働くということ の商品レビュー
ちょっと自己啓発を意識しなくちゃいけない期間でして… 「日本経済新聞社」の『働くということ』を読みました。 自分にとって働くことや会社との関係って、何なんだろうかなぁ… 答えはみつからないですが、考えるきっかけになりましたね。 -----story------------- ...
ちょっと自己啓発を意識しなくちゃいけない期間でして… 「日本経済新聞社」の『働くということ』を読みました。 自分にとって働くことや会社との関係って、何なんだろうかなぁ… 答えはみつからないですが、考えるきっかけになりましたね。 -----story------------- 働くということ 大卒者のうち、職に就かない「無業」の割合が20%を超すなど、仕事を巡る意識は大きく変化している。 今、働く人たちはどんな悩みを抱え、何に価値観を置き、どのように働きがいを見いだしているのか。 「日本経済新聞」での連載を再構成して単行本化した。 デイトレーダーとして年間1億8000万円を稼ぎ出したものの、「同僚と泊まり込みでシステムをつくっていたころが懐かしい」と振り返る男性。 「人に喜ばれる仕事がしたい」と料理人に転身した元裁判官。 登場する「働く人たち」の姿は千差万別だ。 「どう働くか」は「どう生きるか」という問題に直結する。 日本人の内面に起きている変化に迫りながら、単に生活の糧を得るためだけではない「働くことの意味」を改めて問い直す。 ----------------------- 以下の7章で構成されています。 はじめに いまこそ、「働くということ」の意味を考えたい 第1章 二つの価値に揺れる 第2章 世代のズレに悩む 第3章 不安と向き合う 第4章 会社との距離を探る 第5章 その喜びを伝える 第6章 「常識」を疑い壁に挑む 第7章 答えは悩みの中にある エピローグ サザエさんの町五十年 おわりに 「働くこと」は生きること 様々な人の働く目的や意義、仕事を選ぶ基準、価値観、、、 本書を読みながら、簡単そうで難しい問題… 「人は何のために働くのか」ということを考えさせられましたね。 これが正解… という答えはないのかもしれないけど、生きることの意味にも通じることなので、自分の中ではブレないものを持っておきたいなぁ と思います。 忙しい業務の中で、部下の意欲をいかにして高めるか、 社員が減少する中、どのようにベテランの技術を継承するのか、 自分の市場価値って、どのくらいなんだろうか、 等々、業務で役立ちそうな気付きがありましたね。
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個が「会社を使いこなすべき」という提言。弱い個が企業と渡り合うためには武器が必要で、それは胆力であり、意志であり、目標であり、何より問題児になることではないか。企業価値観との合致度が高い「良い子」ほど、使いやすく、使い捨てられやすい。
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日本経済が衰退して行くことにより、給料はこのままか下がるだろう。 そのため、頑張ってもいい生活ができないといった、希望もなくなる。 また、今の生活に満足してしまうと、頑張ろうという気持ちにもならない。 飽食社会の反動なんかな。 で、一番感じたことは、危機感。会社の都合で解雇もあり...
日本経済が衰退して行くことにより、給料はこのままか下がるだろう。 そのため、頑張ってもいい生活ができないといった、希望もなくなる。 また、今の生活に満足してしまうと、頑張ろうという気持ちにもならない。 飽食社会の反動なんかな。 で、一番感じたことは、危機感。会社の都合で解雇もあり得るんだし、会社が個人に何かしてくれるわけじゃないと、今の会社を見ていて思う。 その一方で、会社と個人は対等という言葉を聞いて、確かになあと思う。その人の能力を会社が欲しいなら、それだけの対価を与える必要があるし、給料分はアウトプットしなくてはいけない。そして、結果は会社にいる以上、評価は全社員の総和。1人が頑張っても、他が頑張らず、赤字となったら、全員がコストカットされる。 そんな中で、何を求めて働くかは人それぞれで、価値観が大きく影響する。例えば、ロンドン大学のロナルド•ドーアは、「人のためになる仕事をして、働きがいを感じる」が日本人の価値観としている。仕事に充実感、または、安定性を求めるのもあり。 最近では後継者の問題もある。技術を残すことというのが大変なんだなぁ。それが自分がやってきた証になるのに。
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人それぞれが、働くことへの葛藤を抱え、悩んだ末の取捨選択を行いながら生きている。「これだ」という天職をみつけられたとき、人はいきいきし出す。しかしそれがゴールというはずもなく、また次の悩みが出てくる。 「働くこと=生きること」だからこそ。誰もが悩み苦しみ迷いながら歩き続ける。自分...
