1,800円以上の注文で送料無料

4TEEN の商品レビュー

3.7

565件のお客様レビュー

  1. 5つ

    109

  2. 4つ

    216

  3. 3つ

    167

  4. 2つ

    34

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2023/05/22

石田衣良さんの作品は池袋ウエストゲートパークに続く2作品目。少年たちの友情物語。 うーん。面白いんですが、2作品しか読んでいませんがあまり好きな作家さんではありません。しかし あとがきを読んでスッキリ終われました。 機会があれば続編は読んでみたいと思いました。4人のその後を見てみ...

石田衣良さんの作品は池袋ウエストゲートパークに続く2作品目。少年たちの友情物語。 うーん。面白いんですが、2作品しか読んでいませんがあまり好きな作家さんではありません。しかし あとがきを読んでスッキリ終われました。 機会があれば続編は読んでみたいと思いました。4人のその後を見てみたい。 大華火の夜に、空色の自転車は面白かったです。

Posted byブクログ

2023/05/07

少年4人の周りに次々と事件が起こり、話の展開が早いため、読みやすい。現実的ではないのかなと思うこともあったが、永遠ではない、いまを精一杯に過ごしていて、青春っていいなと感じた。

Posted byブクログ

2023/05/01

石田衣良は特別好きな作家ではないが、直木賞受賞作って事で続けて読んでしまった。 14歳、中学校2年の男の子4人の物語である。 ただし、大人が書く中学生なのでまったくリアリティはない。 早老症、過食症、DV、人妻と不倫、同性愛・・・ こんな重たい題材が、中学生の身の回りに次々と起...

石田衣良は特別好きな作家ではないが、直木賞受賞作って事で続けて読んでしまった。 14歳、中学校2年の男の子4人の物語である。 ただし、大人が書く中学生なのでまったくリアリティはない。 早老症、過食症、DV、人妻と不倫、同性愛・・・ こんな重たい題材が、中学生の身の回りに次々と起こるはずはなく、それらにたいして、こんな格好良く立ち回れる中学生なんて居るはずもなく、話題性のある内容を計算しながら書いてるような感じが垣間見えてしまう。 まあ、石田衣良は純粋で単純な娯楽小説だな。 これで直木賞、貰えるんだ。 真剣に書いている作家さんに対してちょっと失礼ではないかな。 と思うような小説だった。 ガツンとくるような小説を求めるのだった石田衣良は無いね。 しかし、気楽に物語を楽しむのだったら大推薦だ。 映画やドラマでは表現できない小説だからこその楽しさはあります。 「40 翼ふたたび」よりもお勧めします。

Posted byブクログ

2023/03/14

思った以上に14歳の少年達の周りには深刻な出来事が多いストーリーだったが、軽快に書かれていることでそこまで暗い気持ちにならずに読めた。 年相応にピュアでシャイだが仲間思いの彼らの日常が微笑ましかった。 ★印象的なフレーズ 誰かが真剣になると、こんなふうに「マジすぎるのはカッコ...

思った以上に14歳の少年達の周りには深刻な出来事が多いストーリーだったが、軽快に書かれていることでそこまで暗い気持ちにならずに読めた。 年相応にピュアでシャイだが仲間思いの彼らの日常が微笑ましかった。 ★印象的なフレーズ 誰かが真剣になると、こんなふうに「マジすぎるのはカッコ悪い」回路が働いて話の調子はいつものバランスをとりもどすのだった。

Posted byブクログ

2023/03/08

人が死んでないのに泣けてくる。 この楽しい日々が永遠に続くのではないかと思うけど、永遠に続かないことを「中学生」だから知っている。 誰かを思いやる気持ち。中身が少ない頭を寄せながら皆で知恵を出す。胸を打たれるものばかりだった。特に4人でチャリに乗って新宿で野宿をする話。スタンド...

人が死んでないのに泣けてくる。 この楽しい日々が永遠に続くのではないかと思うけど、永遠に続かないことを「中学生」だから知っている。 誰かを思いやる気持ち。中身が少ない頭を寄せながら皆で知恵を出す。胸を打たれるものばかりだった。特に4人でチャリに乗って新宿で野宿をする話。スタンド・バイ・ミーを彷彿とさせるシーンだった。 月島の下町とタワマンが共存する風景が目に浮かぶ。格差はある。でも、心には格差なんてない。

Posted byブクログ

2023/02/26

14歳の男子4人組の連作小説。各話のテーマは病気や死、DVなど重い内容。にも関わらず、少年達の友情や優しさのおかげで、爽やかな読後感です。 月島を舞台にしたスタンド バイ ミー ですね。 14歳の想いやセリフを軽いタッチで描ける作者に感服です。 続編、いつか書いて欲しいですね!

Posted byブクログ

2023/02/10

 2000年代頃?に中学生だった男性には一際懐かしく感じられるのだろうか。世代や性別を問わず、誰が読んでも自らの青春時代を思い出し、ティーンのフィルターを通して見えていた世界の色が鮮やかに蘇る。よく中二病と言われるけど、小学生よりも大人だがまだまだ子どもという微妙な年頃の謎の無敵...

 2000年代頃?に中学生だった男性には一際懐かしく感じられるのだろうか。世代や性別を問わず、誰が読んでも自らの青春時代を思い出し、ティーンのフィルターを通して見えていた世界の色が鮮やかに蘇る。よく中二病と言われるけど、小学生よりも大人だがまだまだ子どもという微妙な年頃の謎の無敵感と青臭さが見事に表現されている。地元が月島でも東京でもない人も多いはずだが、読者全員に懐かしさを感じさせる直木賞受賞も納得の一冊。

Posted byブクログ

2023/01/14

新年1冊目はこれでスタートしました。それに相応しい、今の世では希少な「希望」が感じられる作品です。青くて不器用で真っ直ぐでかっこ悪いところも全て良いです。

Posted byブクログ

2023/01/07

重松清感あったが、衣良さんの洗練された文体と主人公テツローの素直で等身大な感じが好きだった。 まだ私にはフォーティーンのメンタル?心持ちがあると思ったし、それが生きていく上で邪魔になる事もあるけど大切に持ち続けていたいと思った。 純粋に面白くて読みやすかった。

Posted byブクログ

2022/12/22

重松さんや瀬尾さんの正攻法の優しさは、周期的に読みたくなります。4TEENでは、中2の14歳の少年達のちょっとアクロバティックな友情とか思いやりに、心掴まれた感じです。 銀座にも渋谷にも行けるけど、舞台はホームの月島。彼らのホームを自転車で滑走する。確かな都会の少年達の友情がどこ...

重松さんや瀬尾さんの正攻法の優しさは、周期的に読みたくなります。4TEENでは、中2の14歳の少年達のちょっとアクロバティックな友情とか思いやりに、心掴まれた感じです。 銀座にも渋谷にも行けるけど、舞台はホームの月島。彼らのホームを自転車で滑走する。確かな都会の少年達の友情がどこか昭和を思わせる。「マジすぎるのはカッコ悪い」そこの一線は譲れない14歳。風俗とか出会い系とか危ない経験も積むのだけれど、少年のような軽やかな文章でそこも青春ストーリーに収めてしまう。「びっくりプレゼント」では早老症の少年を「空色自転車」では、DVの父親を放置して死なせてしまった少年をと、各章主題は重め。そこを作者自身がマジすぎるのはカッコ悪いを貫き、軽快な直木賞。

Posted byブクログ