ペット・セマタリー(下) の商品レビュー
すべての命は平等だが…
すべての命は平等だが、感情を持った人間にはそうは感じられない。愛する者の命は何より大事なものだ。しかし、自由に生き返らせることが可能になったとき、同じように感じるだろうか。
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上巻から一転、底なし…
上巻から一転、底なしの暗さ。血が流れない真の恐怖を味わえる。キングの大傑作。
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愛する息子の死をど…
愛する息子の死をどうしても受け入れられなくて、ルイスは再び秘密の場所へ出かけます。息子は確かに帰ってきたけれど、それは以前とは違っていた。「どんな姿でもいいから、帰って来て欲しい」その気持ちが分かるだけに、切なく そして恐ろしい。死者の甦りはゾンビ・キョンシーなど過去様々ありま...
愛する息子の死をどうしても受け入れられなくて、ルイスは再び秘密の場所へ出かけます。息子は確かに帰ってきたけれど、それは以前とは違っていた。「どんな姿でもいいから、帰って来て欲しい」その気持ちが分かるだけに、切なく そして恐ろしい。死者の甦りはゾンビ・キョンシーなど過去様々ありましたが、これほど恐怖し心を揺さぶられた作品はありません。そしてこの作品の根底に流れるのは、深い愛情。ホラーの枠を越えた傑作です。映画では、キングが脚本も担当しただけでなく牧師の役でも出演しているので また違った楽しみ方もできます。
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切ない、悲しいそれで…
切ない、悲しいそれでいてしっかりホラーしています。自分が同じ立場であればと子供を持つ親であれば必ず考えるはず。死者が勝手に蘇る話はありますが、そこに生きている人間の意志で蘇ることができたらどうするのか・・・・。設定を少し変えるだけでこんなにせつなくなる話になるのは絶妙!
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※このレビューにはネタバレを含みます
上巻はなかなかページが進まなかった。文章が読みづらくて。 それでもなんとか読み切って下巻。私は下巻の方が面白くスラスラ読めました。 どんどん悪い方へと進んでいく感じがよかったですね。 でももっと復活した後のところを読みたかったな。悪霊として蘇って終わりーで物足りなかったです。
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下巻の冒頭で起こった悲劇は非常に痛ましく、裏表紙で触れられていたため展開に驚きはなかったものの、それ自体には何の予兆もなかっただけに衝撃が強い。転じて、それ自体が幼児のいる家族のリアリティでもあり、その不幸の事故こそが恐怖の源泉でもある。 蘇りの力を持つペット用の墓地という設定...
下巻の冒頭で起こった悲劇は非常に痛ましく、裏表紙で触れられていたため展開に驚きはなかったものの、それ自体には何の予兆もなかっただけに衝撃が強い。転じて、それ自体が幼児のいる家族のリアリティでもあり、その不幸の事故こそが恐怖の源泉でもある。 蘇りの力を持つペット用の墓地という設定に留まらず、土地にまつわる忌まわしい呪いの物語という膨らませ方は上手い。加えて、指向性のない真の邪悪には人間の善意すらも容易く汲み取られてしまう。愛する者の死に対してできない納得を弱さと断じるには残酷ではあるのだが、そこから目を背けた結果としてより残酷なしっぺ返しが起こるというのは非常に忌まわしく、物悲しい。キング作品に通じるテーマとして「信じる心」があるわけだが『猿の手』の翻案だけあってそれを逆手にとった怪作である。そして蘇りが失敗したその瞬間に、抱いていた思い出すらも漆黒に塗り潰されてしまう。その代償は非常に重く、個人的にはクライマックスにもう一捻り欲しいなとは思いつつも後味はかなり悪く、その不幸な一連の事件が忌憚として語り継がれていき、いずれ怪談と成り果てるという意味では一級品のホラーであると思う。
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2025.9.4読了 正直、下巻はパワーダウンが否めなかった。特に後半の展開は完全に『シャイニング』の二番煎じ。亡霊ホテルをミクマク族の埋葬地に置き換えただけ。 キングの中では凡作の部類だと思う。 作品中言及されてた『猿の手』とか、日本でも『古事記』のイザナギとイザナミの神話...
2025.9.4読了 正直、下巻はパワーダウンが否めなかった。特に後半の展開は完全に『シャイニング』の二番煎じ。亡霊ホテルをミクマク族の埋葬地に置き換えただけ。 キングの中では凡作の部類だと思う。 作品中言及されてた『猿の手』とか、日本でも『古事記』のイザナギとイザナミの神話とか(最近観た読んだ中でいうと『死国』や『鋼の錬金術師』) “最愛のひとを復活させたらヤベーヤツきた”の一大ジャンルは古今東西にあるんですね。 生死の運命に逆らうと大体痛い目みるというか、、、 クライマックスは結構ヤケクソ気味の惨劇。ラストシーンはホラーコンテンツにおいてベタベタにみる演出でこれは逆にイイ! あとは〈訳者あとがき〉にもあるけど、ルイスの心理モノローグめっちゃ多い、「オズの大魔王」は死のメタファーとかが読んでて思った感想かなぁ。自分にも子供がいれば、この小説をもっと切実さを感じられて読めたかも、、 キングのホラー作品は面白いが、読んでてあまりコワイと思ったことはない。『黒い家』(貴志祐介)のような人怖ジャンルのほうが恐怖を感じますね、個人的には。 キングでは『ミザリー』がそのジャンルなので読むのが楽しみです。
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映像では怖くて観られないけど、ストーリーは楽しみたいって人にはオススメです 文字なのでトラウマになるような恐怖はなく、単純にアメリカンなホラーを楽しめる
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※このレビューにはネタバレを含みます
読み始め古い本だからか漢字や意味を調べながらちまちま読みました。少しずつストーリーに引き込まれていきます。 一言で感想を言うと胸糞ではあるのだけど 親の立場だったらどうするだろうかと考えてしまう。 やり直せるならルイスと同じことをやるだろうか。 私は幼い息子がいますが答えは間違いなくNOだな。 気持ちは痛いほど分かる。あの時間に合ってたらと。 でも時は戻らない。どんなに悲しくても。 戻ってきた猫を見ただろうに。ガワが同じでも別のものなんだ。 後半ルイスはゲージの生前の顔を思い出せなくなってた。埋葬地に魅せられ囚われてしまったんだなあと。 パスコー最初めっちゃ怖かったけどいい人だったね。警告をしに現れてたんだけど怖すぎるって…笑
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「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃ...
「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」 ……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲癇発作と記述していない。
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