4TEEN の商品レビュー
銀座や月島といった町…
銀座や月島といった町の描写も巧みで、あたかも自分がそこにいるかのような気分になりました。ここまで色々なことが1年に起こるものかと思う気持ちもありますが、重い題材の割にさらりと読めてしまう辺りは著者の技量と思います。
文庫OFF
まぶしいです
第129回「直木賞」受賞作。月島を舞台に、14歳の少年たち4人が駆けぬけた一年間。全然違う個性を持つもの同士、信頼を寄せながら(時に突拍子もないことを計画しつつ)語られる青春は、キラキラと眩しい。
abtm
2015年初読で今回再読。本屋大賞2004年6位。 青春だな。 2003年発行だけど、14歳の中学生たちのお小遣い多すぎない?ナオトなんか家族カード使ってるし...都会の子どもにとって当たり前なのかな?
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20年前の直木賞受賞作。 都会の中学生は、当時からマセてたんですね(笑) 青春そのものの瑞々しい物語ですが、決して爽やかなだけではありません。 仲間っていいなって思える小説でした。
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友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。 ってことだが、まあまあ。若い頃に読めば引き込まれたと思う。 若い人にはおすすめ。
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男子の青春時代ってこういうもんなのか〜と楽しかったです。 だから結構共感はできなかったかなぁ。 男女の違い、面白い。 最後の章の最後は共感できました。 あの時を思い出して頑張ろうと思える感覚。 本屋大賞を読んでいるので04は女子の青春もあって、どちらも読めて楽しかったです。
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青春群像劇。とても面白かった。ほんタメで、10代の頃に読んでおくべき作品として挙げられていたが、その通りだと思う。
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私にも14歳の頃があった。鋭意、引きこもり真っ最中という多感な少年であった。 そんなおり、祖母がこの本を買ってきてくれた。おそらく、『4TEEN』という題と「直木賞受賞」という文句が、祖母をしてこの本を買わしめたのであろう。 私は当時、この本をきちんと読まなかった。最初の章でやめ...
私にも14歳の頃があった。鋭意、引きこもり真っ最中という多感な少年であった。 そんなおり、祖母がこの本を買ってきてくれた。おそらく、『4TEEN』という題と「直木賞受賞」という文句が、祖母をしてこの本を買わしめたのであろう。 私は当時、この本をきちんと読まなかった。最初の章でやめてしまったのだ。 本を読むほどの余裕がなく、また大人から勧められた本を読んでられるか、といった思春期の反抗が私の中にもあったのかもしれない。 ともあれ、10年の歳月を経て、私はこの本を読み終えた。 やはり、14歳の頃に読んでおいたらよかったなぁと思った。多分、感動の度合いがもっとストレートだったと思う。 14歳の男子中学生4人組、エッチなことには興味津々で、でもそれぞれの悩みが時おり顔を見せる。 この本の各章には、セックスやジェンダー、親からのDV、病気など、重いテーマもある。でも、それらに向き合っていくこの4人組の言葉とか態度とか、それらをひっくるめた友情が素敵なのだ。 大人になって小難しく考えるようになっても、14歳の頃の純粋でストレートな感じを忘れないでいたい。この本を読んで感じたのは、色んなことを高度に考えられるようになって、言葉も増えた大人より、実は14歳の頃の私たちの方が「近い」のではないかということだ。何に近いのかは、人生の真理かもしれないし、悩みの本質かもしれないし、幸せかもしれない。幾分か大人になってしまった今は、あの頃の近い気持ちは、もう感じとれないと思う。 なればこそ、この本は14歳に読んでおきたかった。いい本だった。 -- 「ぼくが怖いのは、変わることだ。みんなが変わってしまって、今日ここにこうして四人でいるときの気もちを、いつか忘れてしまうことなんだ。ぼくたちはみんな歳を取り、大人になっていくだろう。世のなかにでて、あれこれねじ曲げられて、こうしていることをバカにするときがくるかもしれない。あれは中学生の遊びだった。なにも知らないガキだった。でも、そんなときこそ、今の気もちを思いだそう。変わっていいことがあれば、変わらないほうがいいことだってある」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4人の中学2年生たちの最高の青春小説です。 ダイが道を外れかけたとき3人の仲間がそれを許さなかったシーンが最高でした。 本当はしっかり道を外れたって構わないんだけれど、彼らがダイを繋ぎとめたのは良かった。 可愛い性欲まみれの少年たちの青春ストーリーです。
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テツロー、ジュン、ダイ、ナオトの4人の青春を描いた作品。 1人1人に特徴があって、どの人も印象的。 中学生らしい悩みや、葛藤なども良い。 1つ1つの比喩表現がどれも個性的。それなのに想像しやすく、不思議な感覚に陥りました。 「だって、〇〇だもんね」という文章が各回1つくら...
テツロー、ジュン、ダイ、ナオトの4人の青春を描いた作品。 1人1人に特徴があって、どの人も印象的。 中学生らしい悩みや、葛藤なども良い。 1つ1つの比喩表現がどれも個性的。それなのに想像しやすく、不思議な感覚に陥りました。 「だって、〇〇だもんね」という文章が各回1つくらいあったのも、そこにある作者の意図を考えさせられました。
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