AMEBIC の商品レビュー
最初から最後まで一貫して壊れている主人公。 主人公を取り巻く人や環境も、やはり壊れている。 壊れることは悪ではないけれど、ただその勢いに、その羅列に圧倒される。
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AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eating away the Brain、it causes Imagination Catastrophe.]「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。 つまりは、拒食症の頭がいかれた女の子の話。
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さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eating away the Brain、it causes Imagination Catastrophe.] 「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。孤独と...
さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eating away the Brain、it causes Imagination Catastrophe.] 「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。孤独と分裂の果てに 「私」はそれを「彼」に伝えようと…。
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本当は悲しみを乗り越えていることにひているだけで実際のところ苦虫を踏み潰すかの如く、無理矢理租借し、便秘よろしく消化不良のまま腸に溜め込んでいるだけかもしれない
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痛くて苦しいおはなしなのに金原さんのはなぜかどんどん読めてしまう。毒のような不思議な魅力!金原さんは自分の世界をすごくしっかり持ってるんだろうなあ。
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不快。かもしれない。 秩序のないコトバの並び。 放送禁止コード引っかかりまくりの言葉たち。 正直読み終えた時何か辛かった。 ただ、「彼と居ると感情が消える」「一人で居る時のリアルで切実な欲求にうそはない」 この辺は驚くほど体に入り込んできた。 人に積極的に薦められないが、また、私...
不快。かもしれない。 秩序のないコトバの並び。 放送禁止コード引っかかりまくりの言葉たち。 正直読み終えた時何か辛かった。 ただ、「彼と居ると感情が消える」「一人で居る時のリアルで切実な欲求にうそはない」 この辺は驚くほど体に入り込んできた。 人に積極的に薦められないが、また、私は読み返してしまうかも。
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すごく頭の良い作家だと思った。この作家の頭の中のぞいてみたい。前作2作よりも、断然良い。1回読んだだけじゃ理解できない。何度も読まないと無知ゆえ理解しきれない。けれどもすごく惹きつけられた。発表当時22歳、おそるべし金原ひとみ。
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名前が売れてて本がある程度売れそうだから?出版社も編集者もちょっと質悪くない?欠食拒食症患者の走り書きを出版するなと。途中で読む気うせた。
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完璧です。 自分の精神が、自分の肉体から疎外されるということの、途方もない哀しさ。 金原ひとみ信者の私にとっては一番好きな作品ですが、大衆受けはしないであろう一冊。 (「皮膚で考え、脳で感じる」作者の本質的な部分が一番よく表れている作品だと思う)
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ぐらぐらする文章で、自分のほうも変になりそうな、ほんと不思議な話でした。こんなラリ気味な文章を書ける力は本当に凄いと思います。太宰治の晩年を思い出しました。これはラリってないですが(・・・)
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