこの作家の全著作を集め、そしてこれからも追い続けなければいけない。 「アマゾン河の食物誌」や「アマゾン源流生活」といったルポルタージュは優れたノンフィクションだが、それらとはまったく趣を異にしながらも、これもまた人をアマゾンへと誘うという点においては同質の、魔の書か。 これから読む「ラティーノ・ラティーノ!」と併せてどうなることやら。

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2011/09/12

またまた久々に感想。本を読んでない訳じゃないけど、感想書きにくる暇がないよぅ。で、本題。すごく考えさせられます。フィクションだけど、移民の話は本当にあったことだよな・・・つくづく政府に全てをゆだねることの恐ろしさを感じます。棄民としてブラジルの大地で苦しんで死んでいって人たちがど...

またまた久々に感想。本を読んでない訳じゃないけど、感想書きにくる暇がないよぅ。で、本題。すごく考えさせられます。フィクションだけど、移民の話は本当にあったことだよな・・・つくづく政府に全てをゆだねることの恐ろしさを感じます。棄民としてブラジルの大地で苦しんで死んでいって人たちがどれくらいいるのだろう・・・でも、そういう社会的な話だけではなく、テンポよい話運び、そして、すっと胸のすくようなラスト。全てがよかったです。ケイのブラジリアンな性格がかわいい。憎めない。実際にいたら、確実に惚れてます。久々に面白い本を読みました。

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2009/10/07

図書館。 一気に読みました。面白かったー。 それぞれの決着が気になって、読み飛ばした部分もあったり。 なかなか考えさせられつつ、よい着地点なラストだと思いました。

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