楽隊のうさぎ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山場の無い小説だったなあ、と。 文学作品的には良いのでしょうけれども、何となくいじめ?問題もスコン、って拍子抜けする感じに終わっちゃった気がして何とも全体的に盛り上がりに欠けました。 読み易くはありましたので、まあ、リアルに吹奏楽を遣ってる子だとかだと解る解る、みたいな風に読めるんじゃないでしょうかね。
Posted by
この話に憧れてブラバンに入ったら痛い目を見るぞ、という作品。 主人公と同じパーカッション経験者としては、著者はちゃんと取材に行ったのかしら?という印象。 パーカスは指にスティックだこが出来たり、まめが潰れたり、木管は練習のしすぎで唇の裏が切れたり、金管は唇が腫れたり、そういう苦...
この話に憧れてブラバンに入ったら痛い目を見るぞ、という作品。 主人公と同じパーカッション経験者としては、著者はちゃんと取材に行ったのかしら?という印象。 パーカスは指にスティックだこが出来たり、まめが潰れたり、木管は練習のしすぎで唇の裏が切れたり、金管は唇が腫れたり、そういう苦労もあるんです。 そういう話は一切なしに『練習頑張ったから全国いけました~♪』という雰囲気が強かった。 終盤のベンちゃんはかっこよかったけど、登場人物も多いのにあだなや本名を入り乱れて使うのもかなり読みづらかった。 終わり方も『え?これで終わり?』という感じ。 …てなわけで、星ふたつ。
Posted by
「ベンちゃん、クレイジーだから。」 物語後半からの顧問の森勉先生の格好良さが 半端じゃありませんでした。 主人公の克久君も青春小説の主人公にはあまり似つかわしくない キャラが素敵でした。
Posted by
たまに狭い文章に変わった表現を詰め込みすぎちゃう傾向があるけど、主人公の心の動きをうさぎや太鼓で表す手法はなかなか面白い。 学園ものって読んでて楽しいよね~・・・昔に戻れるから。 吹奏楽やってた人なら絶対楽しめるはず!
Posted by
10年も前のことなのに、吹奏楽部に所属していた中学時代を思い出した。ステージ上の緊張と高揚、音にノる感覚が鮮やかに蘇った。ついには課題曲を口ずさむ始末。吹奏楽を経験したことがある者なら、この小説に描かれている音楽に対する感覚は身体が分かると思う。決して楽しいとは言い切れないけど、...
10年も前のことなのに、吹奏楽部に所属していた中学時代を思い出した。ステージ上の緊張と高揚、音にノる感覚が鮮やかに蘇った。ついには課題曲を口ずさむ始末。吹奏楽を経験したことがある者なら、この小説に描かれている音楽に対する感覚は身体が分かると思う。決して楽しいとは言い切れないけど、記憶の端っこにしまわれていた、確かにあった青春を思い出させてくれた。 ストーリーとしては微妙。主人公・克久が困難を乗り越えるのではなく、ただなんとなく時間が変えていくので、成長物語ではない。スカッとするものでもないので、どことなく陰湿。それだからこそリアルなのかもしれないけど。
Posted by
最近読んだ‘部活本’の中ではベストです。部活に情熱を注ぎ大人になっていく主人公。いじめや学級崩壊などの問題も見え隠れしていますが、著者はある距離感を持って描いています。(これはやはり、子を持つ母からの視点かな)第八章シバの女王では、音楽が聞こえてくるかのようでした。なにもきめつけ...
最近読んだ‘部活本’の中ではベストです。部活に情熱を注ぎ大人になっていく主人公。いじめや学級崩壊などの問題も見え隠れしていますが、著者はある距離感を持って描いています。(これはやはり、子を持つ母からの視点かな)第八章シバの女王では、音楽が聞こえてくるかのようでした。なにもきめつけることなく締めくくられるものがたりに、希望を持ちました。
Posted by
もう最高( ´ ▽ ` )ノ★ 主人公は吹奏楽部のPercussion 心の中にはウサギを飼っている。私のためにある本と言ってイイでしょう(#^.^#)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昔のセンター試験に引用されていた箇所は、関東大会前日のお母さんとのところかな? 吹奏楽は小学校の時に3年くらいやってたけど、 もっと一生懸命やっていれば良かったなと思った。 斜に構えたり、醒めた感じが格好いいっていうのは、今でもある雰囲気な気がする。 吹奏楽を高校とかまでやってた人たちはもっと感じ方が違うんだろうなー。
Posted by
ハードカバーを本屋で速読したことを忘れ、文庫本で再読。 主人公が気弱な小学校時代から、吹奏楽部で演奏会を乗り越えるたび、 確かな自信を身につけていく感覚がおもしろい。 あっと驚くような展開はないけど、 母親や中学生の息子といった家族のつながりや、 いじめっこ・いじめられっこの心理...
ハードカバーを本屋で速読したことを忘れ、文庫本で再読。 主人公が気弱な小学校時代から、吹奏楽部で演奏会を乗り越えるたび、 確かな自信を身につけていく感覚がおもしろい。 あっと驚くような展開はないけど、 母親や中学生の息子といった家族のつながりや、 いじめっこ・いじめられっこの心理など、 どこかで感じたことのある感情をうまく描いている。
Posted by
読書感想文になんとなく書こうかなーって思って読みました。 私は吹奏楽部ですが、いざ書くとなると難しいと思います ラスト、普門館で「ブラボォ」ってなってるけど、 そんな簡単に全国に行けるのかってツッコミ入れたくなりました…(笑) いろんな話題がごちゃごちゃつまってて、 良いように...
読書感想文になんとなく書こうかなーって思って読みました。 私は吹奏楽部ですが、いざ書くとなると難しいと思います ラスト、普門館で「ブラボォ」ってなってるけど、 そんな簡単に全国に行けるのかってツッコミ入れたくなりました…(笑) いろんな話題がごちゃごちゃつまってて、 良いように言うといいとこどり、 悪いように言うと中途半端、ですね。
Posted by