人それぞれが、働くことへの葛藤を抱え、悩んだ末の取捨選択を行いながら生きている。「これだ」という天職をみつけられたとき、人はいきいきし出す。しかしそれがゴールというはずもなく、また次の悩みが出てくる。 「働くこと=生きること」だからこそ。誰もが悩み苦しみ迷いながら歩き続ける。自分だけではない。 この本の優れているのは、「働くということ」について、決して一般化できないことを知っており、ひとりひとりの働き方・生き方にフォーカスし、その事例を多く集めていることだと思う。 働くということについて悩むすべての人、そして会社の経営者・人事担当者にとって大切なヒントがたくさんあると思います。
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右肩上がりの時代が終わりを告げ、働く事の意味が大きく変化している現代。「頑張れば報われる」という事が期待できない中、人々は何のために働くのだろう? この本では組織の中で働く人から、起業した人、フリーターのまま40歳近くになった人など、多様な働き方を紹介している。僕が感銘を受けた...
右肩上がりの時代が終わりを告げ、働く事の意味が大きく変化している現代。「頑張れば報われる」という事が期待できない中、人々は何のために働くのだろう? この本では組織の中で働く人から、起業した人、フリーターのまま40歳近くになった人など、多様な働き方を紹介している。僕が感銘を受けたのは、高卒でホテルマンとして働き、今や年収1000万を超えるフリーのホテルマンになったという人の話。熱烈な好奇心でとにかく仕事をこなした下積み時代。そのひたむきな姿を見習いたいと思った。 世の中には本当にたくさんの働き方がある。 この本を通じて自分の働き方を見つめなおす事ができた。
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日経新聞の記事を中心にまとめられた様々な働き方、生き方が綴られている一冊。どうやって取材したのかと思って最後のあとがきを読んで驚愕。えらい地味な作業だったんですね…でもそれだけに様々な人生を歩んでいる人がいることがわかったし、それに比べたら自分って意外と普通の人生だよな、とかそん...
日経新聞の記事を中心にまとめられた様々な働き方、生き方が綴られている一冊。どうやって取材したのかと思って最後のあとがきを読んで驚愕。えらい地味な作業だったんですね…でもそれだけに様々な人生を歩んでいる人がいることがわかったし、それに比べたら自分って意外と普通の人生だよな、とかそんなことを思ってしまった。全体的にトーンが暗いのでちょっと読むのに時間がかかってしまったけど、良書でしょう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「働くということ」というタイトルに釣られて買った。 登場している人は様々な悩みや葛藤を持っている。 社会人ではない僕としては、共感できる部分とそうでない部分にどうしても別れてしまう。 共感できる部分というのはその人たちの「やる気・熱意」であり、共感できない部分は「現実」である。 昔の自営業者中心の経済から、企業に雇われる雇用者の時代となっている。 が、僕はまたこの振り戻しが起こって個人の時代になると踏んでいる。 しかし、その形は以前の自営業という形での「個人」ではなく、会社に依存しないという意味での「個人」であり、会社の役割が「器」からそういった個人への「場」へと変化していくのではないか。 そういった人たちの先駆け的な内容であったように思う。 だからこそ、参考にはなるし、だからこそ特殊な例ということもちゃんと認識しておかないといけないと思う。 働くことの多様性を問うものであったが、そうであるなら従来通りの働き方も認めなければいけないからだ。
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長いこと働いていればふと何で働いているのか疑問を持つことがあるだろう。自分が働いている会社でもこの二三年でアルバイト、非正規雇用の契約社員、派遣社員が増えている。正社員が減っている中でだ。 そういう状況下で責任のあり方や人当たりの職務内容は重くなってきている。如何にしてブレな...
長いこと働いていればふと何で働いているのか疑問を持つことがあるだろう。自分が働いている会社でもこの二三年でアルバイト、非正規雇用の契約社員、派遣社員が増えている。正社員が減っている中でだ。 そういう状況下で責任のあり方や人当たりの職務内容は重くなってきている。如何にしてブレない自分を見いだせるか色々な状況を知りたくなった。 リストラ、起業による挑戦、個人と会社との距離、社内の世代ギャップ、不安、悩み。高度成長の日本社会を支えてきた人たちとその子供世代との働く意識、意義の違いを浮き彫りにすると共に我が身を振り返る良い材料を提供してくれる。 自分は真っ先に寄って立つべきものを持っているかどうか考えた。会社と距離を持つにしろ、熟練の技を追求(ありえないが)するにしろ自分はこういう人間ですというものがあるだろうか。・・・結局人間性(人格?)で勝負するしかない今を悟った。 良い意味でこれからの目標を持たせてくれた本でした。 P180 「工夫の余地を見つけ出す」 一橋大学教授 守島
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「働く」ことに対するいろいろな人の視点、考え方、働き様を紹介。読むことで自分にとっての「働くということ」を考えるきっかけになるのかも。
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失敗した人、悩んでいる人、成功した人、満足している人など多種多様な人たちのエピソードが 盛り込まれていた一冊でした。 正直な感想を言ってしまうと思い入れて読む箇所がありませんでした。 「働くということ」に対する答えはこの本を読んだだけでは、まだ私には出なそうです。
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