K・Nの悲劇 の商品レビュー

高野和明(著者)

2013/11/16

私は結構この手の問題にナイーブで、読んでるだけで子宮がざわつくんだけど、ラストと言わず泣きポイントがいくつもあった。
中絶できない状況になった時に1番ホッとした。きっかけは愚かだけど。それ故感情移入できなさそうだとも感じて不安だったけど、主人公修平のライターというものごとを一歩引いて見る職業的な目がこのホラーサスペンス的な物語の風通しをよくしてくれていたんだと思う。

2013/08/26

高野和明のホラー／サスペンス。読み易かったが読後感が微妙なのはテーマが分散しすぎてしまったからなのか。書きたかったのは母性？霊？
それとも医療問題…？プロローグの神社での出来事はなんだったのかもはっきりしなかったし、どうも中途半端な感が残る。

2013/07/09

結末をどうしても知りたくて読み進めるのをやめられない。どの作品もそう。しかもそれぞれ深いメッセージがあって感心させられる。

2013/05/02

13怪談が面白かったような記憶があったので、
作者で手に取った一冊。

あらすじも読まずに購入。

オカルト系ではあったが、やっぱりこの人の文章は読みやすい。
情景が想像しやすく、話の展開も早くて飽きさせなかったと思う。

2013/04/30

１３階段は「またこの人の本を読もう」とまでは思わせなかったが、ジェノサイドが良かった。
そこで、買ってみたのがこの本。
オカルト（と断定してないが）に近いあたりが好きではなかったが、それなりに．．．。

2013/04/23

２人のＫＮの悲劇がリンクする。
ＫＮに降りかかった悲劇。降りかかったという表現は
適切ではないかもしれない。命に対しては大きな責任が伴う。
読んでいる途中、相手の男の身勝手さに悲しくなった。
しかし、聖人君子はいない。きれいごとばかりでは
関係性の成熟はない。

2013/01/23

金銭的理由で中絶を決めた夫婦。その直後から妻に異変が起きる。ミステリーであり、ホラーでもある感じ。どうなるのかとどんどん読み進めた。妊娠、中絶、精神病などいろいろ考えさせられた。

2012/12/03

エピローグから最後までグイッと読ませる文章はさすがです。

ホラーの様に感じるけれど、妊娠、出産と神秘的なテーマに精神科医の苦悩、産まれてくる子供か今の生活を守るか苦しむ夫。

頭の中で映像化され話にのめり込む事が出来た。

2012/11/27

小説で怖いと思ったのははじめてかもしれません。
そこまで真に迫る登場人物の恐怖感などが感じることができました。
最後は気持ちよく終われていると思います。
非常に面白い本でした。

2012/09/08

自分の欲望のまま…子供には何の罪もなく…。法律で許されていても堕胎はやっぱり悲しい。許されていなければガンより死因が多いという事実。最近不妊に悩む人が増えてるというニュースを見たばかりなのでなんだか考えさせられた。