墨攻 の商品レビュー

酒見賢一(著者)

2011/07/28

うーんかっこいい。すきっと無駄のない、するすると読ませるかっこよさ。墨家という百家争鳴の時代に活躍しながら実態の掴めない思想家であり戦争屋でもあった謎の集団を作者なりに実像化している。隙のない万能人間でありながら、どこまでも職人気質にたんたんと戦争するさまが、怖くもありながらどこかユーモラスでもある。非情な場面を職人の目で(というより学者視点？)で見つめながら考えてるところがしびれる。短いのに濃くてかっこいい！

2009/10/04

中国の思想家、墨子の教えを引き継ぐ集団、墨家。

その素顔は、戦争の職人。

おもしろかったけど、話は割とあっさりだった。

2011/07/16

中国がまだまだ統一されていない時代、墨子という思想集団がいた。それは戦いを避けるために防御の戦いをする。中国の歴史の中の史実なのか想像なのか、でもどんな戦いも悲惨だなあ。

2009/10/04

墨子は今までよく知らなかった、あまり知ろうともしなかったのですが、この本を読んで興味がわいた。
何事にも用意周到で、見習うべき点たくさんあった。
南伸坊さんのイラストは、ほのぼのしていてステキだけど、この本の鬼気迫る内容にはちょっと合わない気もした。
短くて、さらりと読めた。アンディ・ラウの映画も見てみようと思う。

2009/10/07

アンディ・ラウ主演の映画も見たけれど、
こっちの方がストイックで好き。
血尿出るまで仕事をしよう！

思想や信念に殉じる心意気がかっこええやんかいさ。

2008.02.10.読了

2009/10/04

もう少し長くてもいいと思う。墨子について知らない僕でも、中国史に興味がなくても楽しく最後まで読むことが出来たのが良かった。

2009/10/04

中国の話なのですが、とても面白い。
読みやすい上短いのですが、でも良く分かる。
作者は天才だと思う。

2009/10/04

映画にもなってましたね。
こちらも主人公おっさんですが、映画はカッチョイイ俳優さんでした。
南伸坊さんの挿絵が可愛い☆

2009/10/04

映画に影響され読みました。
少ない資料から作話を織り交ぜた娯楽小説。

あっという間に読み終えることができる。
兼愛思想は、現代にも役に立つか？！

2009/10/07

革離のかっこよさは異常。硬派な文章も申し分なく、結末の読めるベタな流れも良い。中島敦記念賞受賞も妥当かと。っていうかこんな賞があったことに驚いた。
通勤途中に読むと燃えます。短いので読みやすいのも良い。