世紀末の詩 の商品レビュー
中学生の時、友人にこの本を借りて号泣したのを今更思い出し、食い入るように見ていたドラマ版をもういっかい見たいと思って探したらなんとDVD化されていないというこの仕打ち。何故!! 多少思い出補正があるにせよ、これは名作だと思う。
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昔からジョンレノンの「LOVE」が好きなんです。 好きになったきっかけは10年前にやってたこのドラマ。主題歌が「LOVE」で挿入歌が「STAND BY ME」っていう素晴らしすぎるドラマです。 まぁ曲はもちろんいいんですが内容もすごくいい! すごく好きなドラマだったので、久しぶり...
昔からジョンレノンの「LOVE」が好きなんです。 好きになったきっかけは10年前にやってたこのドラマ。主題歌が「LOVE」で挿入歌が「STAND BY ME」っていう素晴らしすぎるドラマです。 まぁ曲はもちろんいいんですが内容もすごくいい! すごく好きなドラマだったので、久しぶりに思い出したところでノベライズ本を読んでみました。 究極の愛、永遠の愛ってなんだろう?そもそも愛はほんとうにあるのか。 読めば読むほどわからなくなる。 愛とは疑わないこと 愛とは息をするということ 愛とは生きること 愛とは… 愛について考えたい人は読んでみるといいと思います。 でもやっぱりドラマの最後に「LOVE」が流れるのが好きだから小説はいまいち物足りないかなー。 ハローベイビー 僕はきっと愛を知らない 君もそうならついておいで この果てしなき物語の彼方へ 2008年12月07日
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テレビドラマのヒットメーカー、野島伸司が描く、愛についての物語です。 90年代の終わりに、日本テレビ系列でドラマ化されたものの、視聴率的には今一つだったので、ご存じない方も多いと思いますが、野島伸司の最高傑作と推す声も多い、非常にコアなファンが多い作品のノベライズ本です。 11章からなる短編で、さまざまな愛の形が語られます。 とは言っても、ハッピーエンドとは程遠い、悲しい結末を迎える事も多いので、読むにはちょっとした覚悟が必要かも。(笑) 個人的には、第二章のパンドラの箱と、第五章の車椅子の恋が、強く印象に残りました。 ドラマを見る機会があったら、先にドラマを見てから、本を読んだほうが理解が深まるかもしれません。
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確か私が思春期真っ盛りに出会ったドラマだ。 毎回見逃さず、ノベライズも買って読み返した。 まだ愛なんて口に出すのも違和感がある私に、 誰もが愛の正体を模索していて、 その正解は、美しい煌びやかな出来事ではなく、 心を引き裂かれるような、終いには無になるような、 そんな出来事に触...
確か私が思春期真っ盛りに出会ったドラマだ。 毎回見逃さず、ノベライズも買って読み返した。 まだ愛なんて口に出すのも違和感がある私に、 誰もが愛の正体を模索していて、 その正解は、美しい煌びやかな出来事ではなく、 心を引き裂かれるような、終いには無になるような、 そんな出来事に触れて思い知らされた果てに辿り着くのかもしれない、 ということを悟らせた。 いまだに私は、愛の正解には辿り着いていない。 この歳で辿り着くはずがない。 だから容易く、愛を口に出せないでいる。
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ドラマを昔にみて、子供ながらに考えさせられました。 改めて読むと、またあの時とは違う捉え方ができますねー。。 大人になったということですね。。 本当にいい作品です。
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愛してると口で言うのはたやすい。 では、愛してることを態度で示すにはどうすればいい? 野島伸司の書いた本「世紀末の詩」が今手元にある。 ふいに思い出したように読み返す1冊。 ドラマ化もされ、それも見ていたけど、ぜひこれは 活字で読んでもらいたい。 長編小説だけど、物語は一つ一つ短くまとめられていて 途中から読んでも飽きない構成になっている。 愛とはなんだろう。この究極の問いに真正面から 取り組んでる物語の姿勢がとても好きでした。 人それぞれの愛の形があり、全ての人に共通する形など あるはずもないけれど、 最初はDNAの吸引的な入り口から惹かれあう男女。 