新版 指輪物語(2) の商品レビュー
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映画での場面と相関しながら読みました。 映像ではないシーンが多々あって登場人物も多い。 今作からアラゴルンが登場して、物語も一段と暗さを増してくる。黒の乗手たちから絶え間なく追われる事にハラハラしました。
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詩、というものを自分の中に取り込む事が苦手である。 文章のみで知らない土地、地理を頭の中で再構築するのはほぼ諦めている。 よってこの指輪物語、半分ぐらい勝手に私が世界を作り上げてしまっていると思われる。 でも、きっと読者の方ほぼ共通して感じることは 「しんどい」 ではな...
詩、というものを自分の中に取り込む事が苦手である。 文章のみで知らない土地、地理を頭の中で再構築するのはほぼ諦めている。 よってこの指輪物語、半分ぐらい勝手に私が世界を作り上げてしまっていると思われる。 でも、きっと読者の方ほぼ共通して感じることは 「しんどい」 ではなかろうか。大変すぎる道のり。 もっと助っ人登場していただけないのだろうか。 次巻へ
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3.5 トム・ボンバディルかっちょいー!~追手が迫る緊迫感ある旅路!盛り上がってきた! それにしても、世界観の創造が素晴らしい!
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言わずと知れた、トールキン作の壮大な物語。 久しぶりに読み返してみると、翻訳の関係もあるかもしれないけれど、文体が詩的で、かつストーリーのそこかしこに物語内の伝説や古歌が散りばめられていて、読んでいて美しい。 この「旅の仲間」フロドが指輪を受け継いでから、地下洞窟モリア、エルロン...
言わずと知れた、トールキン作の壮大な物語。 久しぶりに読み返してみると、翻訳の関係もあるかもしれないけれど、文体が詩的で、かつストーリーのそこかしこに物語内の伝説や古歌が散りばめられていて、読んでいて美しい。 この「旅の仲間」フロドが指輪を受け継いでから、地下洞窟モリア、エルロンドのエルフの里、そこで選ばれた各種族の仲間が集まり、そして別れるまでを描く。 物語の始まりののどかなホビット村と黒の乗り手の描写が対をなすようで、闇の勢力の大々的な動きはないにもかかわらず、これからの始まりを予感させる。出て来る仲間たちもキャラクターがそれぞれあり、魅力的(名前を覚えるのが大変なほど多いけれど)。 いつまでも色褪せない冒険譚。
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トム・ボンバディルが好きだ。青い上着に黄色い長靴でピョンピョン飛び跳ねる。柳じいさんにも歌を歌って聞かせるだけで、言うことを聞かせる事が できる。 力のある者には違いないのだろうけど、自分の分を守って、自分の国から出ようとしない。哀しくて辛い選択。でも、そういう者がいるからこ...
トム・ボンバディルが好きだ。青い上着に黄色い長靴でピョンピョン飛び跳ねる。柳じいさんにも歌を歌って聞かせるだけで、言うことを聞かせる事が できる。 力のある者には違いないのだろうけど、自分の分を守って、自分の国から出ようとしない。哀しくて辛い選択。でも、そういう者がいるからこそ、故郷は守られているのだと現代の日本を顧みて私は思う。 七回目にして初めて、アラゴルンが「半白」だという表現に気付いた。映画に引き摺られてしまったかも。クルエラ・デビルの様な色合い?柄本明の様なごま塩頭? 追記 英語のペーパーバックで確認しました。 flecked with という事は、「白髪まじりの」ごま塩頭ですかね。
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魅力的なファンタジィだ。真実、なぜ幼少の頃「ホビット」で挫折して手を伸ばさなかったのか疑問で仕方がない。ホビット4人はもとより、トム・ボンバヴィルにゴールドベリ、宿の人びと、そうして馳夫。道行きの草木たち動物たち、沼地などの描写。歌の数々。どれをとっても実際に、この正目に見聞きするようでーー冒険の行手は決して明るくはないのだがーーうれしく読み進めてしまう。 物語を純粋に楽しみたい方には蛇足になるだろうが、私は「辺境から眺める」という、アイヌの人びとが迫害された歴史を解説した本において、西洋びとが文明(というものがあるとすれば!)の発達の頂点に自らを置く傾向にある、という要旨のことが述べられていたのを思い出した。その中心から離れ、自然の神々を重んじ崇敬する人びとは『遅れて』いると見做されがちだ。 けれどトールキンのこの物語からは、自然への敬意をたしかに感じる。 だから、この物語が色褪せぬ良きものとして挙げられることから、機械とモノの利用にとくにすぐれた西洋文明から隔たって、神話の時代に立ち帰れる希望をかすかながら勝手に感じる。
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映画ではさらっとたどり着けた裂け谷がものすごく遠い そして待望のアラゴルン登場映画ではさすらいのストライダーというナイスなあだ名があったのだが原作では馳夫(はせお)というクソダサニックネーム昔の小説だから仕方ない物語はピンチと出会いの連続で最高に楽しい
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映画『ロードオブザリング』はかなり良くできた映画だとは思っている。雰囲気もよく捉えているし、映像も綺麗だ。だが、気に入らないところがあるとすれば、この本を読んでもらえればわかると思う。 最も好きな場面が詰まった本。映画では割愛されてしまった、トム・ボンバディル。塚山のことも昔の戦...
映画『ロードオブザリング』はかなり良くできた映画だとは思っている。雰囲気もよく捉えているし、映像も綺麗だ。だが、気に入らないところがあるとすれば、この本を読んでもらえればわかると思う。 最も好きな場面が詰まった本。映画では割愛されてしまった、トム・ボンバディル。塚山のことも昔の戦争のことを考えると本当なら削れないし、フロドが底力を発揮する初めてのシーンでもある。 何より、一番わたしがあの映画化で気に入らなかったのはここで描かれているアセラスを使うシーンの割愛である。アラゴルンが王たる所以の伏線となる重要なシーンであるにもかかわらず、あの映画では取り上げられなかった。これがなければ、王がいかに民衆から愛され尊敬される存在なのかはわからないのでないかと思う。映画しか知らない方は覇王にしかうつらないのではないだろうか。最終巻『王の帰還』につながる重要な出来事なので、読んだことのない方には、是非通読をお勧めする。
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言わずと知れたテレビゲームにまで影響を与えたファンタジーの古典。久しぶりの再読となる。何度読んでも、本書から徐々に出てくる死と隣り合わせの緊迫感ある内容と、小学校の国語教科書のような緊張感ゼロの訳文の文体との乖離が気になってくる。また、翻訳者による要らない「遊び心」で鼻白む場面も...
言わずと知れたテレビゲームにまで影響を与えたファンタジーの古典。久しぶりの再読となる。何度読んでも、本書から徐々に出てくる死と隣り合わせの緊迫感ある内容と、小学校の国語教科書のような緊張感ゼロの訳文の文体との乖離が気になってくる。また、翻訳者による要らない「遊び心」で鼻白む場面もある。映画版などでカットされている本書の中間部分だが、今読み返すと、そのシーンの重要さに気づく。
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いよいよ冒険が本格化してきました。得体の知れない怪物から追われ、逃げ惑う主人公たち。いつもピンチになったときには誰かが助けに来てくれ、救われます。ドキドキワクワクが高まってきました。
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