2005年のロケットボーイズ の商品レビュー

五十嵐貴久(著者)

2011/07/12

「TVJ」に続く２００５年に読んだ本の再読。
群像青春ものの定番の展開ではあるのだが、それがきれいにハマって気持ち良い。
決して性格がいいやつらが集まってるわけじゃないところがたぶん魅力的なんだろうし、ロケットじゃなくキューブサットを作るに当たっては現実問題としてお金のことをどう解決するかが重要になってくるから、そのあたりがわりときちんと描かれててよかった。
主人公がバリバリ文系だからそういう展開になるのかもしれないな。
劇的な展開じゃないところが好きだ。

2011/07/06

キャラクターの個性が際立って面白かった。
ドラマ版もあるみたいだけどあまり知名度も無いので原作だけにとどめておきたい。

2011/05/16

超・青春。
帯には｢理系青春小説｣なんて銘打ってありますがなんてことない、超文系主人公がキューブサット作りに任命されちゃってあゎゎあゎゎする話なので、全然理系じゃないです。

いいですね、この｢やる気のない俺らが一致団結、最後はみんな目標に向かって突っ走っちゃいます｣系の話。

おバカな男の子って可愛いですね。

2011/05/11

一晩で一気に読み切ってしまった。
登場人物がみんな個性強くって面白かった。
個性の強い落ちこぼれが落ちこぼれなりに頑張って、ちょっと奇跡が
起こったりしてと展開的にはベタすぎるんだけど、それがいい！

2010/10/14

正しくはロケットではなく、キューブサットというものを作るボーイズなのだが、そこはやはり「2005年のキューブサットボーイズ」では何の事やらわかりにくいのでロケットにしたそうだ。
たった10センチ角のキューブサットを宇宙へと打ち上げる為に、カジシン・ゴタンダ・ドラゴン・大先生・彩子・オーチャン・ジジィ・レインマンが持てる力と知恵の全てを出し切る青春小説。
始める時の動機はみな不純だが、やってみればなんだか夢中になってしまう。
楽しいから、やりたいからやるんだと気付く彼らが愛おしい。

2010/05/20

カジシン達高校生がキューブサットをつくって本当に宇宙に飛ばしちゃう話。
高校生がこんなことできるなんてすごすぎだけど、
カジシンの考え方が好きな私は、楽しんでこの作品を読むことが出来ました。
五十嵐さんの作品はしつこくない青春物語だから好き。

2010/02/14

キューブサットというものを初めて知った。やっていく過程で様々な問題が浮上し、それでも諦めずにやり続ける姿勢にじんときてしまった。これ以上ないほどにはまるって、すごく良いことだと思う。

2010/02/08

主人公のカジシン自身が私と同じ、バリバリの文系で理系が苦手、という設定だったので、安心して読み進めることが出来ました。

登場人物たちが個性的です。カジシンの目線から描かれる面白おかしい軽快な文章が、読んでいて楽しくなります。何度、声を出して笑ったことか。そして、翔さんがお金を工面する場面と、レインマンがカジシンのお父さんに呼びかけるシーンには、ちょっぴり泣きそうになりました。

欲を言えば、他のみんなのその後も知りたかったなぁ。特に個人的に好きだったドラゴンと翔さんが気になる！

2009/11/30

漫画を読んでいるようにすらすら読めた。
ドライ感が漂っていた最初と、完全にアツイ夢と友情物語になっていたラスト。スカしたイマドキの高校生も、何かに夢中になった時は、やっぱり同じように熱くなるし、爽やかに見えるということなんだろう。

2009/11/07

青春小説。
高校生がこんな事本当にできるのかなって現実的な事考えちゃったけど、個性豊かなキャラが沢山いるので最後まで読めた。
お金の事についての文章が多くて結局金か…なんて思った。
自分は理系はまったく分からないからこんな事を考えてしまうのかも。

良いなと思った事は、
「失敗したらまた最初からやり直せばいいんだ。」
「粘っていれば、諦めなければ、そのうち何とかなる」