たまごにいちゃん の商品レビュー

あきやまただし(著者)

2019/11/05

いつまでもたまごの殻をつけていたい兄ちゃん。だって、たまごの方がいいこと、楽しいことがいっぱい。ある日、たまごにひびが入って、ついに。
思っていたのとは違って、そんな自分がやっぱり好きで。

へんしんシリーズのあきやまただしさんの名作。「くしゃ」ってところ、大好きです。

2019/06/23

いつまでも卵でいたい「たまごにいちゃん」。でも、卵がわれちゃって・・・というお話。
礼儀正しい言葉使いのたまごにいちゃんが、好ましい。
卵のままでいたい理由が、また可愛らしい。
弟が自分より大きくなっても全然平気。
その姿勢に余裕すら感じられる。
むしろ大人に見えるのだが。
卵が割れてしまった後の展開も、また素晴らしく素敵。
成長するって素敵なことだし、無理して大人になろうとしなくても良いというメッセージが感じられて、とても好きな一冊。

1年生　6月　5分30秒

2019/02/04

4歳の息子が大好きなようです。
自分の思いと重ね合わせているのかな。
もうお兄ちゃん、でもまだまだ甘えたい…という子供の気持ちがこちらにもとても伝わり、子供が愛おしく感じる……そんな絵本でした。

2020/04/30

　ある図書館の方に紹介していただいて、とても気に入ったので、息子のために買ってみました。でも、４歳のうちの息子は、ストーリーの展開が分かってしまうみたいで、楽しめたのかどうかちょっと微妙でした。

　私としては、とってもお薦めの絵本です。

2013/07/23

もうとっくに殻からでていなければならないお年頃だけど、まだでたくないニワトリのおにいちゃんのおはなし。
モラトリアムだなあ。

たまごにいちゃんは慎重に石をよけて歩く。
殻を破ってしまわないように。
おかあさん、おとうと、きんじょのどうぶつ、カラス。
距離の持ち方がそれぞれでいいなあ。
破ろうとするひとも、待ってあげるひとも、どちらもいてくれる。

今までのかわいさは失ったけれど、変化する自分は思ったより悪くない。
そんで、変化してもそんなに変わらないでいられるところもある。
不本意に殻が割れてしまった後の受け入れ方と、
ほんのちょこっと残った殻がやさしい。

ずっと前にどこかで紹介されていて読みたいと思っていたもの。
よいタイミングで読んだ。

2013/05/16

2013.5.11おおづ図書館おはなし会にて。
以前も面白がってたが、今回も。
「コロコロコロ…くしゃっ。」
「いまなんか いやなおとがした…」
場面がツボだったらしく、うちでも思い出して1人で言ってた。

2013/03/23

たまごにいちゃんシリーズ。どれも、一度読めばいいかなぁといったところです。お話のコンセプトは４歳児向けかなと思うのですが、いまいち絵とか話とかわかりづらい気がします。

2013/02/15

あきやまさんの絵本はちょっとマンガ的な絵で苦手だったけど
ちゃんと読んでみたら内容のある絵本でした。

卵の殻をやぶって、ちょっと大きくなるのがいやな
たまご兄ちゃん。
弟が自分より大きくなっても平気。
いつでもお母さんに温めてもらえるから。

早く大人になりたいと思う一方で、もう少しこのままで
いたいって気持ちは誰にでもあるもの。
少し難しいかもしれないけれど、なんかの拍子にはじめの一歩が
踏み出せれば成長していくことは、案外簡単なことなの
かもしれません。
この絵本の良いところは、周りのみんなの態度。
お母さんや弟は決して怒りません。（ここはアメ）
親切心なのか烏がちょっと怒る。（ここがムチ）

２０１３．２．１５　Ｋ養護学校でよみきかせ。
心に通じるものがあるのかとても静かに聞いてくれました。

2013/01/17

もうたまごから出てもおかしくないくらい大きくなったのに、たまごの殻から出たくないたまごにいちゃんのおはなし。成長したんだけど、まだまだ甘えたいよ～と赤ちゃんみたいにふるまう子みたい。勇気をもって成長したいというときに、読んだらいいかも。

2012/11/22

まだたまごのままでいたいたまごにいちゃん、弟たちはたまごから出てひよこになってる。なぜたまごから出ないのか？それはお母さんのそばで眠れるから…。たまごにいちゃんはひび割れないよう慎重ですがある拍子にひびがわれて次の日には大きくなって若い（？）にわとりになってしまう。でもお母さんや弟たちからかっこいい！と誉められ、水たまりにうつる今の自分が好きになった。キミは今のままでいいじゃない、ステキだよと語りかけてくれる本。