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晏子(第1巻) の商品レビュー

4.5

51件のお客様レビュー

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2010/04/20

★2009年59冊読了『晏子第1巻』宮城谷昌光著 評価B+ 古代中国の春秋時代の斉に生きた宋からの亡命貴族の末裔である晏弱とその息子晏嬰の物語。歴史物では近年、定評のある宮城谷氏。北方作品を続けて読んだここの所、宮城谷氏の筆はどう感じるか自分としては興味のあるところである。 ...

★2009年59冊読了『晏子第1巻』宮城谷昌光著 評価B+ 古代中国の春秋時代の斉に生きた宋からの亡命貴族の末裔である晏弱とその息子晏嬰の物語。歴史物では近年、定評のある宮城谷氏。北方作品を続けて読んだここの所、宮城谷氏の筆はどう感じるか自分としては興味のあるところである。 以前読んだ頃には、細かく良く書かれていると思っていたが、今回読んでみると作品としての密度、スピードは北方にかなわないけれども、独特のリズム、中国を彷彿とさせる悠久の時を感じさせる何かがあると感じた。この辺りが今の宮城谷人気の元なのだろうか。

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2015/03/25

何度も読み返してボロボロになり、何度も買いました。それだけ面白く、感動します。 <2015年3月25日追記> 何度目かの再読。断道の会に出席するまでのスリリングな展開は、何度読んでも面白くドキドキする。そして結末は判っていても崔杼の魅力的なこと...。 デジタル文庫に入れたので...

何度も読み返してボロボロになり、何度も買いました。それだけ面白く、感動します。 <2015年3月25日追記> 何度目かの再読。断道の会に出席するまでのスリリングな展開は、何度読んでも面白くドキドキする。そして結末は判っていても崔杼の魅力的なこと...。 デジタル文庫に入れたので、いつでも読めるのが嬉しい。

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2009/12/01

古代中国春秋時代、自家の保全を一番に、考える貴族が、 権力を握るなか、家のためではなく国のために行動する斎の大夫安弱。 大国晋の大臣を謁見の席上愚弄したため亡国の危機に陥る斎。 身を、呈し斎を救おうとする安弱の活躍がはじまる。

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2009/10/04

中国の春秋時代の話。 斉の将軍の晏弱、宰相の晏嬰の、親子二代にわたる物語です。 活動的で人望も篤い晏弱、真面目で実直な晏嬰と、親子でかなり性質は違いますが、 命を懸けて国のために尽くす生き方が印象に残ります。 あと歴史だとかなりの悪者の崔杼が、ここではなかなかいいキャラしてます。...

中国の春秋時代の話。 斉の将軍の晏弱、宰相の晏嬰の、親子二代にわたる物語です。 活動的で人望も篤い晏弱、真面目で実直な晏嬰と、親子でかなり性質は違いますが、 命を懸けて国のために尽くす生き方が印象に残ります。 あと歴史だとかなりの悪者の崔杼が、ここではなかなかいいキャラしてます。 長い間策謀を巡らせ、国まで掌握しようとしながら、 ひとりの人間のために破滅した最期は人間的で、泣けます。

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2009/10/04

図書館。 無理でした。 これから面白くなるのかもしれないけど、1冊目3分の2くらいでギブアップ。

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2010/02/12

再読中。 ずいぶん前に読んだときには、あん弱はいいけどあん嬰はいまいちだなあと思いましたが、今回再読してみて、あん嬰ってやっぱりすごいんだ、と感激できました。似たような感想で終わっている本があるので、読み直してみよう。

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2009/10/04

後半はちょっと硬派だけど、前半は勢いがあってドキドキする。中国の逸話の清廉な感じと生き生きした時代描写が、宮城谷作品の中でも一番うまく融合していて、また読後に残る余韻も私は一番好き。二代にわたる名宰相晏子の物語、父親は息子より一見押しが弱い。でも、彼の想いの強さとしたたかさ、懐の...

後半はちょっと硬派だけど、前半は勢いがあってドキドキする。中国の逸話の清廉な感じと生き生きした時代描写が、宮城谷作品の中でも一番うまく融合していて、また読後に残る余韻も私は一番好き。二代にわたる名宰相晏子の物語、父親は息子より一見押しが弱い。でも、彼の想いの強さとしたたかさ、懐の大きさは、とても美しく学ぶところが多い。というか、その一見すると控え目って感じがたまんない。息子は小柄ながら清廉苛烈。人間の理想の一つ行き着いたところといった感あり。

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2009/10/04

全4巻。 すごく刺激になった。 これはビジネスマン必読の書。 ただこんな風に生きられるかどうか。。。 彼は本当に垂明の人だ。

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2010/09/22

前520年頃。晏嬰(あんえい)とその父晏弱(あんじゃく)の物語。斉の名宰相と呼ばれた晏嬰。史記の著者である司馬遷も彼を尊敬していたそうです。 晏嬰は,父が死んでから古い礼儀にしたがい3年間の喪に服したそうです。当時は1年はあったとしても,3年間は珍しく,これが人々の尊敬を集めるき...

前520年頃。晏嬰(あんえい)とその父晏弱(あんじゃく)の物語。斉の名宰相と呼ばれた晏嬰。史記の著者である司馬遷も彼を尊敬していたそうです。 晏嬰は,父が死んでから古い礼儀にしたがい3年間の喪に服したそうです。当時は1年はあったとしても,3年間は珍しく,これが人々の尊敬を集めるきっかけになります。喪中に敵が晏嬰宅に攻め込みましたが,これを見て感激し「手を出してはならぬ」と命じたそうです。 晏嬰が喪から明けたとき,斉は宰相の崔杼の陰謀等により滅亡の危機でした。しかし崔氏も没落し,景公が王位についた時,晏嬰は入閣しました。晏嬰は景公にも臆することなく諫言し,国を大いに栄えさせました。 晏嬰は歯に衣を着せず,相手が君主であろうとNOを言い続け,しかも天寿を全うしたことがすごい。 また晏嬰は位が高くなろうとも質素倹約につとめたことは,管仲や范雎,子産が多少吝嗇に走ったことを考えると異質であり,すばらしい。 春秋戦国時代は,富めば嫉視され,貧しければ蔑視される。力があれば憎まれ,力がなければ虐げられる。このような中,正道を進んでゆくのは至難である。しかも天寿を全うするなど,天が晏嬰を生かしたとしかいいようがない。 「君主に愛されるより,民に愛されることだ。君主は一代であり,民は永代である」「人が迷うとすれば,欲においてである。欲を捨てれば,自ずと迷いも消える。ただ,欲を捨てようとすることも欲であり,難しい。過大な欲を捨て,寡欲であればよい」「勇気とはおのれの正しさを貫いてゆく力をいう」「やり続ける者は成功し,歩き続けるものは目的地に到着する。わたしは人とかわったところはないが,やりはじめたことはなげださず,歩き続けて休まなかったものです。あなたが私に勝てないというのであれば,ただそれだけのことです。」この言葉が好きだ。 全4巻 1回目2008/2/3

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2009/10/04

高校の古典の先生が読んでいて、読もうと思った本。面白かった。ここから中国ものに手を出し始めた。→パールバック『大地』

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