成りあがり How to be BIG の商品レビュー
さらっと読むつもりが恐ろしく没入してた、、、時間を忘れて3時間くらい。めちゃくちゃ努力の人。めちゃくちゃ苦労してる人。 「例えば人生の中でものすごくきつい、と感じることがあるとするだろ?でもな、いつか自伝を作った時、その苦しんだシーンこそが人の心を撃つページになるもんなんだ」 ...
さらっと読むつもりが恐ろしく没入してた、、、時間を忘れて3時間くらい。めちゃくちゃ努力の人。めちゃくちゃ苦労してる人。 「例えば人生の中でものすごくきつい、と感じることがあるとするだろ?でもな、いつか自伝を作った時、その苦しんだシーンこそが人の心を撃つページになるもんなんだ」 「広島から最終の列車で東京へ行った。なんで最終だったかって?スターの物語っぽいからだ。それだけ。中途半端な時間じゃダメなんだよ。」 自分の物語を人に伝える前提で人生を自分の手で作っていってる姿。この本、28歳の時のものだと知って衝撃を受けた。達観っぷりがすごい……生き様が最高にかっこいい、
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横浜に出てバンドを結成するけど、全然満足のいくメンバーじゃなく、後ろめたく思いながらも踏み台にしたことなど心がひりひりする。そこまで正直じゃなくても、と思う。キャロルについて知りたかったのだけど、書かれた時がまだ日が浅いせいかほとんど触れていない。 ハングリーであることがいかに重要であるか、評判どおりめちゃくちゃ面白かったけど、やっぱり若いときに読むべき本だ。 これまで『時間よとまれ』くらいしかちゃんと聴いたことがなくて、音楽も聴いてみたくなって、特にこの本で触れている初期のアルバムを聴いたのだけど、あんまり趣味ではなかった。
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極貧の子ども時代からスターになるまでの、文字通り”成り上がり”自伝 永ちゃんのことは何も知らなくて、ちょいちょいでてくる永ちゃん節もたまに意味がわからなかったけど、雑草魂とハッタリでまっすぐ生きる様は読んでいて気持ちよかった。
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矢沢永吉の自伝。生い立ち、上京してバンド活動を開始、キャロルとしてメジャーデビュー、解散してソロに、といったあたりまでが書かれている。 目次に「取材構成:糸井重里」とクレジットされているとおり、本人への取材に基づいて糸井氏が書いている。一貫して矢沢の一人称で語る文体の中に、説明的...
矢沢永吉の自伝。生い立ち、上京してバンド活動を開始、キャロルとしてメジャーデビュー、解散してソロに、といったあたりまでが書かれている。 目次に「取材構成:糸井重里」とクレジットされているとおり、本人への取材に基づいて糸井氏が書いている。一貫して矢沢の一人称で語る文体の中に、説明的な情報が違和感なく織り込まれており、引き込まれる。 幼少期の貧困と、両親がいない環境で育ち親戚から疎まれた強烈なコンプレックスを音楽にぶつけたヒーロー。この一般的に知られているYAZAWA観を生い立ちから掘り下げる一方で、意外な面も語られる。 例えば、(最終的にはセンスと実践が重要だと言いながらも)高校時代に音楽を始めた頃に独学だが楽典をしっかり学んだというエピソードや、同じく高校時代に知り合ったキャバレーの経営者からデール・カーネギーの「人を動かす」をもらい何度も読んだというエピソードは意外だった。 また、インディーズ時代の下手なメンバーは切り捨て他のバンドから引き抜いてくるといったプロ志向ゆえの冷徹さ、使い古したアンプを購入価格の2倍で売りつける厚かましさ(それも多少なりとも恩義のある人間に)は、そこまでしてでも成し遂げたいことがあるという強さでもあり、自分にはそれが許されるという傲慢さでもあると感じた。もちろん、それに惹かれる人間も多い。 なお、ネットのスライムのコピペでも使われている「ワオワオ」という言葉は1箇所(?)あった。 「外車、キャデラックなんかにボックンボックン乗って、ワオワオやってたらあんな家なんか建たない。」 (作詞家の阿久悠が、保土ヶ谷の安アパート暮らしをしながらお金をため、伊豆に豪邸を建てたことについて。)
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家族の影響もあって中学高校の頃から矢沢永吉の曲は聞いていたが、当時は純粋に1人のアーティストとして、ただ聞いていたという感じであった。 2018年に69歳の矢沢永吉のライブに行った。そのライブは今までに見たことのないような、人間の魂を全身で感じるような体験だった。 その姿を思い...
