ICO の商品レビュー
PS2ゲームが原作。 生贄として謎の古城に閉じ込められた少年イコが、そこで出会った言葉の通じない少女ヨルダと一緒に古城から脱出を試みる。 小説では宮部みゆきワールド。 なんだろう…とりあえずゲームをやるべき←
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
13歳になると生贄として霧の城の差し出される角を生やした少年の物語。 霧の城に連れていかれるも御印のおかげで石棺から脱出できたイコは囚われの身となっていた少女ヨルダを救い出す。 彼女と行動を共にすることによって、徐々に霧の城の歴史がわかり、イコの宿命を知る。 霧の城の女王はヨルダの母親であった。 ヨルダは母ともう一度戦えるのか、イコとともに霧の城を脱出することができるのか。 ヨルダの過去がとてもせつない。光と闇の戦い。ぎりぎりのところで母を助けてしまう。 このヨルダの心の揺れがこの物語の読みどころだと思う。
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宮部みゆきの作品として考えると、これはこれでおもしろい。だが、『ICO』を小説にする必要が果たしてあったのかどうか。極端に細部の描写が削ぎ落とされているからこそ、あのゲームはすばらしいのだ。
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ゲームを下にしたノベライズ作品です。帯にある「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」の台詞に熱くなりました。
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文庫が出たのを見て、5,6年前に読んだのを思い出したので登録。 ゲームから着想を得て書いたというこの本、今までに読んだ宮部作品で、こんなに読むのに苦労した本はない。 中盤までストーリーに入り込めなくてなかなか読み切れず、でも人から借りた本だっただけに全部読まないわけにもいかず、...
文庫が出たのを見て、5,6年前に読んだのを思い出したので登録。 ゲームから着想を得て書いたというこの本、今までに読んだ宮部作品で、こんなに読むのに苦労した本はない。 中盤までストーリーに入り込めなくてなかなか読み切れず、でも人から借りた本だっただけに全部読まないわけにもいかず、必死だった覚えが。 読み終えればそれなりに面白かったのだけど、どうにも私には合わなかったようだ。
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元々PS2のゲームだったものを宮部みゆきさんがノベライズしたものです。 これはゲームをやったことのある人と、やったことのない人で評価が大分分れるのでは…? 私は後者なので、とっても面白く読ませていただきました。 世界観も様々な設定も、私好みです! やっぱりファンタジーは良い! ...
元々PS2のゲームだったものを宮部みゆきさんがノベライズしたものです。 これはゲームをやったことのある人と、やったことのない人で評価が大分分れるのでは…? 私は後者なので、とっても面白く読ませていただきました。 世界観も様々な設定も、私好みです! やっぱりファンタジーは良い! 宮部さんの文章で一気に物語の世界に引き込まれてしまいました。 マイナス点は、途中が間延びしてしまってちょっと長ったらしいかなぁ…というところ。 中盤の過去の話なんかは、もうちょっと手短にまとまってた方がすっきりするかも。
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図書館で何気なく借りてきて、ちょっと前に読みました。 イコがかわいいです。 絵が欲しかったなぁ~。 ゲームプレイしてる気分だなぁ~って思ってあとがきみたら、 ゲームのノベライズって書いてあってびっくり!! ああ…なるほど!だからか!! 霧の城の描写がすんごい複雑なんです! めま...
図書館で何気なく借りてきて、ちょっと前に読みました。 イコがかわいいです。 絵が欲しかったなぁ~。 ゲームプレイしてる気分だなぁ~って思ってあとがきみたら、 ゲームのノベライズって書いてあってびっくり!! ああ…なるほど!だからか!! 霧の城の描写がすんごい複雑なんです! めまぐるしく情景がかわったり、からくりがいっぱいでてきたり。 そしてついには小説内迷子になりました。 (読みながら現在地わかんなくなったっていうww) マップがほしい本っすね。
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内容(「BOOK」データベースより) 何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄の刻」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。構想三年。同名コンピュ...
内容(「BOOK」データベースより) 何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄の刻」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。構想三年。同名コンピュータゲームに触発されて、宮部みゆきがすべての情熱を注ぎ込んだ、渾身のエンタテインメント。
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いつか読むかも、と思っていた本です。 面白かった、それなりに。 宮部みゆきは、ファンタジーを書くことが好きみたいですね。 もともとは違うジャンルの人なのに、好きで始めたファンタジーにはまりつつある感じ。 でも、ファンタジーを書きたい、という気持ちはわかる。 言葉によっ...
いつか読むかも、と思っていた本です。 面白かった、それなりに。 宮部みゆきは、ファンタジーを書くことが好きみたいですね。 もともとは違うジャンルの人なのに、好きで始めたファンタジーにはまりつつある感じ。 でも、ファンタジーを書きたい、という気持ちはわかる。 言葉によって別世界を創り出すことができる、というのは、ある意味、物書きにとっての醍醐味でもあるのではないか、と思うのです。 それから、ゲームに触発されて書いちゃった、という経緯が面白い。 すでに売れっ子作家であるにもかかわらず。 ゲームの「ICO」は妙に心に残るゲームです。 RPGなんだけど、能天気なBGMもSEもなく、美しく味わいのある映像で、不思議な童話のような世界。 本当にシンプルで、「あまり多くを語らない」RPGです。 一方、この本の中の物語は、ゲームのコンセプトに沿ってはいますが、非常に多くを語っています。 かなり世界を膨らませてあるので、「あのゲームのノベライズでしょ?」と思っている人にはそれだけじゃないよ、と言いたい。 正しい順序は、ゲームをしてから本です。もちろん。 逆だとたぶんつまらない。 そのへんが、“それなりに”面白い、の理由。
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