世紀末の詩 の商品レビュー

野島伸司(著者)

2010/10/25

愛についての哲学書のような小説

ドラマのノベライズ版ですが、
山崎努さんが演じていた教授の言葉が
やはり印象的で素晴らしいと思う

ドラマから結構経っているけど、古臭さがなく
哲学の普遍性のようなものを感じた

2010/07/06

「ハローベイビー」
から始まる、短い詩が好きだった。

９８年～９９年にやっていたドラマの原作。脚本っていうのかな？

ドラマにはまって、本を買ったんだ。
「ピエロ」と「車椅子の恋」が好きで好きでやばかった。

「人間はまぶしいときに一番大事なものを失う」
ていう百瀬の言葉が忘れられない。

あと
「僕は壊れた時計になります」
っていうピエロ。

「困ったときは花火を打ち上げて。僕が迎えに行くから」
っていうピエロさん。

涙涙・・・

2010/03/08

歪な愛、狂った愛、でもそのどれもがとても真っ直ぐで心につきささります。
個人的に恋するコッペパンが一番好き

2009/12/31

同タイトルのドラマの脚本で、野島伸司の作品の中でも、かなりメルヘンで詩的、それでいてコミカルな小説。
愛ってなぁに？存在するの？信じることなの？
優しいもの。だけど悲しいもの・・・
ぼんやりと霞がかっているイメージで、メランコリックな世界観。
くさいセリフも、彼なら許せる。

2009/10/26

涙が出る程素晴らしい作品。

優しい哲学の本。常に愛とは何かを問いかける美しい作品。

内容は、婚約者に式当日に裏切られ、教会で花嫁に逃げられた哀れな野亜亘と、賄賂をまき、勝つと思い込んでいた教授選挙に１票差で負けた百瀬夏夫。
数奇の運命か２人は絶望し、向かい合ったビルで同時に窓から飛び降りようとして目が会った・・それが出会い。
ひょんな事から出会った２人は、山小屋にこもり、本当の愛の形を探す為に毎回、様々な愛の形に出会い考えます。

オムニバスになっていて、読みやすく。
野亜の情けない弱虫な性格やいい加減で色欲の強い百瀬の人間臭い性格のおかげで「愛」を語るにも胡散臭くなくて素敵です。。
本当に素晴らしい作品。

2009/10/07

知る人ぞ知るドラマであり、小説。

何度も読み返し、何度も涙し、何度も感動した。

愛に対して、真正面から考えたこの作品。何度でも楽しめる。

野島伸司の作品で、このころが一番面白かった。（今は、視聴率稼ぎが多い気が・・・・）

続編に期待！！

2009/10/04

「愛」なんて本当に存在するのだろうか？
それはどんな感情？
それはどんな色？
どんな形？

その答えが少しだけ見える気がします。
ドラマも良いけど気軽に読める本の方もオススメです！

「愛しているからこそ人は人を憎む、愛と憎しみは同一の感情である」

2009/10/04

「いえ、愛ではなくまだ恋です。愛は恋が終わったとき、求める二人だけにそっとかける、雨のあとの虹のような橋です」(P247)

高校生の頃はまったドラマのノベライズ本。
当時、哲学だ心理学だのという小難しいことに凝っていた僕は、たちまちこのドラマの作風の虜になってしまった。
この物語のテーマは愛である。それもどうしようもなく報われない形の。
その報われない様々な形の愛に、ひとつひとつの名前を与えるのがこの物語の主題じゃないか、と思う。

興味がある方は、是非ビデオをレンタルして見ていただきたい。ドラマとしてもオススメの一作。

2009/10/04

　忘れられない、まぎれもなく、私を創った物語。もちろん、映像の方が素晴らしいですが、本も持っています。私の世紀末は、この物語とともに過ぎていった。何度も、何度も見直している作品。そして、見直すたびに、発見のある作品。

2009/10/04

ハロー！ベイビー♪

ボクはきっと愛を知らない。

君もそうならついておいで♪

BGMは、ジョン・レノンのスタンド・バイ・ミー♪

ハローベイビー

いつの間にか眠っていたね

それがチッポケな夜明けでも

君の側で目覚めたいのさ