家族の影響もあって中学高校の頃から矢沢永吉の曲は聞いていたが、当時は純粋に1人のアーティストとして、ただ聞いていたという感じであった。 2018年に69歳の矢沢永吉のライブに行った。そのライブは今までに見たことのないような、人間の魂を全身で感じるような体験だった。 その姿を思い出すかのように、この本に手を伸ばした。 28歳の矢沢永吉が語る自身のことは、今27歳の自分と比較にならないほどに魂が詰まっている。 自分はビッグになる。その意志を常に自分の中に持ち続ける姿はもちろんのこと、どうすれば自分の理想の姿になれるかを頭に描きながら音楽をする姿は、今の自分に欠けている、貪欲さや、揺らいでいる自分の芯に響いた。 もちろん気持ちや根性論だけでなく、発声練習や歌詞を書くなど、道を極めるために努力して自分を高めることを忘れない姿も非常に印象的であった。 きっと矢沢永吉は誠実であり、真剣な人間なのだと感じた。 この本から40年経ち、東京ドームに自分の魂の世界を作り上げていた矢沢永吉は、身体的に歳を重ねただけで、他は28歳の時と変わっていないのであろう。 今日は「トラベリン・バス」を聞こう。そして「PURE GOLD」を聞こう。
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20190326 最近ハマった矢沢永吉。 永ちゃんの曲を聴きながら読むのがこのところの日課。 永ちゃんのルーツとどこまでも真面目にロックに取り組む姿勢に感動。 続編のアーユーハッピー?読みたいけど、何軒も本屋に行ったがなぜか無い。 1冊だけの注文はしのびないけど、アマ...
20190326 最近ハマった矢沢永吉。 永ちゃんの曲を聴きながら読むのがこのところの日課。 永ちゃんのルーツとどこまでも真面目にロックに取り組む姿勢に感動。 続編のアーユーハッピー?読みたいけど、何軒も本屋に行ったがなぜか無い。 1冊だけの注文はしのびないけど、アマゾンで注文しよう。
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"矢沢永吉さんのインタビューを書籍化したもの。友人が貸してくれた。 初めて矢沢さんに触れた。想像していたものと少し違った。しっかりと地に足をつけて、真剣にロックンロールしている姿に共感する人が多いのもうなずける。たいした人ということがわかった。"
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強烈なバネのような人だった。何より、これを28歳で書いているとは.。 自分を自信でデコレーションしているけど、中身は人間味があって硬派、糸井さんは「青臭い」と表現していた。自分の殻を大きく見せて、中身を突貫工事することって、本物を作り上げるなあと。
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取引先の偉い方が最近読んで良かった、と言っていたのを聞いて買ってみた。 1980年、矢沢永吉29歳のときに書かれた半生記。 戦後の広島に生まれた矢沢氏が、ロックスターとして文字通り成り上がりを遂げるまで、及びその矢沢氏を裏付けるフィロソフィーについてインタビュー形式で書かれてい...
取引先の偉い方が最近読んで良かった、と言っていたのを聞いて買ってみた。 1980年、矢沢永吉29歳のときに書かれた半生記。 戦後の広島に生まれた矢沢氏が、ロックスターとして文字通り成り上がりを遂げるまで、及びその矢沢氏を裏付けるフィロソフィーについてインタビュー形式で書かれている。 発売から35年以上経っているので、多少時代にそぐわない部分はあるし、矢沢氏の現在までの軌跡をさらに知ると様々な見方ができる本ではある。 しかし、絶望的に何もない生活から、故郷を捨てて単身横浜に乗り込み、自分の腕っぷしだけですべてを手に入れたこの人。当時の不良たちのカリスマだったこの人の熱すぎる情熱に心動かされるのはわたしだけではないはず。 3本柱はレコード、ライブ、ファミリー。 具体的に自分が何をしたらいいのかはまだまだ掴めておりませんが、これを読んだときにこみ上げてきた熱いものはずっと忘れずにいたい。
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はぐれてた頃の自分が手にしていたらと思うが、今でも抱えてる感覚は変わってない。この感覚いつまでも忘れたくない。
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