100万回の言い訳 の商品レビュー

唯川恵(著者)

2011/04/17

士朗と結子の暮らすマンションが火事になり、２人はしばらくの間別居することに。士朗は常連の「つるや」で働く、母子家庭の志木子に色々世話を焼いていく。結子は後輩の島原と不倫関係に・・・。

2010/12/17

まあ、結局は落ち着いたというか。
読んでたら、恋のドキドキとか、新しく恋愛を始めるときの気持ちとか（この本の場合は恋愛じゃなくてもっと違う体の関係とかだけど）すごくうらやましいなぁと思った。今も幸せは幸せ（なのかな？）だけど、もっと違う人が見てみたいとか思うのも事実。
途中、一番かわいそうなのは陸人で調子がいいのは結子じゃんって思った。なんか誰がよくて誰がわるいってのを決めたがる傾向があるわたし。
これでよかったのかなぁって思いながらの夫婦生活らしい。絶対私もそう思いそう。みんなそんな微妙な思いを抱えて生活していくのかな。
一気に読み上げた久しぶりにザ・恋愛小説を読めてたのしかった。
江国香織は描写が素敵だけどいまいち感情移入できない（ジョーンズさんの印象が強いからか？）けど、唯川恵は引き込まれた。面白い。

2010/03/20

実際にこんな夫婦がいるのだろうか？おおいにありえるのかも、と怖い想像をしつつつ一気に読んだ。夫婦って何なんだろう？ますますそう思った。そして、答えがないからこそ夫婦でいられるという新たな発見もさせてくれた。

2010/03/08

別居中のだんながいて
同じ職場に年下の彼氏ができて
彼氏の友達からくどかれて
その友達はだんなの知り合いを妊娠させていた。

最後は３人が会っちゃう。
だんなと円満。

すいすい読めた。普通。

2010/02/25

内容に共感出来たわけではないけれど、ところどころで書かれていた夫婦の在り方は自分の今と似ているので、うちだけじゃないのかなと思ったり。でもこの2人はもう夫婦でいる必要はないんじゃないの？なんて思ったりもしました。結果的に離れたことでお互いの必要性が分かったってことなのかもしれないけど、別居生活をしたら何をしてもいいの？って思ってしまう。浮気を夫婦でしてしまったらそれはもう夫婦でいる必要はないんじゃないかな。一線を越えてしまうことにはどうしても納得いかない気持ちがあります。子供もいないんだし別れてしまっても良かったかも。と、多少の反発を感じながら読みました。私はこんな夫婦になりたくないなー。

2010/01/11

何を選んでも、どう選んでも、言い訳が尽きることはないんだろうと思わずにはいられなかった。

世の中には、知らなければ、多くを望まなければ、うまくいくことがたくさんある。
そう考えると、どこか妥協だったり、見て見ぬふりをすることが、物事を円滑に進ませるために、
現状を維持していくために必要且つ重要なことなのかもしれない。

2009/10/16

う～ん、かなり気が重い。ストレートとか、潔さとか、そんなモノが結構好きな私は、「言い訳せずに退路をふさげば」と思ったりする（自分の事だとなかなかこう言いきれないのが悲しいけど）わけで、結構イヤな気分で読み終えた。いろんなモノを天秤にかけない方が良いんじゃない！と思う次第。とはいうものの、天秤にかけたからこそ深く考えた事もあるだろうとも思うのけれど。

相手に対して愛のない行為だナーと思って読み進んでいると、「でも、愛している」というようなセリフが表れたり。愛するって複雑だ。

志木子の愚直さにはとてもひかれる。

2009/10/04

わりと最近読んだ本。

同じく結婚7年目のわたしですが、うーん、こんな夫婦もいるんだろうなーと。

だけどおもしろくって、あっという間に読み終わりました！

2009/10/04

知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。恋人になったら、結婚したいと思った。夫婦になった今、次はどうすればいいのだろう──。士郎と結子は結婚七年。平穏な生活で仲は悪くない、だけど何か足りない。ところが思いがけない事による別居生活が始まって、ふたりは……。離れて、恋をして、再び問う夫婦の意味。結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長篇小説。

2009/10/04

火事が原因で別居する夫婦をとりまく話。
結婚なんてよくわからないけど、「この人となら後悔してもいい」そんな人と出会えたら幸せなんだろうなって漠然と思った。
それぞれ別居中に相手に隠してたことがあっても、結局戻るのは元の場所。きっと夫婦にしか分からないものがあるんだろうなと。

いまいち気持ちが分からなかったので、星三つ。
話は読みやすくおもしろかった。