迷路館の殺人 の商品レビュー
館シリーズ第3弾。 迷路のような地下の館。 ここで起こる惨劇とは・・・・ 私好みの作品だった。作中作品の形式をとっている 少々難解な作品。 今回は犯人がわからんかった。 若干アンフェアかなと 思わなくはないが面白かったのでいいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<ネタバレ有> ++++++++++++++++++++++++++++++++ 館シリーズ3作目。 面白かったー!館シリーズでは十角館が評判が高いみたいだけど、今のところこれが一番面白いと感じました。 神話に詳しかったらもっともっと楽しめたんだろうなぁ。 今回も誰が犯人か自分なりに考えながら読んでいたのですが、やっぱりまったく歯が立ちませんでした。しかも一端物語が収束したかに見えて実は…という二段オチ!今回も感嘆ものでした。 作中作の島田潔のキャラがなんとなくいつもと違うような気がして、もしかしたら島田が犯人か(…というより島田が誰か別の人と入れ替わって書かれていて、島田は別の人物として書かれていて…とか実際は島田は館に行ってないんじゃないか…とか)色々考えたんですがキモチイイくらい全然違いました。 疑ってかかって読む読者を華麗に欺いてみせる、推理小説家ってすごいなぁと改めて思いました。
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作中作にした意図を知りたくて、さっさと読み終えてしまった。 「死体と思わせて実は死んでない」はよくある手法だと思うんだけど 今回は、それだけじゃなかった(というか、それこそミスリードだった)のがよかったな。 でも、それがミスリードだろうと気づいてしまうと、 自ずと犯人が絞られて...
作中作にした意図を知りたくて、さっさと読み終えてしまった。 「死体と思わせて実は死んでない」はよくある手法だと思うんだけど 今回は、それだけじゃなかった(というか、それこそミスリードだった)のがよかったな。 でも、それがミスリードだろうと気づいてしまうと、 自ずと犯人が絞られてしまうのが残念。 綾辻行人の本は、十角館に続いて二冊目だけど、 どちらも、最後に残った人物から犯人がわかってしまうというのは… ついでに言うと、このシリーズの名探偵の立ち位置の 島田潔は、あんまり突出した感じのする人物ではないね。 そこもちょっと面白い。 他の名探偵ってたいてい一風変わった人物だけど。 それとも、他の作品はもっと風変りな感じなのかな。
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館シリーズ第5弾。これは巧い……見事に騙された……!館という限られた空間が舞台という設定の中、ここまで驚きの展開が書けるとは。島田も格好良いです。
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前半は結構ありがちな感じで「あー、吹雪の山荘ものみたいなやつかー。連続殺人ね?」と思っていたのですが、最後の最後にどんでん返し。 流石綾辻さん。 読後のすっきり感がとても良かったです^^
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《ノックスの十戒》によると、ミステリの掟において 屋敷に抜け穴があってはいけないらしい。 が、あらかじめ「この館には抜け穴があります」と宣言してある場合はOKなんだろうか。 この作品でも《小説ならでは》のトリックが提示される。 気持ちのいい「やられた!」感。
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作中作という、凝ったつくりの一作(作中作の方の奥付にある「発行者」に注目!)。仕掛けも二重三重で、二倍、三倍に楽しめます。犯人が分かったからといって「ああ、これで解決した」などと納得して、あっさりと本を閉じてしまわないように注意。 そしてなんといっても、一番個性的かつ「こんなの...
作中作という、凝ったつくりの一作(作中作の方の奥付にある「発行者」に注目!)。仕掛けも二重三重で、二倍、三倍に楽しめます。犯人が分かったからといって「ああ、これで解決した」などと納得して、あっさりと本を閉じてしまわないように注意。 そしてなんといっても、一番個性的かつ「こんなのないだろう!」というこの館。そう、名前どおり中身が迷路なのです! 絶対に住みたくない、しかし行ってはみたい館ナンバーワン。これを読めばまさに、論理の「迷路」にも迷い込めるという仕掛け。 そしてここにはシリーズを通しての重要な仕掛けが……くれぐれも素通りしちゃあダメですよ。
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…だまされた…。館シリーズは毎回騙されそうな予感です。 装丁というか、中のつくりが面白かったです。すごいなあ。
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―――そして島田は、その本を読み始めた。 綾辻行人の館シリーズ三作目です。今回のテーマは「作中作」。本の中にもう一冊の本が登場します(もちろんきちんと装丁が成されている)。二重、三重に仕掛けられた叙述トリックはもはや職人芸か。このシリーズは順番通り読むのをお薦めしますよ。
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時計館を先に読んでしまうと面白さが半減してしまうらしいが、間がかなり開いた所為かその心配もなく読めた。あ〜、やっぱりいいですわ(まだこのシリーズ2冊しか読んでないのにこんな事も言うのもあれだが)。しかと騙されました。にしても『螢』逆パターン!偶然とは恐ろしい。で、いわゆる作中作と...
時計館を先に読んでしまうと面白さが半減してしまうらしいが、間がかなり開いた所為かその心配もなく読めた。あ〜、やっぱりいいですわ(まだこのシリーズ2冊しか読んでないのにこんな事も言うのもあれだが)。しかと騙されました。にしても『螢』逆パターン!偶然とは恐ろしい。で、いわゆる作中作といわれていますが特にその中の第2の殺人のトリックにはビックリです。それに作中作だけあって面白い造りをしてます。とにかくメチャクチャ凝ってて、そこがいい!
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