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ペット・セマタリー(下) の商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2021/01/02

映画を先に観ました。ペットセメタリー2019。 結論から言うと、全くの別物です。 内容も結末も全く別物。 映画は、やはり時間の関係や映像として見せるうえでは、あれで面白かったし、小説は、読み物として全く面白い。

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2020/12/21

死に対する感覚を、無垢な子供、トラウマをもつ母親、医師の父親、田舎で暮らした老人、とさまざまな視線から捉えていて面白い。 キング最恐の傑作、という前評判が先行したわりに展開の意外性は少なく、なるほどこうなるよねという結末。 終盤での主人公とその妻、隣人の鬼ごっこはなかなかハラハラ...

死に対する感覚を、無垢な子供、トラウマをもつ母親、医師の父親、田舎で暮らした老人、とさまざまな視線から捉えていて面白い。 キング最恐の傑作、という前評判が先行したわりに展開の意外性は少なく、なるほどこうなるよねという結末。 終盤での主人公とその妻、隣人の鬼ごっこはなかなかハラハラする。

Posted byブクログ

2020/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

完全なバッドエンドでちょっとびっくりした。 ジャドは年配だしルイスに蘇りについて教えた責任もあるので、死ぬ展開には納得感があったが、レーチェルは車で帰ろうとするシーンがかっこよかったので報われると思っていたのだが…予想外。 しかしあえて言うなら、本当に邪悪なのは人間ではなく人知を超えた別の存在とされているところが救いというか甘いところかなと思う。

Posted byブクログ

2020/10/25

再読。 愛するものを失った苦悩の心情が痛いほど分かるだけに、救いのない狂気の行動に走ってしまうのは、仕方のないことなのか。 それにしても、悲しすぎる結末だ。

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2020/10/04

上巻から転じて下巻は一気に話が展開。 ルイスそれあかん、の連続。 それやっちゃうのはわかるけど、予想より上行く悪い結果がついてくる。 読んでいて辛い...救いがない最後。 苦しくなったけど、読むのが止められず、 ああ、なんて読後感。 誰も悪くないのに...なんで家族の幸せは差し出...

上巻から転じて下巻は一気に話が展開。 ルイスそれあかん、の連続。 それやっちゃうのはわかるけど、予想より上行く悪い結果がついてくる。 読んでいて辛い...救いがない最後。 苦しくなったけど、読むのが止められず、 ああ、なんて読後感。 誰も悪くないのに...なんで家族の幸せは差し出されてしまったのか。 特にエリーの今後を思うとたまらない。

Posted byブクログ

2020/09/26

下巻に入り、いよいよ禁断の扉を開けてしまうルイス。 クライマックスはほとんど最後の部分なのだが、そこに至るまでに、数々のルイスの悲しくも激しい心情が描写される。 非常にずっしりとくる読後感。 悔いのない人生を生きていきたいと思える、ヒューマンドラマでもある気がする。

Posted byブクログ

2020/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゲージが帰ってくるのは終盤の終盤。そこに至るまでのルイスの葛藤、レーチェルやエリーの手に取るようにわかる焦りや不安、恐怖の描写にみるみる引き込まれる。 ジャドがあの場所を知ったのも、ルイスにそれを教えてしまったことも、全てはあの土地によって"必然"とされた出来事なのだろうな、と思う。もっと言えば、ルイスが都会での生活に疲れて大学に転職する、という決断を下したことも。あの悲劇は必然だったのだろう。 映画を観た時は、ルイスもレーチェルも、それぞれが死とちゃんと向き合わなかったことによって報いを受ける話、という風に受け取ったけど、原作は、あの不思議な魅力を持った土地に取り憑かれたために起きた悲劇、という印象を受ける。 あの土地に取り憑かれるか否かは一体何の違いなのだろう。ルイスの助手はあと一歩のところで踏み止まれた。ルイスをあれだけ慕っていただけに、彼もなかなか気の毒だなと思う。 ラストの一行は怖いと言うより哀しい、という言葉がしっくりくる。 あのあとルイスはレーチェルに殺されるのだろうか?私は違うと思う。数日、いや、数時間、明らかにおかしくなった、かつては愛する妻だったそれと過ごしたのち、自分の手で殺め、焼身自殺を図るだろう。かつてのベータマン親子のように。 エリーはどうなるだろう。あの子はかなり利発そうだし感覚も鋭そうなので、何かは察するだろうことは予想できる。ゴールドマン夫妻に大事に育ててもらい、愛する弟の事故死、次ぐ両親の不幸な死からは立ち直って、真っ直ぐに生きていく将来を願いたい。 どうか、両親の死の真相を知るためにまたあの土地に引き寄せられるようなことにはなってほしくないと願わずにはいられない。 絶対に誰も幸せにならないだろう結末を予想できるのにこんなにも引き込まれるのは、私たち読者もまたこの小説を通して、あのおぞましい"ペット霊園"の魅力に取り憑かれてしまっているからなのかな。そう考えると恐ろしい。 いろいろなことを一気に考えて本を閉じた時に目に入る表紙。これがまた胸を強く締め付ける。 ゲージじゃなくてレーチェルだったか……………。

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2020/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

哀しみに溢れた作品。 ルイスが一番苦しんだか。 エリーは第六感がすごく、それがせいで母親を死に追いやったのを知ったら苦しむだろうな。

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2020/02/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不吉さを漂わせながら緩やかに進んだ上巻を経て、吸引力が凄い下巻。 上巻の最後で予言されていたとおり、幼い息子のゲージが亡くなります。死者の蘇りについての話である以上、この息子が生き返ることは明白なのですが、実際に生き返るのはラスト50ページ前ほど。それまでは「恐ろしいことがもうすぐ起こる」という予感だけで引っ張るのだから凄い。 上巻は「死」というものの悲しさが印象的で、涙を誘うところもありましたが、下巻は蘇りの元となる魔力の描写が圧倒的。違うジャンルを読んでいるよう。 自分にも幼い息子がいるので、他人事ではない感じで読みました。

Posted byブクログ

2020/02/03

えーっと……どう書いたらいいのか……。 悲しい。非常に悲しい。 感想をひと言で表すならこれかな。 そして次に来るのは、つらい、苦しい。 命を与えられた生き物は、遅かれ早かれいつか必ず死ぬ。 そこからは逃げられない。絶対に。 なのに逃げようとした人たちの話、ですかね。 訳...

えーっと……どう書いたらいいのか……。 悲しい。非常に悲しい。 感想をひと言で表すならこれかな。 そして次に来るのは、つらい、苦しい。 命を与えられた生き物は、遅かれ早かれいつか必ず死ぬ。 そこからは逃げられない。絶対に。 なのに逃げようとした人たちの話、ですかね。 訳者あとがきにあるように、根底にあるのはいつだってとにかく「愛」なんですよね。 だから読んでてホントに苦しかった。 「もう、やめときゃいいのに」ってずっと思って読んでた。 読了した今、下巻の表紙を見てぐっと胸が詰まった。 あまりに悲しくて、苦しくなったわ。 恐怖はほとんど感じなかった。 とにかく先が知りたくて夢中だった。 残念ながら映画を見に行くことはなくなりそうだけど(なんだか評判が悪いそうで、公開から2週間くらいしか経ってないのに、どの映画館でももうほとんどやってない……)、この小説は読んでみて良かったです。 最後にひとつ、下巻の256ページの真ん中を少し過ぎたあたり、「ルイは再三つまずきながらも」とあるのは、「ルイスは」の間違い(というか字抜け)でしょうか? ここだけちょっぴり気になりました。

Posted byブクログ