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ワイルド・ソウル(下) の商品レビュー

4.5

102件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/10/30

南米移民として日本に苦しめられた男たちの復讐劇を描く長編小説の下巻。 上巻の内容を受け、ちょっとしたほころびから警察が捜査網を狭めていく。 下巻では捜査官側からの視点も加わり、物語はより厚みを増す。 第二の事件の手際も見事、犯行計画も見事、捜査の手際も見事。 これだけ何人もの視点...

南米移民として日本に苦しめられた男たちの復讐劇を描く長編小説の下巻。 上巻の内容を受け、ちょっとしたほころびから警察が捜査網を狭めていく。 下巻では捜査官側からの視点も加わり、物語はより厚みを増す。 第二の事件の手際も見事、犯行計画も見事、捜査の手際も見事。 これだけ何人もの視点が交互に展開されながらノンストップで読ませるストーリー性に感服しました。 何より、南米の男・ケイと報道記者・貴子の人物造形が抜群によくて魅了されました。 結末への持って行き方も、それぞれの人物の事件後の姿もすとんと腹に落ちるもので読後感も素晴らしくいい。 歴史的背景をしっかり踏襲することが物語の重みを与えていて、まさに不朽の名作というやつだと思った。 うん、間違いなく面白い。読んで良かった。 垣根さんをますます好きになったよ。

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2011/10/17

そして復讐は始まり、結末へ。後半は疾走感あふれる社会派冒険小説って感じかな。上巻ほどすげえー、っと止まらない感じではないが最後まで飽きずに楽しめた。ケイが非常に好感度の高いキャラなので感情移入したまま最後まで読みきりました。ああ、南米行きたい。怖いけど。

Posted byブクログ

2011/10/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

昭和かな?日本政府が膨れ上がった国民に「アマゾンの土地を買って開拓しませんか?」と持ちかける。 肥沃な土地で施設もちゃんと揃えますよ。 その謳い文句にあっさりみんな引っかかる。 行った先には酸が強すぎる土と何の施設もないただのジャングル。 しかも奥地すぎて帰るのは無理。 そこで奇病や飢えに何人もの人が死んでいった。 そこで生き残った何人かの人たちがなんとか這い上がって、それでも政府にいつか仕返ししようと考えて、それを実行する話。 意外と最後はさわやかにまとめられていて結構おもしろいですo(^-^)o ハードボイルドにちょこっと恋愛、家族愛、友情。それぞれ割合がよく入ってます♪

Posted byブクログ

2011/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本 すごく面白い。 最初からどんどん引き込まれていきます。 戦後の棄民政策がテーマです。。 垣根氏の作品は登場人物がとても魅力的です。 そのうちの一人はこんな車に乗っています。 「ガンメタリックのマツダ・RX-7。通称FD。車両価格が400万円したこの車をさらに700万円以上の金を注ぎ込んで、エンジン本体から足回りからボディ本体の構造補強まで、すべてにチューンナップを施した。」 無数のスポット補強。 T-88タービン。 ロムの書き換え。 ロールケージ。 最後は330km/hrまで出てしまいます。。 限界まで引っ張ってブローしてしまいますが・・・ また登場する女性もとても魅力的でファンになってしまいます。 とても面白く、1000ページ近くある長編でしたが、読む時間を見つけてでも読みたくなる本でした。 子供には勧めませんが、大人の方は読んでみてもいいかも。。

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2011/09/15

下巻に入ってから止まらなくなって、一気読みしてしまった。 面白かった! ぐいぐい引き込まれる。 電車で読んでて降りそびれたくらい。笑 疾走感が堪らない。 終わり方もスカッとカラッとしていて、好き。 問題提起、 知らなかったことを考えるきっかけをもらった。 「知らない...

下巻に入ってから止まらなくなって、一気読みしてしまった。 面白かった! ぐいぐい引き込まれる。 電車で読んでて降りそびれたくらい。笑 疾走感が堪らない。 終わり方もスカッとカラッとしていて、好き。 問題提起、 知らなかったことを考えるきっかけをもらった。 「知らない」ということの、罪。

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2011/09/03

自己の内にある塊をぶつ壊すことで世界が変わるのだと思う。その塊がどこから来るのか、何からできるのかは人それぞれだけど、囚われながら生かされるのは自分の人生のようであって自分の人生ではない。何かに気付き、何かを破壊することで、自分の人生を生きることができるのではないか。 目の前にあ...

自己の内にある塊をぶつ壊すことで世界が変わるのだと思う。その塊がどこから来るのか、何からできるのかは人それぞれだけど、囚われながら生かされるのは自分の人生のようであって自分の人生ではない。何かに気付き、何かを破壊することで、自分の人生を生きることができるのではないか。 目の前にあるものを受け入れ、自分の暮らす場所を愛せるような場所を築きたい。ためらいをなくしたい。

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2011/06/03

なんか… 壮大な話だったなぁ… でもこの本で垣根さんにハマった! ※上下でレビュー一緒(^-^;

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2011/02/11

2016オリンピックも2014ワールドカップもブラジル、ということでブラジルに関する勉強を開始しました。まずはウォーミングアップ的に、友人ヨモケンお勧めの本書を読了っす。 で、レビュー的には普通に楽しい小説でしたw 単純にエンターテイメントとしてもよいっす。村上龍が好きな人なら...

2016オリンピックも2014ワールドカップもブラジル、ということでブラジルに関する勉強を開始しました。まずはウォーミングアップ的に、友人ヨモケンお勧めの本書を読了っす。 で、レビュー的には普通に楽しい小説でしたw 単純にエンターテイメントとしてもよいっす。村上龍が好きな人ならすんなり入れるかな。 プラスして、ブラジル移民の問題や状況なども掴め、まさに一石二鳥。これから先、ブラジルを考えるいいきっかけになりました。(2011.02.09読了)

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2011/01/14

おもしろかった~!ラストも納得のいくもので大満足。近々南米に行く予定だから、スペイン語に親近感わいた。

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2011/01/03

垣根らしいんだけど、個人的にはもっと凄惨な感じで終わってもいいのかなぁと。割とハッピーエンドな雰囲気はイマイチ。

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