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宮本武蔵(一) の商品レビュー

4.2

77件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2012/01/27

痛快。だが、ドラマチックで漫画チック過ぎて、リアリティに欠けるのが残念。好みの問題だとは思うが、自分は時代モノはもっと淡々としてる方が好きだ。このくらいの方が読み易くはあるが。 全8巻のうちまだ1巻目なんで、リビューはこのくらいで。これから評価があがるか。

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2011/12/28

現代(当時)の若者へのメッセージを込めたと本書のはじめで著者が述べている。 ”怒らないことを美徳だと考えられているが、怒りから発せられるエネルギーを重んじなければならない”、だとか、”恥の文化によって自治が守られていた”だとか、そういう部分がメッセージなのだろうか。 後者の言葉...

現代(当時)の若者へのメッセージを込めたと本書のはじめで著者が述べている。 ”怒らないことを美徳だと考えられているが、怒りから発せられるエネルギーを重んじなければならない”、だとか、”恥の文化によって自治が守られていた”だとか、そういう部分がメッセージなのだろうか。 後者の言葉は特に印象的だった。 武蔵は関ヶ原の戦に破れ、友人と別れても義務感に駆られて故郷に帰る。友人を巻き添えにしてしまった責任感がある。物語には、武蔵の他にも名誉のために苦しむ人々が登場する。「恥を知れ」という言葉があるけれど、日本人の中には名誉や恥を重んじる血が流れている。 ところで、武蔵の姉が幽閉されてから一度も登場していないが、どうしているのだろう…。

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2011/12/20

初めて読んだ吉川作品。全体として格調高いように思える。沢庵和尚のセリフがユーモラスで知的な感じがして惹かれた。武蔵と又八の対照的な生き方をみていると恋愛について色々と考えさせられる。

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2011/12/08

読んだの昔過ぎてあまり書くべきではないが、、 なんか、途中がなっがーく感じたという印象が残ってます。 (中学生のころ、厚さ8cmくらいのちゃんとした装丁ので読んだんだった) バガボンドをチラ読みして、そこから読みたくなったんよね。 序盤、吉岡道場でかなり高ランクっぽかったやつが...

読んだの昔過ぎてあまり書くべきではないが、、 なんか、途中がなっがーく感じたという印象が残ってます。 (中学生のころ、厚さ8cmくらいのちゃんとした装丁ので読んだんだった) バガボンドをチラ読みして、そこから読みたくなったんよね。 序盤、吉岡道場でかなり高ランクっぽかったやつが、 のちのち剣術諦めて掘っ立て小屋で女とひっそり暮らしてるようになってたりして、 でもバガボンドはまだ吉岡道場についたとこだったから、そいつは 強敵現る!みたいな感じで出てきてた。 お前そんなドヤ顔してるけど、あとあと掘っ立て小屋行きだろーってw

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2011/11/03

・武蔵の剣豪・求道者としての成長物語 ・武蔵とお通の会えそうで会えないすれ違いもどかしい恋愛物語 など、王道のエンターテインメント小説。 それに加え、なんと言っても私が感情移入してしまうのは、ダメ人間 の代名詞とも言うべき、武蔵の親友 又八である。彼の持つ「弱さ・ずるさ」、それ...

・武蔵の剣豪・求道者としての成長物語 ・武蔵とお通の会えそうで会えないすれ違いもどかしい恋愛物語 など、王道のエンターテインメント小説。 それに加え、なんと言っても私が感情移入してしまうのは、ダメ人間 の代名詞とも言うべき、武蔵の親友 又八である。彼の持つ「弱さ・ずるさ」、それもまた人間の本質だということを忘れてはいけない。

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2011/10/18

日本人ならだいたいは読んだことあるでしょ(そうでもない?)。 又八のダメ男っぷりとお杉婆の妖怪っぷりが印象に残ってます。 軍記物と違って史料が少ないので、吉川英治の創作意欲爆発な感じ。一部では「ご都合主義」と揶揄される展開もしばしば。日本中を旅してる登場人物がものすごいタイミ...

日本人ならだいたいは読んだことあるでしょ(そうでもない?)。 又八のダメ男っぷりとお杉婆の妖怪っぷりが印象に残ってます。 軍記物と違って史料が少ないので、吉川英治の創作意欲爆発な感じ。一部では「ご都合主義」と揶揄される展開もしばしば。日本中を旅してる登場人物がものすごいタイミングでかち合ったり、あの人とこの人が知り合いだったり親子だったり。 まあでも面白いから良いんです。 吉岡の長男が割と良いキャラだったかなあ。

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2011/09/08

野蛮で武骨、粗削りな青年が、出会いと戦いを通して洗練円熟した伝説の剣豪に成長する物語。 青年期に読めてよかった本。

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2011/08/30

全8巻。面白かった! 新聞小説の中でもっとも人気を博したというのもうなずける。 当時の人たちは続きが読みたくて毎日楽しみにしてたんだろうなあ。 お杉婆、悪役だけど憎めない。

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2011/07/30

戦国時代も終わりになって、家や国同士の戦いから、個と個の戦いに変わっていったんだ。侍のアイデンティティーも、源平の時代から徐々に形を変えて受け継がれてるんだ。

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2011/07/16

漫画を読んでいる感覚にさせる。好きだなあ、こういう人。 井上ひさし氏「バカボンド」はモロにこの世界観。達人っていたんだね。

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