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晩夏に捧ぐ の商品レビュー

3.3

92件のお客様レビュー

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2009/10/04

 前年話題になった本格書店ミステリ《成風堂書店事件メモ》シリーズの第二弾。  前巻の『配達あかずきん』は連作短編集でしたが、今回は長編に挑戦。あらすじは以下のような感じ。  以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届い...

 前年話題になった本格書店ミステリ《成風堂書店事件メモ》シリーズの第二弾。  前巻の『配達あかずきん』は連作短編集でしたが、今回は長編に挑戦。あらすじは以下のような感じ。  以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった……!  そこそこ面白く読めました。  キレのある短編を集めていた一巻より、長編のためか全体のテンポが多少悪くなった気がします。  短編が巧い作家は長編も巧いと聞いたことがありますが、必ずしもそうではないようで。  謎解きの面白さよりも、自分としては書店の勤務に関する描写の細かさに感心しました。自分もアルバイトでしたが元書店員なので、余計に良くわかるというか……  この作品から読むと誤解されるかもしれないので、興味があるのであれば前巻『配達あかずきん』から目を通してみることをオススメします。

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2010/04/14

長編の方が好み。ミステリー色が強いからでしょうか、多絵の人間性が見えたからでしょうか。【2007.05】 

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2009/10/04

成風堂シリーズ第2弾。出張編です。前作と違って長編。 まあまあ面白かったけど、「配達あかずきん」ほどの感動は無かった。 冒頭の方の成風堂で刑事さんを相手にやってみせた謎解きは良かったです。 つまりは身近なネタの方が私の好みに合っているということだと思います。

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2009/10/07

友人からの手紙で、地方の老舗書店の幽霊騒動を探りに出かけた杏子と多絵。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった…!

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2009/10/04

…ごめんなさい、正直いって、面白いとは感じられなかった…。丹羽の修行不足ですかね。本屋に対するこだわりというのは伝わってくるんですが、如何せん謎がお粗末すぎる…。単純すぎて今ひとつかな。それと、これシリーズものらしいですが、登場人物に魅力がないってのはキツイと思うんだ。台詞の応酬...

…ごめんなさい、正直いって、面白いとは感じられなかった…。丹羽の修行不足ですかね。本屋に対するこだわりというのは伝わってくるんですが、如何せん謎がお粗末すぎる…。単純すぎて今ひとつかな。それと、これシリーズものらしいですが、登場人物に魅力がないってのはキツイと思うんだ。台詞の応酬がなぁ…。舞台の着眼点としてはいいと思うんで、もう少し構成を改善してもらいたいな。

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2009/10/04

「配達あかずきん」がとてもおもしろかったので、続編ってことで読んでみましたが、こちらは長編です。本来、私は長編の方が好きなんですけど、これはミステリーとしてもトリックも特になく、あんまり緊迫感もなかったです。 3作目はまた短編集ということなので期待したいです。

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2009/10/04

書生、幽霊、隠された過去。 事件そのものは(正直展開が予測できてしまうくらいには)たいしたことはないんですが、ところどころに出てくる書店員的思考がかなり共感できました。 やっぱり短編のほうがいいのかも。

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2009/10/04

すでに時効となっている事件なのに、なぜかその犯人らしき幽霊が「まるう堂」という本屋さんに現れた。 それの幽霊の犯人を名探偵多絵がつきとめる。 まずまずな内容でございましたが、おっとくる推理探偵小説特有のアクが欲しかった

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2009/10/04

前作の『配達あかずきん』が(普段客としてはわからない)書店のいろんな仕事を描いていて面白かったので、続編も読んでみたが、こちらはあまり評価しない。最初に作ったキャラクターの造型が造型だけにしょうがないのかもしれないが、事件の陰惨な設定に比べてあまりにも展開が軽すぎて、上滑りな印象...

前作の『配達あかずきん』が(普段客としてはわからない)書店のいろんな仕事を描いていて面白かったので、続編も読んでみたが、こちらはあまり評価しない。最初に作ったキャラクターの造型が造型だけにしょうがないのかもしれないが、事件の陰惨な設定に比べてあまりにも展開が軽すぎて、上滑りな印象。この掛け合いをやるなら、レーベルをライトノベルかなにかに移した方がいいと思う。確かに今回も書店の描写でいいと思えるところもあったけれど、不自然に出張編にする必要はないのでは。女の子ばかりだからグルメ旅なの?的な描写もあって全体的にバランスの悪さが目についたという印象。

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2010/05/23

以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬなが...

以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった…!「本の雑誌」二〇〇六年上半期ベストテンの堂々第二位に輝いた「配達あかずきん」で今もっとも注目を集める著者、初の長編推理小説。

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