恋が消えてしまった後、愛に到達するか、そのまま終わりを 告げるか、その境目は何なのか、人は愛しい人がいながら なぜ新しい人を好きになってしまうのか? それは避けられないことだったのか。 愛し続けるという事がどんなに難しい事か、だけどそういう相手に めぐり合えた事がどれほど大切でかけがえのないものだったか そういうものを改めて考えさせてくれる一冊でした。 夏夫と冬子は長く恋人同士として付き合ってました。 だけど夏夫に好きな人が出来ます。 相手は教授の娘で自分の出世も約束されてる。 そのとき、冬子は妊娠してました。 だけど新しい恋に夢中な夏夫にはそれさえ邪魔だった。 夏夫は冬子を捨て、冬子はその後姿を消しました。 やがて死期が近づいて、夏夫は振り返って思います。 自分が本当に愛していたのは冬子ただ1人だった。 新しい恋に一時的に夢中にはなったものの、 それは愛にまで到達できなかった。 死ぬ前にせめて、冬子に会って謝罪したい。 そして、冬子も夏夫のことを一生想い続けていました。 夏夫と冬子、季節が繋がらない2人の名前を 幾千もの秋でつなげれるように 生まれて来た娘に「千秋」という名前をつけて、 たった1人で育てていた。 だけど、夏夫がそれに気付いた時はもう遅かった。 2人の間にはもう、時間が経ちすぎていた。 本当の愛に到達しながらも、人はそれをたやすく手放してしまう。 人ってどうしてこんなに愚かで身勝手なのだろう。 そして、どうしてこんなにも愛おしいのだろう。 人は完全だから愛されるわけじゃない。 弱いところや、不完全さを愛することが出来るから だから、人間なんだなって、そう思う。 そして愛することにはちゃんと資格がいる。 主人公の亘が好きになった人は既にフィアンセがいて 結婚式を目前に控えていた。 彼女が結婚する前の日、亘は彼女に言います。 「明日、僕はあなたを連れ去りに行きます」 彼女は言います。 「・・・・待ってます」 亘は続けて言います。 「里見さん、愛の形が見たくありませんか? ・・明日見せてあげます」 でも、彼は結婚式場には姿を現さない。 それが彼の選んだ愛の形。 そして、あたしはやっぱりこの主人公が愛おしい。 進もう 君のいない道の上へ (Mr.Children くるみ) ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆ ハローベイビー 不幸の手紙は僕が破ろう この世に終わりなんかないんだよ 君を愛する僕がいるから ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆
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不遇な男2人が、本物の愛にふさわしいカタチと言葉を探る物語。 霊との対話、盲目から光を得た少女、天才の悩み、クローンによる家族再生、 嫉妬や疑惑など個別の感情を通して、生きる上で愛とは何か? を問うていく。 まとめると『愛険し お互いを知る 長い旅』といったところでしょうか?
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中学生の頃、山崎努さんと竹野内豊さんのドラマをなぜか毎週欠かさず見ていて、感動して涙を流した回もありました。真実の愛とは…なんて、中学生の頃の自分には縁遠いものと思っていましたが、ずうっと心に残っていた作品です。何年か経ち、ふと思い出して本を買って読みました。大切にしたい一冊です...
中学生の頃、山崎努さんと竹野内豊さんのドラマをなぜか毎週欠かさず見ていて、感動して涙を流した回もありました。真実の愛とは…なんて、中学生の頃の自分には縁遠いものと思っていましたが、ずうっと心に残っていた作品です。何年か経ち、ふと思い出して本を買って読みました。大切にしたい一冊です。
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この本を読んでいると、愛について様々な角度から考えることができます。 正直現実味の無い話もありますが、現実味の無い世界も様々な角度の一つと考えて読むと、大分深い話に思えてきます。 まだ一回しか読んでませんが、読む度に学べるものがありそうです。
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初めて読んだ野島作品。ここから、野島さんの他の作品にも興味を持つようになりました。彼は「愛」の伝道師です。「愛」と真剣に向き合い、「愛」について真剣に考えることができます。答えの出ないテーマに、深い深いところで向き合うことができますよ。
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