よだかの星 の商品レビュー
宮沢賢治の美しい表現力でこんな悲しい話書かれたら泣くに決まってる 醜いよだかはほんとは美しいカワセミとかのお兄さんなんだって・・・ 何その切ないトキメキポイント 鷹は一度首でも絞められてこい
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昔から大好きな本です。 主人公は、一応鷹の種類のよだか です。 よだかは模様が汚く、みんなから倦厭されてしまい、群れや住処から追い出されてしまいます。
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宮澤賢治の童話は残酷なほどリアルである。それが北国における生きることの厳しさがにじみ出たものか、賢治自身が児童を思ってあえて熾烈な現実を童話に託したのか、大人の童話として著されたものなのか私には定かではない。よだかの星はみにくいあひるよりも孤独であり、ギリシャのイカロスのように壮...
宮澤賢治の童話は残酷なほどリアルである。それが北国における生きることの厳しさがにじみ出たものか、賢治自身が児童を思ってあえて熾烈な現実を童話に託したのか、大人の童話として著されたものなのか私には定かではない。よだかの星はみにくいあひるよりも孤独であり、ギリシャのイカロスのように壮絶な運命を遂げたかなしいおはなしである。
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宮沢賢治すごい。 悲しいけど、悲しくない。 でもやっぱ悲しいのかな。 結局はまわりの子に理解されなかったわけだし。 自殺願望持った鳥をかくってすごいよなぁ。 あと、絵!寄木で。はじめてみたあんな絵。うまい。
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よだかの最後の悲しみは、虐げられる事ではなく、誰かを犠牲にしなければ生きていかれず、それなのに朝にはそれも成し遂げられない命の悲業のためでした。誰にもそっぽを向かれながら夜空を切って飛ぶよだかがあまりに寒そうでしたが、美しく力強い寄せ木がよだかを少しだけ温めてくれているようでした...
よだかの最後の悲しみは、虐げられる事ではなく、誰かを犠牲にしなければ生きていかれず、それなのに朝にはそれも成し遂げられない命の悲業のためでした。誰にもそっぽを向かれながら夜空を切って飛ぶよだかがあまりに寒そうでしたが、美しく力強い寄せ木がよだかを少しだけ温めてくれているようでした。
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あまり宮沢賢治を読んだことはありませんが、まさかこんなに泣けるとは・・・よだかが何度も何度も空に昇る姿にボロボロ。 寄せ木の絵が好き。よだかのビゲが可愛い・・・
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よだかは、実にみにくい鳥でした。その姿かたち故に、ほかの鳥からうとまれ、さげすまれ、その名の故に、本物の鷹から嫌われ、おどされつづけました。そしてその自分が、平気で羽虫を食べて生きる宿命にあると気づいた時、よだかは、この辛い世界を捨てようと決意して、一直線に空をのぼってのぼって、...
よだかは、実にみにくい鳥でした。その姿かたち故に、ほかの鳥からうとまれ、さげすまれ、その名の故に、本物の鷹から嫌われ、おどされつづけました。そしてその自分が、平気で羽虫を食べて生きる宿命にあると気づいた時、よだかは、この辛い世界を捨てようと決意して、一直線に空をのぼってのぼって、ついに青白く燃える星となったのです。 高く鳴いて天を目指すその姿に涙が出た。
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この話をはじめて読んだのは、結構最近で、それも英語の文でしたが、予想以上に素敵だったので、日本語でも読んでみましたwww かなしい物語ですけど、優しく、素敵な物語です。また、現在の問題にも精通しているお話だと思います。 よだかが本当にかわいそうで、そして愛おしいです。
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小学生の時に読んで以来なんども読み返している作品。その度に色々と気づかされる。大きな意味ではあらゆる偏見と差別の問題に通じている作品。作者死後50年で著作権消滅してるからタイトルを検索すれば読めると思うのでぜひ。
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