冷静と情熱のあいだ Rosso の商品レビュー
あおいと順正の二人の物語を二人の作家が別々の視点から描いた作品。 過去を引きづりながら未来に希望を持てずにやるせない現実がもどかしい。
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お風呂に入るシーンが好きだな、と思う。忘れられない人はきっと一生忘れられないのだ。名前を呼ぶと思い出して頭の中の引き出しに閉じ込めようとしても、香水のように香って結局は愛していると自覚してしまうように。感情ほどあやういものはないと思う。そして感情ほど確かなものも。
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私の精神安定剤と化している。どうしようもない時も、これを読んで一晩眠れば、また身体に安心な日常が満ちるさ。という理由で再読を繰り返したので、私のRossoはもうぼろぼろ。
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「あの時の匂い、空、空気、風…」 ってのはいつまでも体が覚えてる。懐かしくもあり、同時に息苦しくもある。それがひしひしと伝わってきた。でも、基本的にマッチョ苦手。
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主人公はあおい。日本の大学で順正と知り合い恋に落ちる。その後別れてイタリアに行き恋人を見つけるが、ひょんなことから順正と連絡がつき・・・。 戻るところはどこ?と問いかけてくるような小説。 同時進行で順正の側から書いた小説が、「冷静と情熱の間Blu](辻仁成)である。
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江國さんの本を始めて読んだのはこれ。あまりにも素敵すぎて大事なひとにも読んでもらいたくて贈りました。読み返しすぎていまじゃあぼろぼろです
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結構話題になり姉のおすすめなので読みました。こちらは女性からの視点の話。おいら的にはあんまり...といった感じで読みにくかったかな。 男女別の視点で2冊の本になってるのは面白いけど。
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赤も青も両方読みましたが、偶然赤から読んだ私は幸せものです。 読んだことない方は赤から読むのをおすすめします。
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辻仁成との共作。一つの話を男女それぞれの視点から描いたもの。 恋愛感情の起伏を素直に描写していて、江國作品の中では珍しい気がします。読みやすいです。個人的に好きな作品。
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大学時代の友達が本当にイイからと薦めてくれて読んだ本。一気に読んでしまいました。青よりこっちのが好き。フィレンツェへ行きたいと思わせてくれました。
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