λに歯がない の商品レビュー

森博嗣【著】

2010/12/13

Gシリーズ第5弾。　
前作に引き続き楽しく読めた！

また５作品目にしてやっと、真賀田博士が絡んでいるとしたらどのような意味をもって絡んでいるのかが、推測できた。　

この推測が的外れか、どうかは続きを読まなければ解らないので次回作が非常に楽しみである。　

しかし、それにしてもこの作者の目次は、いつも面白い

2019/01/16

「すべては、イメージだ」

Ｇシリーズ第五弾。
Ｔ建設技術研究所内で発見された4人の銃殺死体には、歯がなかった。
これまでの一連の事件との関連は…??

赤柳探偵が謎だ…

2010/09/19

新本格でスタートしたのに、新々本格になられたのね。
シリーズとしては必要な話だったのだと信じたい。
推理小説としては……うーん、どうなんだろう。
急展開！　そして、ダジャレ。

2017/01/22

自殺に関する登場人物の議論が面白かったです。
シリーズを通してのテーマは、この辺にあるのかもしれませんね。

メインの謎もなかなか楽しめました。
「動機｣が、ワリと明確にされて、重要な位置づけを与えられるのが、やや異色。
ちょっと、社会派の香りを感じたのは私だけでしょうか？

2010/07/29

建築系の研究所、密室に歯の抜かれた４銃殺体。
Ｇシリーズ第５弾。

一応示される事件の構造はミステリぽい。でも話全体としてミステリぽくないのは森博嗣だなーって思いました笑。
周囲が混沌としてきた。四季に向かって加速中？？　Ｇシリーズってシンプルなのでいちばんビギナ向きだと思ってたけど全然ですな。

メイン（たぶん）の３人が好きなのでＳＭが出張ってくるともどかしい笑。前作みたいにおばさまが出てくるのは大歓迎なんだけど。

2010/05/21

このシリーズは加部谷、海月、山吹の3人が主要登場人物となって進んでいく物語かと思っていたのですが、そう言うルールと言うか設定でも無かったようで今作では予想外に萌絵自身の話が深く描かれていました。
S&Mシリーズにて萌絵の成長は終了だと思っていたのですが、そう言うことも無く、そういうことは関係無いのだなと思い、萌絵の成長から時間の経過を感じました。
今作ではついにあの人が登場し、うはぁとテンションがあがりました。年とっても格好良いですねぇ。
最後の犀川先生の歯切れの悪さの原因は何かと想像するとにやにやと勝手に愉快な気分になりました。にやにや。

2013/03/31

■身元不明の4人の男の死体につきまとう「λ」の文字！！
　密室大量殺人？一連の事件との関連は！？

密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には……歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路――すべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾！

2010/04/27

これは～～・・・イイ！
（・∀・）

推理小説という意味ではなくて、死生観が語られていて共感が出来る部分があったり、ほぅ～と思う部分があったり。
ただ、シリーズ物なんで本作だけ読んでも分からない部分が多々であろうよのぉ・・・。

君も。もう一度「命」を見つめ直してみないか？

2010/04/19

Ｇシリーズ第５作。研究所内で密室殺人発生

読了日：2007.06.19
分　類：長編
ページ：272P
値　段：880円
発行日：2006年9月発行
出版社：講談社ノベルス
評　定：★★★

●作品データ●
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主人公 ：西之園萌絵他
語り口 ：３人称
ジャンル：ミステリ風小説
対　象 ：一般向け
雰囲気 ：小説一般
結　末 ：決着
ブックデザイン：熊谷 博人・釜津典之
カバーデザイン：坂野 公一（welle disign）
フォントディレクション：紺野 慎一（凸版印刷）
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---【１００字紹介】------------------------
密室状態の研究所で発見された身元不明の４人の銃殺体は
「λに歯がない」というカードを持っており、
歯が抜かれていた。犯人の脱出経路は？
西之園萌絵は「φ」から始まる一連の事件との関連を疑うが…シリーズ第５作
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ギリシア文字がタイトルに入る「Ｇシリーズ」の第５作。

また密室殺人です。セキュリティ万全の建設技術研究所で、４人もの部外者が射殺されていて、しかも死後に歯を抜かれているという状況。どう考えても外からそれをすべて行なうのは難しいし、一体犯人はどこへ？という謎です。

あれ？そういえばどこから入ってきたんだっけの謎の方は、ちょっと思い出せないな。出てきたっけ？それはともかく。

シリーズの１作としての役割は果たしている感じ。でも独立して読んでも全然問題がなさそうというのが凄い。あまりにシリーズの１作としての位置づけがはっきりしすぎていると、単体で読んだときの１つの作品としての完成度はどうなの？と思うこともたまにありますけれど、本作はその辺りが大変巧い。どういう読者がやってきても、ちゃんとそのように読ませるような感じが。どこから読み始めてもいい、という著者の言葉が分かる気がします。そういう風に、客観的に書かれているのだということ。

内容的にはよく、キャラの主観というか、言葉にしにくい、ふわふわとした感情をよく書き込んでいると思うのですが、著者自身がそれに流されていないというのが、こういう構成を眺めたときに分かります。

謎の回答としては結構、専門的であって人によって受け取り方は様々でしょうね。まあ、そういう作風だから文句を言う人はいないと思いますけれど。

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文章・描写 ：★★★＋
展開・結末 ：★★＋
キャラクタ ：★★★＋
独　自　性 ：★★★
読　後　感 ：★★＋
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菜の花の一押しキャラ…国枝 桃子

「越えられない壁だよね。自分という名前の壁」（加部谷 恵美）

2010/03/21

なんだかんだ言いつつ、続きが気になって文庫なる前に新書で購入。あいかわらずトリックについていけないんだけど、好き(笑)