世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上) の商品レビュー
上巻の壮大な世界観を受けて広がる下巻の世界が秀逸極まりない。 主人公の透徹した眼差しと、それを取り巻く世界、そして村上春樹の語り口。 著者の作品でこれほど美しく思えるものもないだろう。 世界を愛そうと思うことの澄んだ美しさに憧れる。
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不思議な世界観に引きずり込まれていきます。 『エンターテエイメントと哲学』と置き換えることができそうです。
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何かを失った僕はそれを取り戻すべく行動を起こす、取り戻せそうな所までもう少しなのだけれど結局は取り戻せない。僕がどうであろうが世界は続いていくのだ。僕は最高傑作だと思うよ。
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タイトルにつられて買って、初めて読んだ村上春樹作品。 おかげでハルキストになりました。 暗闇の描写が好き。
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当時はみんな読んでたらしい村上春樹のヒット作。そーいや石田衣良のなんかの小説に「村上春樹のピンクの表紙の〜」みたいな記述があったと思いますが、文庫ではピンクの表紙じゃありません。 ストーリーに関しては、まぁものすごい難解というか、暗示的ですね。村上春樹の小説はいつもそうですが。母...
当時はみんな読んでたらしい村上春樹のヒット作。そーいや石田衣良のなんかの小説に「村上春樹のピンクの表紙の〜」みたいな記述があったと思いますが、文庫ではピンクの表紙じゃありません。 ストーリーに関しては、まぁものすごい難解というか、暗示的ですね。村上春樹の小説はいつもそうですが。母にも薦めたのですが、第一章で読むのをやめてました(笑)。「何でいきなりコインを数えだすのか分からん」そうで。 まぁストーリーが分からん(俺みたいな)人は村上春樹のサクサク読み進められる文体なんかを楽しめば良いと思いますよ。
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長編小説。二つの物語が同時進行する手法は非常に戸惑う。全然関係のないと思われる二つの世界が最後には一つになる。 それにしても相変わらず村上春樹の文章は良いですね〜。 ^-^/
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『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』という二つの世界が交互に描かれ、それがしだいに交差していきます。最高におもしろいです!!毎年冬になると読みたくなります。
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かなり独特の世界観が存在するファンタジー(かな?)小説だと思います。村上春樹の作品はやや苦手意識がありましたが、この世界観は読んでいてとても心地のよいはなしでした。
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狂っているかんじがたまらないです。 いま生きている世の中の俗世ぶり、そして同時にそんな世界が私たちにとってはとても大切なものなのだと再確認させられました。
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私の一番好きな小説だと思う。 留学する時に、1冊だけ本を持っていこうと思い、この上下巻を持っていった。
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