イリヤの空、UFOの夏(その4) の商品レビュー
流し読みでは何を言っ…
流し読みでは何を言っているか理解できませんね。本が嫌いだという人でも読めばきっとはまると思いますよ。眠れなくなりますから、寝不足にならないように!
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すごく心があったかく…
すごく心があったかくなる作品だと感じました。 いい話!!
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どんぞこに落とされ続…
どんぞこに落とされ続ける主人公が生き抜くいい話
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伊里野と浅羽の逃避行…
伊里野と浅羽の逃避行を描いた『夏休みふたたび』と『最後の道』、そして感動の最終話『南の島』に、書き下ろしのエピローグがついて...ついに完結。
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伊里野は浅羽の目の前…
伊里野は浅羽の目の前から姿を消し、そしてその償いのように平穏な日々が戻ってきた……かに見えた。そして文庫書き下ろしのエピローグを加えて、ついに伊里野と浅羽の夏が終わる……。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うまく感想を言語化できない。 逃避行中に浅羽から投げかけられた言葉により伊里野が壊れてしまってから苦しかった。 あの大変な経験は彼らだけで、他は日常(日常でもないが………)というアンバランスな感じが苦しさを増長させていた気がする。 夏に読めてよかった。私はこれから夏を経験するたびにこの本を思い出して、伊里野と浅羽の逃避行に思いを馳せるのだろう
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ディストピアでありながら、田舎の夏休みの雰囲気も味わえる、ザ・セカイ系小説。 挿絵が少なく、ライトノベルというよりも、昨今のキャラ文芸に近い感覚でした。 描写が上手く、戦闘シーン(?)の緊迫感は手に汗握るものでした。
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面白いけど好みではない。でも何故かやめようとは思えずページをめくる。読み進むほど好みから離れるのに読み続けてしまう。終盤好みに近づいたかと思ったが、結局離れてしまい終わる。しかし圧倒的な面白さだけが心に残った。 問答無用の魅力に満ちた作品。
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夏休みはUFOが出るものだという新聞部部長・水前寺邦博の発言から、浅羽直之の夏休みは学校の裏山での張り込みに消費された。新学期前夜、浅羽はせめてもの想い出にと学校のプールに忍び込む。驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…...
夏休みはUFOが出るものだという新聞部部長・水前寺邦博の発言から、浅羽直之の夏休みは学校の裏山での張り込みに消費された。新学期前夜、浅羽はせめてもの想い出にと学校のプールに忍び込む。驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…。 ---- ※シリーズ4冊読了しての感想です。 全体的に疾走感があり、アニメを見ているような臨場感のある文体や描写を楽しみました。最初はアニメ向きな内容だなと思って読んでいましたが、終盤にかけて味わう気持ちは、原作だからこそ感じることができるものなのかもしれません。 もう戻れないあの特別な時間に、あの年齢の私ができなかった冒険。本の中の主人公は、あの時の夢や冒険心を次々に現実化してくれる。懐かしい気持ちと、憧れと。いろんな感情が織り交ざって、ワクワクしながら読み進めることができました。 ☆一つマイナスの理由は、番外編や本編にあまり関係のないエピソードで疾走感が落ちてしまうことがあったこと、また、描写やセリフなどに「中学生の男子感」というか、(主人公が中学生の男子だからという意味ではなく)ちょっとやりすぎ感を感じてしまうことがあり、個人的な好みとしては楽しめない箇所があったからです。 とはいえ、面白くないと4冊も読まないので、最後まで読ませる筆力とプロットの良さは確実にあったのだと思います。 ただ最後は・・・。こういう終わり方だから良いという考えもあるでしょうが、私の好みとしては「アナザーストーリー」が欲しいですね^^。
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終わってほしくない夏を、「終わらせる」行為。 それがページをめくる僕らと、「UFOの夏」を駆ける浅羽の共通項に思う。 読む前は知らなかったが、セカイ系御三家と称されるビッグタイトルでその名に恥じぬ王道展開。 終点が明らかであるからこそ、かつての夏休みを追想する読者は、そこに至...
終わってほしくない夏を、「終わらせる」行為。 それがページをめくる僕らと、「UFOの夏」を駆ける浅羽の共通項に思う。 読む前は知らなかったが、セカイ系御三家と称されるビッグタイトルでその名に恥じぬ王道展開。 終点が明らかであるからこそ、かつての夏休みを追想する読者は、そこに至る道のりに失われてしまう/しまったもののノスタルジーを感じるのだろう。(この部分については冲方丁のサイトにある投稿感想が鮮やかに述べているhttp://lanopa.sakura.ne.jp/ubukata/index.html) 話の大枠はよくあるもので結末も容易に予想がつくが、じ徐々に詳らかにされる設定が浅羽と読者の首を真綿で締め上げていく。フィクションの飽和する時代において、「味変」したにすぎないような作品が濫造され、それを惰性のままに貪る中で、これらの緻密なプロットや軽快で情感豊かな文章には目の覚めるようであった。 王道なのに飽きさせない、読み進める手が止まらない、そんな作品でした。
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