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晏子(第1巻) の商品レビュー

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51件のお客様レビュー

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「晏子」といえば、漢…

「晏子」といえば、漢文の授業でもお馴染みであり、諸葛孔明がよく口ずさんだという「梁父吟」でも知られる。ただ、「晏子」は二人いて、漢文や「梁父吟」の晏子は晏嬰のことです。晏嬰の父が晏弱。この作品は、晏弱・晏嬰父子の物語です。晏弱は宋の亡命貴族であり、彼が来た頃の斉は、高氏と国氏の二...

「晏子」といえば、漢文の授業でもお馴染みであり、諸葛孔明がよく口ずさんだという「梁父吟」でも知られる。ただ、「晏子」は二人いて、漢文や「梁父吟」の晏子は晏嬰のことです。晏嬰の父が晏弱。この作品は、晏弱・晏嬰父子の物語です。晏弱は宋の亡命貴族であり、彼が来た頃の斉は、高氏と国氏の二卿が公室と肩を並べる権勢を誇り、あたかも三人の君主があるようだった。晏弱は、自分を拾ってくれた斉に恩義を感じ、公室に尽くすことを誓う。その一方、晏弱を引き立ててくれた高氏への報礼も忘れない。政変という非常事態にあっても、義と情の両

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古代中国春秋時代に斉…

古代中国春秋時代に斉に生きた安氏親子。波乱の生涯を描いた歴史巨編第一巻です。

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春秋戦国時代、斉の一…

春秋戦国時代、斉の一時代を築いた晏子親子のお話。1巻は父の晏弱がメインです。敵からも尊敬される見事な人柄と知略に驚かされます。父のほうが読んでいて痛快な気持ちに。軍略が見事です。

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管仲と並び称される名…

管仲と並び称される名宰相、晏嬰とその父、晏弱の物語。彼らを通して「正しい生き方」を問う長編小説。やや説教臭い面もありますが、面白いです。「女の恨みは怖い、が、男の恨みはもっと怖い」という趣旨の部分など、なんとも鋭い考察で、思わず苦笑させられてしまいます。

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春秋時代に脅威の政治生命の長さを誇った晏嬰とその父晏弱の伝記。真の処世術というものが読み取れます。

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昔の中国には本当にこんな人が存在したんでしょうねえ。現代に生きる人々ととても同じ人間とは思えない。格調高さが○。

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中国春秋時代の物語。…

中国春秋時代の物語。波乱の人生に驚かされるばかり

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2024/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

随分前に胸を躍らせて読んだ記憶がある。マンガで三国志を読んだ勢いで、再度「晏子」を読むことにした。時代は春秋時代。諸葛亮孔明の生まれが181年、晏弱(父)の生まれが紀元前556年ということなので、この本の舞台は、三国時代から遡ること700年くらいだということになる。 春秋時代中期に大国と呼べる国は、秦、晋、楚、斉の四国で、本書の主人公晏子はその斉の人である。ただし、本書はその父・晏弱の活躍の時代から描いている。 第一巻の主役は父・晏弱。斉の当時の君主・頃公の品のない外交上の悪戯が晋との間に確執を生じるもととなり、その尻ぬぐいにかりだされたのが、本書での晏弱の最初の役割だった。 晋の郤克の怨念の種を蒔いたのは、晋の頃公なのだが、その郤克の執念深さもまた強烈で、その両国のプライドをかけた戦いに、斉の側で戦いを進めたのが晏弱あった。 彼の勇と智、そして人を引き付ける魅力で、読者としては、どうしても斉びいきとなっていってしまう。 子の晏嬰の誕生に触れられたが、まだその片鱗は紹介されていない。

Posted byブクログ

2022/01/01

晏子の言行録から得られる人となりを、まごころを通じて体現した小説。宋の公子として生まれたために亡命を余儀なくされた晏子。斉では不遇であったが戦略眼で国難に立ち向かう、といったところでしょう。ここでいう晏子は晏弱です。宋は殷の子孫なので子弱、晏に領地をもらったため晏氏となりました。...

晏子の言行録から得られる人となりを、まごころを通じて体現した小説。宋の公子として生まれたために亡命を余儀なくされた晏子。斉では不遇であったが戦略眼で国難に立ち向かう、といったところでしょう。ここでいう晏子は晏弱です。宋は殷の子孫なので子弱、晏に領地をもらったため晏氏となりました。全てを失った男の決死の覚悟が突き動かしたものは!?

Posted byブクログ

2021/07/19

人間の運命は神意によって決められた一定不変のものではなく、人間の後天的な行動、修養をつみ、道徳を励ますことによって、ある程度変えることができる。

Posted byブクログ