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妻に捧げた1778話 の商品レビュー

3.4

145件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2018/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泣ける本というふれこみが強い本だが、じわじわ来るのはそういうことではなく、伴侶との別れが来ることへの恐怖。 大切にしないといけないなと改めて思います。

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2018/09/29

図書館で借りた本。余命1年と宣告された妻のためだけに書いたショートストーリーを抜粋した内容で、SFやエッセイもある。看病日記では無いが、妻の容体と出来事を年表にして夫婦で生きた年表も最後にまとめている。ショートストーリーは活字出版目的で書いていなかったので、極普通の話が多かったか...

図書館で借りた本。余命1年と宣告された妻のためだけに書いたショートストーリーを抜粋した内容で、SFやエッセイもある。看病日記では無いが、妻の容体と出来事を年表にして夫婦で生きた年表も最後にまとめている。ショートストーリーは活字出版目的で書いていなかったので、極普通の話が多かったかな。

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2018/09/02

沁みましたぁ‼︎ 伝わる、愛…情…で、いいのかな。 結局、支えあっている。よ、ね。 章のまとめ方がよくって。 特にラストの章。 想い出の中に少しだけ。 224古い硬貨 1116蝉になる 1680聞いて忘れて下さい

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2018/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説家の夫と、その夫と共に歩んだ妻との営みがあった。街に出かけたり、娘と遊園地に行ったり、俳句を批評しあったり。その一環として夫の書いた小説を読み感想を言うという営みがあった。病気で臥せる配偶者からの一方的なコミュニケーションになりがちであるが、眉村夫妻はそういう時に至っても夫からの働きかけがあったという証である。丁度近親者の葬儀があった時に読んだのだが、自分の死、または配偶者を送る、その時をどう迎えるのか、自分だったらどうするだろうか、どんなコミュニケーションを取ろうかと考え始めるキッカケになった本。

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2018/08/11

余命1年の妻に捧げる1日1話の小説との事である意味感動を求め読んだが、思い出の回想と小説が入り乱れて感動もせず斜め読み。結局、この手の話(妻に捧げた。。。)は本にせず個人的な思い出として留めておいた方が良い。共感も持てず目的が良く分からない??

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2018/07/01

子どもの時に好きだった作家さんなので久しぶりに読んでみた。病気の奥様のために一日一話を書く。エッセイにはしない。必ずお話にする。病気や人の死、深刻な問題、大所高所からのお説教、専門用語の乱発、効果を狙うための不愉快な視点などは避ける。ラブロマンスは書かない。夢物語でも荒唐無稽でも...

子どもの時に好きだった作家さんなので久しぶりに読んでみた。病気の奥様のために一日一話を書く。エッセイにはしない。必ずお話にする。病気や人の死、深刻な問題、大所高所からのお説教、専門用語の乱発、効果を狙うための不愉快な視点などは避ける。ラブロマンスは書かない。夢物語でも荒唐無稽でもいいが、どこかで必ず日常とつながっていること。1347降水時代、1680聞いて忘れて下さいが心に残った。これだけの制約をもうけて、この歳で大変な介護生活の中でよく書けたなあと思った。

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2018/06/25

癌に侵された妻のために、1日一話ショートショートを書くことに決めた筆者。その日々は5年にも及ぶ。 妻のためを思って書いた短編集でもあり、それが全てでもないという筆者の言わんとしているところは何となくわかる気がする。 筆者の本意ではないかもしれないが、個人的にはショートショー...

癌に侵された妻のために、1日一話ショートショートを書くことに決めた筆者。その日々は5年にも及ぶ。 妻のためを思って書いた短編集でもあり、それが全てでもないという筆者の言わんとしているところは何となくわかる気がする。 筆者の本意ではないかもしれないが、個人的にはショートショートそのものよりも筆者がショートショートを書き進める中で、妻の病状も含め、どのようなことを考えていたのかいわばエッセイのような部分に興味が惹かれた。 そして、ラストの短編集で、 ありがとうございました。 また一緒に暮らしましょう。 という言葉に心打たれた。

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2018/06/16

20180615 自分の励みになるように思い読んでみた。夫婦の在り方、相手に何ができるか、色々考えさせられた。一人のために真剣に取り組んだ事は多くの人の心に響く。意図してやれる事ではない点も参考になった。一日一日を大切に生きる。大事にしたい言葉だ。

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2018/06/14

余命一年と宣告された妻のために毎日一篇の話を書き続けた著者。メディアでも取り上げられ読みたいと思っていた本でした。毎日、話を書くのは大変ですし、しかも他人に読ませるレベルのものを書くというのは。  この本に収められているお話はSFっぽいものが多かったような気がします。ちょっとブラ...

余命一年と宣告された妻のために毎日一篇の話を書き続けた著者。メディアでも取り上げられ読みたいと思っていた本でした。毎日、話を書くのは大変ですし、しかも他人に読ませるレベルのものを書くというのは。  この本に収められているお話はSFっぽいものが多かったような気がします。ちょっとブラックなショートショートという感じで読後に余韻が残るようなお話でした。きっと奥さまも毎日のお話を楽しみにしていただろうと思いました。夫婦愛に溢れた本でした。特に最後に書かれたお話「最終回」に著者の気持ちがこもっていました。

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2018/06/04

ガンと闘う奥様のために、また自分のためにも、日々新しい話を作り、それを奥様に読んでもらうということを、最後まで続けられた著者による、その日々の振り返り。実際の話自体は、他の媒体にいろいろと掲載されていて、本書では、奥様の入院から最後までの心境変化などを中心に書かれています。できる...

ガンと闘う奥様のために、また自分のためにも、日々新しい話を作り、それを奥様に読んでもらうということを、最後まで続けられた著者による、その日々の振り返り。実際の話自体は、他の媒体にいろいろと掲載されていて、本書では、奥様の入院から最後までの心境変化などを中心に書かれています。できるだけ正直に、どう思ったのかなど書かれています。 著者の奥様への思いよりも、奥様の著者(それも作家としての著者)の妻であるということの強い拘りがすごいと思わされました。

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