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妻に捧げた1778話 の商品レビュー

3.4

144件のお客様レビュー

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闘病生活を続ける妻の…

闘病生活を続ける妻のために、小説家である夫がしたこと――それは、毎日毎日、妻のために小説を一篇書き上げることだった。そうして書かれた1778話の小説の中から何編かを抜き出し、エッセイとともに紹介しているのがこの本です。最終話などは思わず泣いてしまいます。

文庫OFF

2024/01/21

眉村さんの、小説家らしく、愛する人の夫らしく、奥さんへの愛を込めた物語を描き続けたその姿勢と、最後の一文に込められた精一杯の愛に心を打たれました。 学校の先生がおすすめの本として授業で取り上げていたのを思いだし、手に取りました。 愛のあたたかさと力強さを改めて感じました。

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2023/09/05

感想 愛する人の死を前にして何ができるか。絶望してはいけない。その人が生きた証を残す。文章は適当な曖昧さを持っている。だから美しい。

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2022/09/19

感動できず、途中から流し読みで終えた。 一つ一つの話がピンとこなかった。 この作者のことを知らないのがあるんだろうけど。 ただ、奥さんを深く愛してたのは伝わり、これだけひとりの女性を愛するということは凄いことだなと関心させられた。 なんというか、俺には合わなかったかな。

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2022/08/16

SF作家である眉村卓氏が、癌で闘病する妻に毎日ショートショートを作り続け、読んでもらう、病が進み読めなくなってからは病床で読み聞かせるという、ちょっと通常の不特定多数の読者に向けて書いた物語ではなく、あくまでも最愛の妻に向けての物語。 アメトーーク!の「読書芸人」で紹介されてい...

SF作家である眉村卓氏が、癌で闘病する妻に毎日ショートショートを作り続け、読んでもらう、病が進み読めなくなってからは病床で読み聞かせるという、ちょっと通常の不特定多数の読者に向けて書いた物語ではなく、あくまでも最愛の妻に向けての物語。 アメトーーク!の「読書芸人」で紹介されていた一冊だけれど、たしかに死を目前とした妻に向ける物語という意味では鬼気迫る迫力を感じるけれど、紹介していた芸人たちの手放しでの賛辞が妥当かどうかはちょっと微妙かも。 特に最後の一篇だけ読んでも泣ける、ということに関しては首を傾げざるを得ない。 でもまあ、眉村氏の奥様に対する深い深い愛情については痛いほどよくわかった。

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2022/08/12

最後、泣きました。 眉村さんがどれだけ奥さんのことを想っていらしたか、そしてお二人がどれだけ望ましい関係であられたかがよくわかりました。 一日一話の物語をすべて読んでみたいです。 単純に眉村さんの書く話がおもしろい。 この本に収録されているものの中では、「ある書評」「書斎」「秒読...

最後、泣きました。 眉村さんがどれだけ奥さんのことを想っていらしたか、そしてお二人がどれだけ望ましい関係であられたかがよくわかりました。 一日一話の物語をすべて読んでみたいです。 単純に眉村さんの書く話がおもしろい。 この本に収録されているものの中では、「ある書評」「書斎」「秒読み」などが読んでいてとてもワクワクしました。 読んでいる途中はSF作家なんだ!ぐらいに思っていましたが、 眉村卓さんは「ねらわれた学園」の原作者なのか! 現代版のアニメ映画しか観たことありませんが、これはいいきっかけになりそう!

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2022/04/23

長年寄り添った夫婦の気持ちはわからないが故に、この本の評価も低くなってしまった。 ただ、「自分の祖父母もこれほど互いのことを思い合ってるのではないか?」とは思う。心では、「パートナーに対して何かしてあげたい!」という気持ちを持っているのかもしれない。 これは俺がパートナーを持...

長年寄り添った夫婦の気持ちはわからないが故に、この本の評価も低くなってしまった。 ただ、「自分の祖父母もこれほど互いのことを思い合ってるのではないか?」とは思う。心では、「パートナーに対して何かしてあげたい!」という気持ちを持っているのかもしれない。 これは俺がパートナーを持つ、かつ数十年寄り添わなければ、わからない気持ちだろう。 「人と人がお互いに信じ合い、共に生きてゆくためには、何も相手の心の隅から隅まで知る必要はないのだ。生きる根幹、目指す方向が同じでありさえすれば、それでいいのである。」 これは長年連れ添ったパートナーがいる人でしかわからない思考だろう。だが、一部わかることも自分にはあった。

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2022/01/17

長年連れ添ってきた最愛の妻ある日突然余命1年と宣告されたら… 小説家である夫は余命1年と宣告された妻に、1日1篇お話を送ります。日に日に衰弱していく妻の最期の時まで、1778話という莫大なお話を書き続け、1番最後のメッセージは夫婦だからこそわかる長年の絆が見えました。お話の間に書...

長年連れ添ってきた最愛の妻ある日突然余命1年と宣告されたら… 小説家である夫は余命1年と宣告された妻に、1日1篇お話を送ります。日に日に衰弱していく妻の最期の時まで、1778話という莫大なお話を書き続け、1番最後のメッセージは夫婦だからこそわかる長年の絆が見えました。お話の間に書かれている奥さんとの思い出話はフィクションではなく実話だからこそ情景が鮮明に見え、素敵な夫婦がまた一緒に暮らせる日が来ることを読み手までもが願ってしまう、そんな愛であふれている作品です。

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2022/01/13

飛び飛びで読んでもたからか、そんなに感動はなかったな。 この作家自体のことをしらなさすぎるのか、商業レベルの基準もよくわからんかった

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2022/01/12

話を聞いたときロマンチックだなぁと思ってた。 ちょうどつれあいが大手術したばかりだったのでいずれ自分にも襲いかかってくる事柄なんだなとヒシヒシ感じながら読んでいたら体調崩す、というオマケがつきました涙。 外観が遮断され非日常が日常になり日々を恐れつつ必死に過ごす。しんどい。 自分...

話を聞いたときロマンチックだなぁと思ってた。 ちょうどつれあいが大手術したばかりだったのでいずれ自分にも襲いかかってくる事柄なんだなとヒシヒシ感じながら読んでいたら体調崩す、というオマケがつきました涙。 外観が遮断され非日常が日常になり日々を恐れつつ必死に過ごす。しんどい。 自分が同じ境遇ならどうやって過ごすのだろう。答えが出ない。

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