リア王 の商品レビュー
超資産家の老人が「もうそろそろ資産をすべて譲渡し、子どもたちに面倒を見てもらおうと思う。そのために子どもの君達が資産を譲る対象にふさわしいかテストします。資産を譲るから私は私で好き勝手に生活させてもらう」、と言ったら現代のリア王ができあがりますよね、たぶん。(家族全員が死ぬかどう...
超資産家の老人が「もうそろそろ資産をすべて譲渡し、子どもたちに面倒を見てもらおうと思う。そのために子どもの君達が資産を譲る対象にふさわしいかテストします。資産を譲るから私は私で好き勝手に生活させてもらう」、と言ったら現代のリア王ができあがりますよね、たぶん。(家族全員が死ぬかどうかは別にして)それは別にして、読んでいると劇を見てみたくなります。 マクベスは魔女、ハムレットは親父の亡霊という、ふつう現代社会にはない想像しにくく、言ってみれば突然に悲劇がふって湧いてきます。しかし、リア王は身から出た錆というか、自分自身のふるまいが原因で悲劇が始まります。ふつうに現代社会にも似たような話が起こり得る話で、子どもの心情もかなり理解しやすい話だと思います。王様は「老いては子に従え」の真逆を突っ走っており、老後を悠々自適に暮らしていこうと、王の尊厳を保持してわがままに生きていけるような「余計な一手」を指してしまったがために、子どもにそっぽを向かれます。(というか自分も子供らも死ぬことになります)ほんと、自分も気を付けないと~。
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沈黙は、金ではない。コーディリアは心優しいお姫様かもしれないが、それでも高慢だ。道化の秀逸な用いられ方は現代小説にはなく、興味深い。
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リア王、結末に、悲しむ。さすが四大悲劇のひとつ。 実際に劇場で見てみたい! 色々と研究書を読んでみたくなる。どういう解釈がなされているのか。
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うーん、よく分からなかった……。 リア王の気持ちもよく分からないし、末娘がどうしたいのかもいまいち分からない。 難しいわ〜。 ただ、「三人」の娘という登場人物に対しては思うところあり。 三兄弟のモチーフは物語によく出てくるわけで。 ハリーポッターだって、最後の肝心な神話で三兄弟が...
うーん、よく分からなかった……。 リア王の気持ちもよく分からないし、末娘がどうしたいのかもいまいち分からない。 難しいわ〜。 ただ、「三人」の娘という登場人物に対しては思うところあり。 三兄弟のモチーフは物語によく出てくるわけで。 ハリーポッターだって、最後の肝心な神話で三兄弟が出てきた。 三人いると、キャラクターが対比しやすいのか、構造として三人というのが良いのか。 「起承承承転結」で、承を3パターン書くことの面白さを説いている人がいたのを思い出しました。 3は変化の数か。
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言うまでもなくシェークスピアの名作。 王が突然引退を決め、その後継として、3人の娘に対し自分への愛情をテストする。 しかし、王の期待はもろくも崩れ去り、気がふれてしまった王は全てを失い、絶望の中、森をさまよう。 愛情と憎悪、忠誠と謀反、期待と絶望、栄華と零落。まさに悲劇。 訳も、...
言うまでもなくシェークスピアの名作。 王が突然引退を決め、その後継として、3人の娘に対し自分への愛情をテストする。 しかし、王の期待はもろくも崩れ去り、気がふれてしまった王は全てを失い、絶望の中、森をさまよう。 愛情と憎悪、忠誠と謀反、期待と絶望、栄華と零落。まさに悲劇。 訳も、実際に話しているような言葉。話しかける相手も括弧書きで示されていて、読む一役となる。
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「だって、おっちゃん、諺にもいうじゃァねえか、うっかりカッコウの雛を孵したヒバリは、育てた子供に首を食いちぎられるってさ。 こうしてロウソクの灯は消えて、おいらもあんたも、みーんな闇ン中を、ウロウロうろつくことになるってわけよ」
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衝撃のクライマックス!ってやつですか。 読者は思いっきり放り出される感じですな。 途方にくれます。 面白かったっす。 戯曲とか全然読んだことなかったから最初は抵抗があったけど、よかったよかった。 それにしてもこの作品が関が原の戦いの時代に書かれたってのが信じられない...
衝撃のクライマックス!ってやつですか。 読者は思いっきり放り出される感じですな。 途方にくれます。 面白かったっす。 戯曲とか全然読んだことなかったから最初は抵抗があったけど、よかったよかった。 それにしてもこの作品が関が原の戦いの時代に書かれたってのが信じられないぐらい新しい。 それが訳者の力量なのか、それとも作品自体の力なのかは分かりませんが。 解題も勉強になったし、よし、次もシェイクスピアでいきますか。
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舞台の台本のまま、ほぼ会話文で進んでゆくので途中若干眠くなりましたが、やはりこの人間劇は色々考えさせられますね。
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